高 圧 洗 浄
塗装をする面の汚れやホコリ・藻などを洗い流し、よく乾燥させます。
鉄面に関してはケレンの後に高圧洗浄を行うと、再びサビが発生してしまうので、
しないほうが良いでしょう。
鉄面がひどく汚れている場合はケレンの前に高圧洗浄をする場合もあります。

パ テ
塗装される表面にある穴・ヒビ・深い凹みを埋めます。通常ヘラでします。

コ ー キ ン グ
充填剤。ヒビやつなぎ目、隙間を埋めたり、コーキングのやり直しで使います。

ケ レ ン
旧塗膜の浮きや剥がれを除去せずに錆止めや鉄部用塗料を塗っても
耐久性は期待できず、油分や汚れが付着していると
塗装の密着が悪くなってしまいます。
塗装する前に施工箇所の状況を把握し、どのようなケレンを行うか判断し、
適切な処理をしないと再びサビが発生してしまいます。

ケレンはとても重要なのです。

ケレン

種類 
 劣 化 状 況  作 業 内 容  使 用 す る 工 具
 1 種
ケレン
サビによる腐食が
非常に激しく、
塗膜があまりない状態
旧塗膜、サビを完全に
除去して光沢のある
鉄面にする
・ ショットブラスト
・サンドブラスト
・酸洗い など
 2 種
ケレン
サビによる腐食が
著しく、塗膜が劣化
している状態
・旧塗膜、サビを全面除去
して鉄面を露出させる
・活膜は除去しない
・ディスクサンダーなどの電動工具
・スクレーパー
・ワイヤーブラシ などの手工具
 3 種
ケレン
活膜が多い場合でも
部分的に劣化やサビが
発生している状態
・旧塗膜、サビを除去し、
鉄面を露出させる
・劣化していない塗膜は
そのまま残す
・スクレーパー
・ワイヤーブラシ
・皮スキ などの手工具
 4 種
ケレン
塗膜があり、汚れや
チョーキングが発生
している状態
汚れや粉化物を除去し、
清掃する
・ワイヤーブラシ
・サンドペーパー など



                                         

☆ 下地処理・素地調整 ☆