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コンサートレポート

concert report

[コンサートレポートその1]

LONG TIME NO SEE演唱會 2002.10.11

前から7列目で見ていた割にはカメラが古かったので、あまりいい写真が撮れなくてすみません!雰囲気だけでもわかってもらえたら嬉しいです。

♪再遇のメロディに乗せて、黒いスーツでステージまん中からせり上がってきたクリスは♪再遇のサビの部分から歌い出した。♪Oh 〜與イ尓再遇又如何〜 Oh 我怕再進入旋渦〜
それだけで会場はすごい歓声。本当に『再会(再遇)』できて、みな嬉しそう!
久しぶりに雑誌で見たクリスはちょっと老けた(年相応?)ようにも見えたけど、ステージに登場してきた彼は衣装やヘアメイクのせいか若返っていた。髪も少し茶色に染めて、全体を立たせてました。
これも悪くないけど、個人的には普通にしているさらさらの黒髪が好き。クリスは以前よりほおもすっきりとし、男っぽく大人っぽくなって帰ってきた。

2曲目は挨拶代わりの新曲、♪好久不見
2〜3曲続けて歌ったあと、「こんにちは!久しぶり!」の挨拶。「う〜ん、暑いな」とジャケットを脱ぐと、きゃ〜っ!スタッフが出て来て、ジャケットを受け取り、ベルトをしてあげていた。その間もクリスはしゃべってました。
その後も次々とヒット曲を歌っては楽しいおしゃべり。(だと、思う。)
ステージまん中に白い椅子が登場して劉徳華(アンディ・ラウ)のために作った曲、
♪一個人睡をしっとりと。次の♪伴侶では、観客の近くの花道を歩きながら熱唱し、そして衣装替えのために一旦引っ込む。

同じ黒のパンツで、内側にスパンコールがついているものに、白いジャケットに右肩にバラの飾り。ステージ中央からピアノと共に林敏怡(バイオレット・ラム)が登場。彼女の弾き語りで譚詠麟(アラン・タム)の♪幻影。これがたまらなく良かった。個人的には私の一番好きなアランの曲。
歌のあとバイオレットとクリスのやりとりはかなり楽しそうだった。でも何を話しているかわからなかったのが残念。出て来た時と同じように彼女はステージの奈落へと降りて行く。

すると今度はコーナーステージから湯寶如(カレン・トン)が背中ががっぽりあいた黒いドレスで登場。オリジナルはビビアン・チョウとの合唱の♪情未了をデュエット。
次には別のコーナーから劉小慧(ウィニー・ラウ)が黒のロングのワンピースで登場。
ここでステージ上方のスクリーンでクリスの若かりし頃の映像が流されてみんなで大受け。
観客から指をさされて黎瑞恩(ビビアン・ライ)がフォーカス。久しぶりの『寶麗金小三妹』(ポリグラム3人娘)が揃ったということで、客席にいる黎瑞恩も揃って4人ではい、チーズ!湯寶如は帰る階段を2回も間違えながら退出。

今度は劉小慧とのデュエット。でもその前に彼女の娘が花束を持って登場。母親に催促され、「哥哥!」と言いながらクリスに花束を渡す。一節だけお母さんと歌って逃げるようにステージを降りて行きました。劉小慧との合唱は♪教我如何不愛他
彼女は歌い終わったあともクリスと手をつないだままおしゃべり。手をぶらぶらさせていたら、そのうちブレスレットが吹っ飛んだ!でも彼女は「私は帰り道はわかるわよ〜」とクリスがブレスレットを拾って渡そうとしてるのも構わずそそくさと帰って行きました。久しぶりのハイヒールで、裾を踏んだりとちょっとドジなお姉さんだった。

客席で見ていた黎瑞恩はクリスを香港に呼び寄せた張本人。どうやらそのことでクリスが感謝を述べているらしく、客席からすごい拍手が彼女に送られ、彼女は照れまくってました。そしてそのうち無理矢理ステージに上げられてしまいました。ステージ前には柵があるので、それをスタッフとクリスに助けてもらい乗り越えて来ました。確かに彼女はステージにあがるような格好(いわゆる『衣装』っぽい服装)ではなかったけど、「歌は絶対にだめ!」と強く拒絶していたわりには、きちんと合唱してました。彼女がステージからおりる時に「僕も一緒に行くよ〜」と追い掛けてるようにして衣装替えのために一旦さがる。

今度はボアの付いた黒のバックスキンのジャケットに黒のシャツ、それに横に赤いラインの入った白いパンツ。♪沒結果的一些感情の時には皮張りの椅子が登場して、クリスはちょっと色っぽい感じで歌ってました。途中でジャケットをはだけさせ、シャツのボタンを少しはずしたり…。3曲歌ったあとまたステージからさがる。
男性が出て来てアカペラで♪AMAZING GRACE。すごく声量があって素晴らしい歌でした。
シンガポール出身の姉妹デュオ2Rと一緒に中央から登場して、ちょっと振りをつけながら、
♪若生命等候。衣装は黒のデニムっぽいパンツ、黒のベストに、ベージュのバックスキンのジャケット。3人でやはりまん中の奈落から消える。

今度は女性歌手がイーグルスの♪Desparadoを歌いながら登場。そして、クリスがその曲に触発されて作った♪女尓最喜歡的歌。ステージ中央から出て来たクリスは巨大なミラーボールを従えていた。さっきの衣装でジャケットだけ脱いで赤と紫を基調としたスカーフとベスト姿に。いや〜二の腕がすごいぞ!
♪Hello, Merry X’mas♪My babyと続いて、衣装替えのためまたさがる。後半、やたら衣装替えが多いような気がした。

そして白のシースルーのシャツを着て登場した彼は、風とスモークの演出で肌を露出しながら(!)、♪今夜可否留低を色っぽく歌う。最後にはシャツのボタンは全部はずしてしまうわ、えびぞってしまうわ、で近くで見ている観客からは黄色い声が。
私はななめ後ろから見る形だったので、正面から見た〜い!と思ってました。クリスがこんな色っぽい演出をするとは思いませんでした。すてき〜
でもこれは1曲で終わり。全くMCもないまま歌っただけでそそくさと引っ込む。本当は本人も恥ずかしかったのかな?!

下は同じデニムのパンツのままで、上は素肌に赤いジャケットで♪難忘記。ステージ中央からピアノと共に李樂詩(ジョイス・リー)が登場。彼女のピアノで♪終有一天感動イ尓♪明天我要嫁給イ尓を合唱し、彼女だけの曲♪用心良苦の間にまた衣装替え。

紫のストライプのベストにストリート系のだぼっとしたパンツ。ここで握手タイム!
クリスが翻訳をした漫画のキャラクターTom Tomのぬいぐるみを配りながらの握手。本人はとても楽しそうでした。私の席の近くのコーナーステージから握手を始めるクリス。カメラの電池が切れてせっかくのシャッターチャンスは逃したけど、何とか握手はしてもらえた!
もう行ってしまいそうな感じだったところに、一生懸命手を差し出して、なかばこっちから無理矢理(?)手を掴んで握手しました。ちょっと驚いたような表情で振り向きながら私の顔をしっかり見てくれた♪
91年に初めて彼のことを知ってファンになって以来、こんなことが起こるとは夢にも思わなかった。生で歌が聴けるとか、生の姿を見れるとか、まして握手ができるとか。本当に夢のようです。そして初めて近くで見るクリスはかわいかった♪

握手タイムのあとMC中にクリスの衣装用の時計がはずれてしまったので、スタッフにも助けてもらってはめようとしたけど諦めて、どうやらプレゼントすると言い出したみたい。
たくさんの人が「欲しい〜!」と手を挙げるけど、誰にあげるか決めかねたクリスは、何やら条件を出した様子。急に「1、2、3、4、」と数を数えはじめると、1人の女性ファンが飛び出して来て、クリスに抱きついた!彼女は粤劇の一節を歌って見事時計をゲット。

♪I believeのあとバンドのメンバー(ギターとベース)2人をステージ中央によび、自らもギターを抱え、♪青葱歳月。これがとってもすてきでした。ギターを披露してくれたのはこの1曲だけだったけど、次もやはりアコースティックの曲、♪蝶戀花

いよいよフィナーレに突入。
最後の衣装替えは白のジャケットに白のシャツ、黒のパンツ。しっとりした曲が3曲続き、会場の雰囲気も盛上がっていく。
♪雨中的戀人們では、水色の薄い布が風に吹かれて、あたかも雨が降っているような美しい演出
今日の最後の曲と紹介しながら、何となく声が震えているよう。ラストソングに相応しい、
♪珍惜這一晩。彼はどうやら泣いているみたい。間奏では涙を拭ったり、鼻をすすったり。双眼鏡で覗いてみると、目は真っ赤になっていた。それでも最後までしっかり歌は歌ってました。

アンコールの声はすごかった。会場全体が一体となって「アンコール!」
クリスは茶系のシックなスーツで再登場。アンコールが始まるまでに少し時間があったにも関わらず、まだ涙は止まらないみたい。私たちファン全てがクリスに言いたくなるような、
♪請イ尓回來。大ヒット曲の♪傷感的戀人♪不捨也為愛と続き、スクリーンには昔の映像が流れていた。
最後の最後は「ありがとう!」の挨拶も涙声。耐え切れずにかなり泣いている様子。最後の
♪再遇では2回もつまって歌えなくなってしまうほど。間奏では憚らずに思いっきり涙を拭ってました。シャボン玉が浮かびとてもきれいなステージ。最後は紙吹雪に紛れて、ステージ中央から消えていくクリス。「行かないで〜!」「いつ戻ってくるの?」とファンの叫び声。感極まって泣いているクリスの姿に感動しました。
本当にすぐに戻ってきて欲しいです。
今夜このステージを見ることができて本当に幸せだと思います。
感動的な夜をありがとう!