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コンサートレポート

concert report


[レポートその9]

《變幻》簽唱會 2011.9.4


約1年ぶりの香港となったクリスがニューアルバム《變幻》発売記念のサイン会を開催。去年サイン会をやったのと同じ場所。
アルバムはサイン会の2日前の9月2日発売。サイン会は2時からだけど、1時からCD持参した人に先着で参加券が配布されるという。当日は300人ぐらい集まってました。
1年ぶりの香港だけど、たくさんのファンが集まり、クリスも喜んでいたようだった。来年25周年記念コンサートをするそうです。
1時にイベント会場に行き、目の前のCDショップでポスターなどを見て、興奮。お店にはずら〜っと《變幻》がディスプレイしてありました。見知った顔のファンに会い、みんなと挨拶。「え〜!来てたの?」と驚かれ、「当たり前じゃん!だってクリスだよ〜」と答える私。コンサートではなく、単なるサイン会だからまさかわざわざ来るとは思っていなかったのかな。参加券配布が終わって、なんとなく場所取り。会場はショッピングセンターの最上階にあるイベント広場みたいなところでした。
ステージは広場の中央ではなく、左寄りに設置。でもステージ正面はカフェになっているので、イベント目的の人はあまりそこからは見られない。カフェから見るのが正面でいいんだろうけど、ステージ前正面にはマスコミも多数いて、とても見づらい。右側はスペースが多く、集まってるファンも多いけど、ステージからははずれちゃって、かなり右寄りになってしまう。でもそこから見るしかないようなので、適当に場所を確保。最初は2列目にいたんだけど、なぜか最前列の人たちが移動してしまった。そのまま前に詰めちゃっていいのかどうか迷ったけど、特に「戻ります」とか「(場所を)とっておいて」とか何も言われなかったし、全部荷物も持って行ってしまった。香港の友人も「いいんじゃない?」っていうので、最前列をゲット。ステージを横から見るような位置ではあったけど、最前列ならよく見えそうだから、ここにしました。実はこの場所をゲットしたのは正解だった!

右奥にスタッフが出入りしてるところがあったので、そこからクリスが出てくるのかと思いきや、ファンの後ろから現れた。しかもまだ1時半!あれ?2時開始じゃないの?
そのまますぐにマスコミの囲み取材。クリスは小柄なので、記者に囲まれて見えないよ〜イベントが始まれば見えるんだけど、やはり早く見たいよね。
ニューアルバムのジャケットでは金髪で少し長めの髪だったけど、実際に現れたクリスは髪を切り、黒くなっていた。衣装もカジュアルで黒のポロシャツにジーンズにスニーカー。でもひとつひとつは派手だったりする。黒のポロシャツも前から見るとシンプルなんだけど、背中には蛇(?)の派手なイラスト。ジーンズのお尻のポケットには豹が描かれているし、スニーカーも銀色の柄が入っている。派手なんだか地味なんだかというお衣装でした。
囲み取材のあとはステージに上がり、看板の前でフォトセッション。でもマスコミがいっぱいで私たちファンはとても撮影できる状態じゃない。マスコミのカメラマンの隙間からクリスを覗くことしかできない。フォトセッションが終わるとステージを降りたので、取材は終わりかと思ったら、なんとクリスは私の目の前に立った。ファンの前に立って、ファンと一緒に写真撮影ってことらしい。緊張しちゃったけど、明日の新聞に載っちゃうから、必ずゲットしなくきゃ〜
クリスがこっちに向かって歩いてきたけど、私にはまったく気付いていない様子。すぐ目の前というか隣に立った時に声をかけたかったけど、写真撮影の邪魔になると思い、我慢。写真撮影が終わって、観客の方に向き直った時にちょっと手を振ってみたら、やっと私に気付いてくれて、「おぉ〜」ってちょっと驚いた顔をしていた。やはりサイン会ぐらいで来るとは思っていなかったのかな。

写真撮影が終わったら、今度はテレビのインタビュー。なんとまた私の目の前でやっていた。ファンに背中を向けてやっていたし、マイクは会場のスピーカーを通していたわけではないので、どんな話をしていたのかは全く聞こえなかった。聞こえたとしても意味はわからなかっただろうけどね(笑)
2社のインタビューを終え、右の方で控えていた。まだ少し時間があったので、ここで2時まで待機してるのかと思ったら、司会が紹介を始めた。時計を見ると1時50分ぐらいだった。2時だと思って来た人は最初の1曲は見逃しちゃう?!紹介され、ステージに向かう時に観客に手を振りながら歩くクリス。私にも手を振ってくれた!(と信じてる/笑)ステージでは司会の女性としばしおしゃべり。何を言っていたかよくわからない。「さっきからクリス、クリスって僕にも中国語の名前があるんだよ」と言っていたのだけはわかったんだけど、"クリス"じゃダメなの?
クリスはご機嫌で、しゃべってる最中もあちこちに手を振っていた。司会が引っ込んだあとも何やら一人でしゃべっていた。「これから何を歌うと思う?当てた人には何かあげるよ!」と言っていたけど、アルバムの宣伝なんだから、当然ニューアルバムの中の曲でしょう。1曲目は
♪山伯でした。久しぶりに、しかもこんな近くで聞くクリスの生歌にうっとりだわ。いつ聞いてもいい声だよね。つくづくそう思ったわ。この歌の途中には語りみたいのが入るんだけど、そこではクリスは口パクみたいにして遊んでいた。
2曲目を歌う前にまたおしゃべり。「今日は集まってくれてありがとう。見知った顔がたくさんあるね」というようなことを言っていた。そしてなんと「日本のファンが来てるのを見かけたけど、うれしいね」と言い出した。「I'm happy to see friend from Japan」と言ってくれた。きゃ〜っ!嬉しい。ありがとう♪こっちを向いてくれたので、手を振ると、クリスも手を振り返してくれて「How are you?」と言ってくれたよん。
そして「あとはえ〜と、尖沙咀と上環と....」とジョークで適当に香港の地名を言ってました。いろいろ顔見知りのファンがいるってことを言いたかったんだと思う。するとカフェ側にいた台湾のファンも台湾から来たとアピール。クリスは「えっ?台湾から来たの?台湾のファンなんて初めてだなあ。え?そんなにたくさん。わお!」と嬉しそう。北京語に切り替えて、少ししゃべってました。

「さあ、次の曲は何だと思う?」と聞いたけど、あまり答えるファンはないし、次は
♪門面に決まってるでしょう。「僕が自分で紹介しちゃっていいの?」とスタッフに確認して、自分で紹介してました。ステージは左寄りにあるし、ここは最上階で窓ガラスは大きくて日当たりがいいので、とても明るくていいけど、私の位置からはクリスが逆光になってしまい、横顔が暗くてよく見えない。こっちを向いてくれた時だけ顔がちゃんと見えるって感じ。時々こっち側にも気を使ってくれて、ステージのはじっこまで来て歌ってくれた。
歌の後、Facebookに残してくれたコメントのコンテスト?みたいのがあり、いいコメントを残してくれた人を紹介。実際のコメントを5位の人から読み上げていた。クリスは自分が知ってるファンがいると、「この人知ってるよ」とか言いながら、読んでました。私にはどれも聞き取れなかったけど、1位に選ばれた人の文章はとても詩的に聞こえた。まるで漢詩でも読んでるみたい。クリスの読み方もとても上手だったのかもしれない。1位の人が代表してステージに上がり、ポスターと賞品をもらっていた。彼女はまだ2歳ぐらいの息子をだっこして登場すると、クリスは「君が書いたの?」と男の子にマイクを向けたので、場内爆笑。2位以下の人も横に控えていたので、本来は賞品を渡す予定だったけど、時間がなくて1位の人だけになっちゃったのかな?

クリスは「何かプレゼントがあるんだよね?」とスタッフに確認し、ポスターをお客さんにあげるんだけど、数に限りがあるからどうしようってことになった。どうやらクリスが号令をかけて、早く手をあげた人にあげるって言ったらしい。なんだかわからないけど、友だちに促されて私も手をあげてみた。でもクリスは「ほら!(こんなにたくさんいて)どうやって選んだらいいんだよ。(スタッフに向かって)君が選んでよ!」と困った様子。誰を選んでも選ばれなかった人に文句言われそうだもんね。それで「そうだ。これから歌う歌を当てた人にあげよう」というになった。「もう音楽をかけていいよ」とパフォーマンスに戻った。このあとヒット曲をメドレーで5〜6曲歌ったんだけど、スタッフは曲名が書かれた紙を見ながら、手をあげた人を指して、曲名を言ってもらい、当てるとポスターをあげていた。「まだポスターある?じゃあ、次の曲!」と次々に歌っていたけど、ポスター取りに夢中になってる人たちは歌をちゃんと聞いてないんじゃないかな。だってメドレーだから1曲は短くて、歌を歌ってる最中にあちこちで手をあげて、答えてもらってポスターをあげていたんだもん。私が見ていたサイドが人が多かったせいもあって、こちら側のファンばかりがポスターをゲット。不公平になると思ったクリスは歌いながら、カフェ側の方を指差して、スタッフに「こっちのファンも当ててあげて〜」と指示していた。私なんて曲はわかっても曲名までは思い出せないし、覚えていたとしても正しく発音できません。ということでポスターはゲットできず。このポスターはこのページの一番上に貼ってあるイベント告知のポスターだったと思います。ニューアルバムのポスターとは別デザイン。

メドレーのイントロクイズ(?)はかなり盛り上がりました。最後は♪最佳男配角をフルコーラスで歌ってくれました。ずっとステージの上で歌っていたクリスは、私が見ていた側の方がファンがたくさんいるのに、端になって見にくかっただろうと思ったのだろうか。歌の途中で突然ステージから降りてきて、なんと写真撮影の時と同じく、また私のすぐ横に来てくれた。しかも「座っちゃおうかな」と柵に座って歌ったので、本当に私のすぐ横。あまりにも近すぎて、体を後ろにそらさないとクリスの顔が見えないほど。決めのところで「はい!」とファンにマイクを向けたので、みんなで歌ってました。柵に座ったまま歌っていたクリスは一度後ろに体を預け過ぎて、バランスを崩して降りちゃったんだけど、実はその時、私は足を蹴飛ばされた(笑)座り直してまた歌い続けてました。そのうち降りて今度はカフェ側に行ったので、そっちにもサービスするのかと思ったけど、中央まで行って、握手をしながらこっち側に戻ってきた。私も握手をしてもらい、最後はステージに戻って終了。

ステージには司会が出てきて、ニューアルバムについてお話。カナダでレコーディングしたとか、三部作になるので、もう1枚発売することを話してました。ファンの代表がケーキを持って登場。来年デビュー25周年記念コンサートを開くということで、そのお祝いに用意しました。ケーキには「2」と「5」の大きなろうそくがあり、「25周年か。52(歳)かと思ったよ。僕まだ52歳になってないのに〜」(クリスは今年50歳)ケーキを見せてポーズして、ケーキ入刀。このあと一旦ステージを降りて、またテレビ局の取材を受けて、再びマスコミの要求に応えてフォトセッション。この時にカメラマンの一人が看板の前に立って、腕を組んだり、腰に手を当てたりして、ポーズの見本を見せたので、場内爆笑。司会も「これからクリスがポーズを取りま〜す」なんてマイクで言っちゃったので、クリスも笑いながらポーズ。照れかくしなのか、ちょっとふざけたポーズもやってました。

いよいよサイン会開始。開始の際に「時間の都合上、今日はツーショット写真はありません」とアナウンスがあった。すでに列ができていたけど、参加券があれば参加できるので、急がなくてもいいやと少し見学してから並び始めました。私は友人の分も含めて3枚にサイン。すると一緒に並んでいた友人が「3枚もサインするなら少し時間がかかるから、写真を撮ってあげるから、カメラ貸して」と言ってくれた。でも実際に自分の番になると緊張して、カメラのことなんてすっかり忘れた。あとでSDカードの中を見ると握手しているところを友人は写してくれていた。私がカメラの方に向いたら、無理矢理ツーショット写真になったんだろうけど、私はクリスの方を向いてるから、腕しか写ってない(笑)
どうやら時間がないらしく、クリスはひたすらテーブルに向かって、目の前に出されたCDにサインをしていた。サインだけして返されそうになった時に、私は名前を書いてもらいたかったので、「あ〜!」と声を出したら、「え?間違えた?」とやっとクリスが顔をあげてくれた。「名前を書いてほしいんです」と言ったら、(私は広東語で言ったのに)なぜかクリスは英語で「ごめんね。時間がないから名前を書いてあげられないんだ。もし時間が余ったらもう1巡するから」と申し訳なさそうな顔をしていた。仕方ないのであきらめて握手だけしてもらいました。スタッフからすぐに降りるように促されて、あっさり終了。プレゼントを本人に手渡すこともできなかったので、スタッフに「彼に渡してください」と預けてきたよ。

自分の番が終わって、見学していると、どうやら強引にツーショットを撮る人もいたし、ニューアルバム以外のCDや旧作のレコードなどを持ち込んで、ついでにサインをもらってる人もいた。え〜ずるいじゃん!ってちょっと思ったけど....。最後の方でツーショット写真を撮ってる人がいて、列が短くなったために、それがよく見えちゃったのよね。それですでに終わったファンからブーイング。そりゃそうだ。最初に「ツーショットはなし」とアナウンスがあったんだから。名前を書いてもらってる人もいたみたいだけど、ずっと見学していた友人によれば、最初はもう少しゆっくりやっていたみたい。後半もちょっと時間に余裕を持たせてやっていたらしく、どうやら中盤でサインしてもらった私は一番急いでやっていた時間帯だったかも。

サイン会が終わったのは3時半。残り30分は何をしてくれるのかなあって思ったら、これで終了だった。ステージから降りる間際、ファンのためにちょっと立ち止まり、写真を撮る機会を与えてくれたけど、私は立っていた位置が悪くて、撮り損ねた。右奥から帰るのかと思ったら、またステージ中央に戻り、結局出てきた時と同じように、広場の真ん中を突っ切って帰って行きました。その時になんとか握手してもらったら、「来てくれてありがとう」と言ってくれた。結局私は3回も握手をしてもらいました。

1年ぶりだったけど、ファンはたくさん集まったし、クリスも嬉しそう。来年の25周年記念演唱會には絶対行きたい!
では、明年見!

〔おまけ〕

実はイベントのあとにとてもラッキーなことがあった。会場になったショッピングセンターには隣接したホテルがある。今まで何度か宿泊したことがあったので、ロビーの上の階に誰でも(宿泊者以外でも)自由に使えるPCがあるのを知っていた。前回香港に来た時も宿泊してなかったけど、そこのPCを使って、帰国便のweb check-inをして非常に便利だった。今回もイベント終了後についでにPCコーナーに立ち寄って、web check-inをしようと思っていた。
私はわりと歩くのが早いので、カフェを突き抜けて、脇目も振らずに奥のPCコーナーに向かってスタスタと歩いていた。ところがPCコーナーに到着して、ふと後ろを見ると、友人がついてきてない。あれ?と思ってると、「クリスがいるよ〜」と呼んでいる。え?まさかクリスがいる????カフェのところまで戻ると確かにクリスがいる!!!にこにこ笑ってこっちを見ている。
私はかなり動揺したけど、サイン会ではツーショット写真が撮れなかったので、とりあえず「写真を撮りたいんですけど」と言うと、最初クリスは「ここは人も多いし.....」みたいに言っていた。でも最後は「いいよ」と快諾してくれた。近くのソファーに荷物を置いて、友人にカメラを預けて、サイン会で名前を書いてもらえなかったからとCDも用意して、クリスの方に向き直り、どこで写真を撮ろうかと思ってると、クリスは自分の隣のソファーをポンポンと叩いて、座るよう勧めてくれた。まあ、たぶんクリスは立つのが面倒だっただけだろうけど、隣のソファーに座らせてもらってラッキー♪
友人二人がそれぞれカメラを構えたので、クリスは「どっち見ればいいの?」と聞いてきたので、一人ずつ撮るようにしました。そのあとCDに名前を書いてもらおうと思って、サインしてもらったところを見ると、黒っぽいので、黒のペンじゃダメじゃん!と思い、「ちょっと待って!」と思わず日本語で言ってしまい、荷物のところに戻ると、クリスも「チョットマッテネ〜」と日本語で言って笑っていた。ここで私は慌ててしまい、かなりばたばたしたもんだから、友人から「落ち着いて〜」と言われてしまった。
シルバーのペンを用意して名前を書いたもらったけど、このペンのインクははじけてしまう。「あれ?さっき(サイン会)と違うペンだね」と言いながら書いていたけど、どう見てもちょっと触ったら、消えてしまいそう。スタッフがサイン会で使ったペンを出してくれたので、「ここに(もう一度)書いて」と空いてるスペースを指差すと、「え〜!(2つも書いたら)ヘンだよ!」と渋る。クリスはちょっと考え込み、「よし!」とさっき書いた上からなぞって書いてくれた。眉間にシワを寄せ(?)、かなり慎重に書いてくれました。

書き終わるとクリスは「この歌聞いたことある?」と突然♪チャラララ〜と鼻歌を歌い出した。私は日本のアーティストの歌なんて知らないし、ましてや最近のなんて全然。2回ぐらい歌ってくれたけど、私が首をかしげていると、私の友人(同行してくれた日本人)にも「君はわかる?」と鼻歌を聞いてもらった。でも彼女もわからない。私が「それって日本の歌?」と聞くと、クリスはちょっと照れ笑いをしながら、「実は30年ぐらい前の歌なんだよ。日本のドラマの主題歌なんだ。ドラマだけど、マンガが原作で....。知らないかな?」私も友人も「さあ?」って顔をしたまま。すると「ラブストーリーで、女の子が外で雨に降られると、男の子が現れて......」と一生懸命ドラマの内容を説明し、「知らない?面白いドラマだったんだよ。この曲は大好きで歌いたいんだよね」と言っていたけどやはりわからない。「タイトルは?」と聞くと、「"荳寇年華"っていうんだけど、たぶん日本語とは全然意味が違うと思う」とのこと。その場で友人がiPhoneで検索してくれて、1枚のモノクロの画像を見せると、「違うよ。カラーだった」と言うので、別の画像を探し出してきたけど、それも違った。すると「最近は何か面白い番組ある?」と聞いてきたので、私は「さあ、わからないなあ」と言うと、「君はテレビを見ないの?」と言われたので、「ええ、あまりテレビは見てないですね」。またここで私の友人にも同じことを聞いていたけど、彼女もあまり最近のテレビ番組には詳しくないらしく、わからなかった。そういえばクリスは『姿三四郎』や『Gメン'75』も好きだったと言っていた。

今思えば、もしかしてクリスは日本からわざわざ来てくれた私たちに気を使って、日本のことを話題にしてくれただけで、本当は特に日本のテレビ番組のことを知りたかったわけではなかったのかも?それにしても30年も前に見たテレビドラマのことをこれだけ鮮明に覚えてるってすごいなあ。

私は、「そうだ!来年の演唱會のことを聞かなくちゃ」と思い出し、「来年コンサートがあるんですか?」と聞くと、「あるよ。3月」と教えてくれた。予想より早かったので思わず「え〜!」というと聞き取れなかったと思ったのか、英語で「March」と言い直してくれた。そして「たぶん20日とか21日とかそのあたりになると思うよ」とも言っていた。アルバムのポスターには『世界巡回』と書いてあったので、香港以外、おそらくはカナダでもやるんだろうなあと思い、「他の場所は?カナダとか」って聞いたら、一瞬沈黙したあと「カナダは....たぶん5月ぐらいになると思う」と教えてくれた。
そのうち一人の女性が「すみませ〜ん!遅くなりました」と駆け込んできた。どうやらクリスたちは彼女を待っていた様子。打ち合わせがあるんだと思ったので、「お邪魔しました。ありがとうございました。じゃあ、来年会いましょう!」と握手をして席を立ちました。

そうこうしてるうちに友だちがさっきのドラマを探し当てた!PCのところに行って、本来の目的であるweb checkinを済ませ、ついでに主題歌が入ってるCDもチェックして、見つけました。なんとかクリスにこの曲で合っているのか確認しなくちゃと思い、近くのテーブルで待機。友人が探し当てた音源を聞かせてもらったら、さっきのクリスの鼻歌と同じだから、たぶん間違えないでしょう。
さっきの女性とは打ち合わせではなく、取材でした。彼女はクリスの話を聞きながら、一生懸命ノートにメモってました。何を話していたのか聞こえなかったけど、時々楽しそうに笑ってました。そのうちこのインタビューはどこかの雑誌に掲載されるのかな。

インタビューは1時間以上やっていたかな。私たちはすぐ近くのテーブルでクリスを眺めてました。実はほかにもファンがいて、彼女たちは私たちよりも先に来てずっとクリスの傍らのテーブルにいたみたいです。インタビューが終わると彼女たちも私と同じようにサインしたCDに名前を入れてもらってました。クリスはそろそろ帰ってしまいそうな感じで、私は慌てて呼び止めると「ちょっとトイレ」と扉の向こうに行ってしまいました。ほどなく戻ってくると、グループできていたファンたちが2組に分かれて、集合写真を撮ってました。今度こそ帰っちゃう〜と思って、追いかけるとスタッフから「写真は終わり」みたいに言われてしまった。そうじゃないよ〜と言いたかったけど、そんな余裕はない。なんとか追い付いてクリスの肩をつついて、立ち止まってもらい、曲を聞いてもらいました。「そうそう、これだよ!聞いたことない?ドラマは本当に面白かったんだよね」と言い、去って行きました。

今回のサイン会は時間がなく、ツーショットはダメだし、名入れもしてもらえなかったので、ちょっとがっかりしていた。でもイベント後に遭遇するという幸運に恵まれて本当に良かった。来年3月にコンサートがあることもわかったので、今から楽しみ♪