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映画及びTVドラマ

films & TV drama


歌手が専業のクリスは他の香港明星たちと違ってほとんど映画やドラマに出演してません。香港電台のDJ時代にはラジオドラマに出演し、時には舞台もやっていたみたいですが。


〔映画:電影〕
〈愛人同志〉『野獣戦線』1989年  (日本版DVD2004年9月発売)
←クリスは劉徳華の友人役で結構出番も多いというのに、なぜかDVDのジャケットのクレジットにクリスの名前はない。

公開当時地下鉄の駅に貼ってあったポスター。

監督
黄泰來(テイラー・ウォン)
出演
劉徳華(アンディ・ラウ)鍾楚紅(チェリー・チェン)成奎安(シン・フイオン)陳淑蘭(チャン・シュクラン)
故事
新聞社に勤めるアンディは編集長の命によりベトナム取材に出かけ、そこで美しい通訳の中国系ベトナム人女性、チェリーと出会う。反体制の学生運動を取材しようとした彼は、デモを見学してる時、資料用にビラを持っていたためにリーダーだと誤解され、逮捕されてしまう。投獄されている弟とアンディを助けたいチェリーは通訳の立場を利用して脱獄計画を実行しようとする。
解説
クリスはアンディの同僚役で出演してるので、出番は結構多いです。ボロボロで傷だらけになっているアンディの横で、クリスはあくまでも爽やかな役回り。私の勝手な想像(妄想?)ですが、このクリスの役柄って本人の性格そのままって感じ。2人の女性に泣かれ(アンディの為に泣いている)おろおろしたり、偽物をつかまされ大金を騙し取られたり.....。
成奎安がとてもいい演技をしていて、香港金像奨(香港アカデミー)の助演男優賞にノミネートされています。
のちにクリスは「映画は待ち時間が多くて、時間を取られるのであまり好きではない」とインタビューで語っていたそうです。だから実質的な出演作がこれしかないのかもしれないですね。ベトナムロケも暑いところが苦手なクリスにとっては過酷だったのかも?!
*2004年9月日本版DVD発売
所感
この映画が公開されていた89年12月に香港に旅行に行った私は、3本ものアンディ・ラウ出演の映画に目移りした結果、出演者の豪華さに「賭神(ゴッドギャンブラー)」を選択。これが香港で初めて見た映画となる。ということで「愛人同志」という映画があることは知っていたのだが、ポスターを見る限りでは暗そうな映画だったのでその時は見なかった。でも一応看板の写真だけは撮ってきました。
のちにやはり香港で見たのですが、その時はまだクリスのことを知らなかったので、全く覚えていない。この映画のことを書くに当たって、私は自分が見たことさえ忘れていたことに気が付いた。その時の日記には「アンディがただいじめられて泥だらけになってる映画」とだけ書いてあった。DVDで改めて見て、あんなにたくさんクリスが出てるのになんで覚えていないのだろうと思ってしまいました。(ごめんなさい!クリス)
〈豪門夜宴〉1991年(日本未公開、ビデオもなし!)資料提供:JACK
中央にいるクリスが見える?
監督
徐克(ツイ・ハーク)高志森(クリフトン・コウ)張同祖(ジョン・チョン)張堅庭(アルフレッド・チョン)
出演
曾志偉(エリック・ツァン)鄭裕玲(ドゥドゥ・チャン)呉燿漢(リチャード・ン)梁家輝(レオン・カーファイ)關之琳(ロザムンド・クワン)梁朝偉(トニー・レオン)洪金寶(サモハン・キンポー)張國榮(レスリー・チョン)周星馳(チャウ・シンチー)劉徳華(アンディ・ラウ)林子祥(ジョージ・ラム)張學友(ジャッキー・チョン)張曼玉(マギー・チョン)劉嘉玲(カリーナ・ラウ)Beyondその他大勢
故事
実業家のエリックは美しい妻と豪華な家を持ち、何不自由ない暮らしをしていた。そんな実業家たちに取り入っては金儲けをするお調子者のジャッキーから、アラブ再建工事の請負人を探しにアラブの王子が香港に来るという情報を聞きつけ、これはチャンスとライバルのサモハンと共に色めきたつ。孝行息子で親思いの王子は「親孝行」というのに弱いということを知ったエリックは、父親の誕生会に王子を招き、何とか契約を取り付けようと計画する。そして何年も会っていなかった父を、嫌がる妻と一緒に訪ねた。
解説 これは中国東部で起こった洪水救済のチャリティ映画。おそらくは出演者、スタッフはノーギャラだったことと思う。メインの出演者以外はほとんどカメオ出演で、クリスもカメオ出演で、エリック・ツァンの父親の誕生パーティの招待客の一人
両手に花状態で両脇に女性を従え、プレイボーイ然とした姿でスーツに蝶ネクタイで登場。合計3シーンほどに映っています。台詞は、部屋に入ってきた時に「すてきな家だなあ」と一言つぶやくだけです。どこにいるか探してみて下さい。ほんの少ししか映ってません!
所感
実は公開当時、香港で見ているのですが、クリスにはまったく気が付いていなかった。カメオ出演だったのとあまりにもたくさんの明星たちが出ていて全員の顔を把握しきれていなかった。チャウ・シンチーとマイケル・ホイのギャグの攻防戦が見られるのはこの映画だけかも。
たくさんの明星を一度に見られるという点でも非常に貴重な映画。公開は無理でもせめてビデオだけでも日本で出して欲しい。今や香港でもDVDやVCDを入手するのは至極困難。
<愛在陽光下音樂電影> 2003年
香港電台、中国中央電視台共同製作
上映 2003年11月27日北京首都体育館にてプレミア上映
2003年12月20日TVBにて香港で初放映
2004年4月11日香港國際電影節にて特別上映
2004年10月29日&30日"Short Shorts Film Festival Asia 2004"にて日本上映
解説 世界エイズデー(12月1日)に向け、キャンペーン用に製作された10数分の音楽劇。監督は劉徳華、プロデュースは杜[王其]峯。
出演は劉徳華、黄秋生、葉倩文、林子祥、李克勤、陳慧琳、陳小春、張栢芝、謝霆鋒、劉青雲、Twins、郭富城、古天樂など総勢38名。主題歌は劉徳華と鄭秀文。
劇中で使われた曲はクラシックなど誰でもが知ってる曲にエイズキャンペーン用の歌詞(北京語)を付け歌われている。
クリスはコックの扮装でなぜかトイレでケリーと一緒に歌ってます。
最後には出演者がメッセージを寄せ、クリスは「感染をしたのがもしあなたなら、みんなにどうして欲しいですか?」と言ってました。
残念ながら製品化されることはなく、VCDを製作して学校などに配布するそうです。
*日本での短編映画祭で上映された時には5分ほどにカット編集され、見事にクリス出演の部分はカットされていた(T_T)
所感 コックの扮装なのにトイレで歌を歌っているのは謎ですが、ちゃんとソロを取らせてもらってるところが嬉しい♪時間は短いけどアップで映ります。
聞いたところによると真夜中に撮影していたそうで、これだけの明星を一堂に集めるにはそういう時間帯しかなかったのでしょう。
とにかく楽しいミュージカル仕立てになっています。個人的には歌い出しが秋生なのがいい!


〔TVドラマ:電視劇〕
〈戀愛快拍〉TVB(無線電視)製作 1990年7月30日〜全15集
監督
李兆華
出演
黄愛珊、胡楓、夏萍、區海倫、蔡立兒
解説
残念ながら私はこのドラマを見ていないし、まだVCDも発売されていないので、今のところ見られるチャンスはないようです。
香港人の友人に聞いたところ、青春恋愛もので、ストーリー自体は平凡だったそうですが、やはりファンにとってはお茶の間でクリスの姿が見られるだけで大満足だったようです。
資料
主題歌♪戀愛快拍、挿入歌♪誰明白愛をクリスが歌っています。
<富豪海灣非凡情縁 三千六百五十二日之思念 >
TVB(無線電視)製作音楽劇              写真提供:Bluesky
放映 2004年1月4日 TVB翡翠台
撮影 2003年11月26日 香港島・赤柱(スタンレー)
故事 アジアの若い優秀な心臓外科医、クリス・ラムは世界傑出賞を受賞し、みなに祝福されていた。が、彼は10年離ればなれになっている恋人、ジェイドと喜びを分ち合えず寂しい思いをしていた。
10年前のある日、まだ2人が見習医師だった頃、ジェイドは長年の夢であった「国境なき医師団」に参加することをクリスに告白し、クリスは彼女の夢を応援し戻ってくるまで必ず待っていると約束。
多くの女性からの申し入れも断り、2人の新居でジェイドを待ち続けるクリス。そんな時、ジェイドが赴任している国で政変が起きた。予定の日になってもなかなか彼女は戻って来ない。3652日分のクリスの想いは伝わるのか。
解説 赤柱にある富豪海灣という豪華マンションの宣伝を兼ねて製作された音楽劇。
四部作で製作され、クリスが出演したものは第3弾で共演は關心奸(ジェイド・クワン)。他には李克勤&宣萱、許志安、陳慧琳主演のものがある。
ジェイドは海外に行ってしまい、クリスは10年間恋人を待つ役なので、出ずっぱりです。赤柱の海岸での回想シーンではキスシーンを入れたいというクリスの提案にジェイド以下監督も含めて全員の反対にあったそうです。(^^;
ドラマの中ではクリスの♪傷感的戀人、♪易愛難收やジェイドの曲が使われています。
所感 スーツ姿のクリスがとってもステキ。家でくつろぐ姿、お風呂上がりなどいろんな表情が見られます。
相手がクリスなら私も3652日待ちま〜す!
<星晨旅遊日本北海道真程趣 "流水情縁">
TVB(無線電視)製作旅遊特輯          photos from TVB website
     
妹と彼女に囲まれるクリス   クリオネ(中国名:天使魚)    流氷船がりんこ号
放映 2004年11月20日及び27日 TVB翡翠台
撮影 2004年3月3日〜3月11日 北海道ロケ
共演 林保怡(ボーイ・ラム)、陳文媛(ボボ・チェン)、陳[王其]
故事 Joe(黄凱芹)の彼女Mila(陳[王其])が妹の雪(陳文媛)のオルゴールを壊してしまったことのお詫びとして、Joeは妹と彼女を北海道旅行に連れて行った。3人は現地で料理人をしてるSam(林保怡)と知り合い、北海道を案内してもらう。
数日間の滞在の中でJoeは妹の雪とSamがいい雰囲気になっていることを感じ始めるが、なかなか発展しない二人。そんな二人を見て、JoeとMilaは手助けをする。雪がほしがっているオルゴールのことをSamに伝えるが、気持ちを伝える勇気が出ないSam。そんな中、雪はSamがホテルの女性従業員と仲がいいと誤解して......。
http://travel.tvb.com/programme/prog_256.html
http://travel.tvb.com/programme/prog_259.html
解説 私はずっとこれは単なる旅番組だと思っていたけれど、ドラマ仕立てにしたもので、そのドラマの中で北海道の見どころを紹介。
道東でのロケが中心で、層雲峡の氷祭り、知床流氷館、オホーツク海の流氷船遊覧、湖での氷上の釣り、スノーモービル、凍り付いた海上散歩、流氷ダイビングなどなど。そして何と温泉シーンもあり!他にも札幌の町中や小樽でロケ。
ドラマの中でクリスは「行きましょう」「おいしい」などの簡単な日本語を披露してます。結構上手です。


〔コマーシャル:廣告〕
<ALL MY LOVING>             photos from Universal website
←CFの1シーン←ジャケット
商品 ユニバーサルの洋楽コンピレーションアルバム<ALL MY LOVING>
撮影日 2003年4月19日
撮影場所 香港中環蘭桂坊フリンジクラブ
解説 おそらくこれはクリスが出演した初めてのコマーシャルかな。
アルバムにクリスの曲が収録されているわけではなく、またジャケットにもクリスの写真は使われていません。ただ、シルエットは明らかにクリスと共演のRaceちゃんのものと思われます。
この撮影の役づくりのためにヒゲをのばしたクリス。一時期賛否両論が出ましたが、本人は(私も!)気に入っているらしく、しばらくは「ヒゲクリス」のままでいくようです。
<常平金美花園>マンション
商品 東莞常平金美花園
放映 2003年11月頃〜
解説 中国広東省東莞市の常平という町にある金美花園のCMです。家が大好きなクリスにはとても似合っているかも。
ここはとても豪華なマンション。2003年12月にはこのマンションでイベントも開かれ、卓上カレンダーやCMが収録されたVCDも配布された模様。クリスの写真が印刷された紙袋もあるそうです。上記の写真はカレンダーのものです。CMのナレーションはクリス自身でBGMに使われたのは♪生活情趣。
「香港著名歌手黄凱芹」というクレジットが何とも・・・。
所感 言葉が聞き取れないので何を言ってるのかさっぱりわかりませんが、マンション内の施設から部屋の様子までいろいろ解説してるようです。共演してる女性が羨ましい!
車を運転する姿や女性(奥さんの設定?)と仲睦まじくしてるシーンもあり。
<MAXXA美兆是生活概念電影 "MAGIC"> photos from Universal website
商品 MAXXA(美兆)家具
放映 2004年9月23日 中国深[土川]にてプレミア上映。その後中国国内17都市の各店舗(20店以上)で順次上映。
撮影 2004年6月頃 上環ほか
共演 陳凱怡、邵茜
解説 中国国内の高級家具メーカーMAXXA(美兆)のCMで、長さは何と40分もあり、さながら短編映画並み。テレビでは一部だけ放映されるものなのかは不明ですが、とにかくCMの新記録です。
クリスは銀行員に扮し、忙しい毎日の中、生活を楽しむことを忘れている時に、友達の紹介でTiffernyと知り合い、最愛とは何かを見つける。
Chrisはエリートでお金持ちでハンサムな男性だけど、ある意味ちょっといけすかない男。でもTiffanyのおかげで人間らしさを取り戻します。(CM収録のDVDをゲットしました!)
クリスはこのCMのために、わざわざ8月に北京に赴き、主題歌の♪MAGICと挿入歌の♪彩虹の2曲を録音しています。2曲ともジャズやR&B風のアレンジでとてもクリスに合ってるし、大人のイメージに仕上がってます。
又、クリスはMAXXAのCMキャラクターだけでなく、家具のデザイナーとしても契約しました。2004年12月にはクリスがデザインした家具(ソファー、テーブル、ベッド)がお目見え。実際に尖沙咀の帝家設計で販売してます。→
http://www.maxxa.com