同じ時期にほかのアーティストもコンサートがあった関係で、日本から知り合いが2組香港に来てました。それで集まろうって話もあったけど、1組は今日チェックアウトするので、朝しか時間がないというし、もう1組は昨日来たばかりで、コンサートを見るから疲れて翌朝は起きられないという。私たちは朝でも昼でもOKだったけど、話がまとまらなかったので、結局会わずじまい。
午前中はホテルの下にあるスーパーと、ミルクプリンが美味しかったので、もう一度榮華に行き買い物。今回の買い物はこれでだいたい終了。それから私たちは中環にある[金庸]記というガチョウの有名な店に食事に出かけました。今、ここでは兄弟ゲンカをしてるらしく、そのうち店が変わってしまうかもしれないってことで、今回久しぶりに行きました。やはりここのガチョウとピータンは絶品だわ。お世話になってる知り合いがピータンが大好物なので、お土産に一箱買いました。
ホテルに戻って、また白玉ミルクプリンを作り、食後のデザート。少しまったりして、コンサートに行く準備をして出かけました。実は昨日映画を見た時にひざの上に乗せておいたスカーフを席を立った時に落としたまま、映画館を後にしてしまったみたいなのよね。それで映画館に行って探してもらったけど、見つからず。「見つかったら連絡します」って電話番号を聞かれたので、「もう明日帰るのでいいです」と出てきました。結構気に入っていたスカーフだったんだけどなあ。
コンサート会場に行くにはまだ少し時間があったので、少し旺角の市場でぶらぶらしました。昨日コンサート会場で、同じフロアにあるレストランのお知らせが貼られてること開演直前に気が付いたんだけど、「9月中にStar Hallで開催されるコンサートの半券をお持ちの方はフカヒレ&アワビディナーセットの割引があります」って書いてあったので、今日はそれを食べるつもりだった。予定通り6時頃にホールに到着。昨日買ったTシャツがちょっと大きかったので、売店で香港の友だちに頼んでサイズの交換をしてもらいました。今日ももうクリスはリハーサルをしているようで、かすかに音が聞こえました。いそいそとレストランに行くと、なんとボーリング大会の打ち上げの貸し切りのため、今日はディナータイムの営業はなし!せっかくフカヒレ&アワビを食べようと思ったのに。108ドルぐらいだったので、1300円程度。あ〜残念。仕方なくまたMEGA Boxに移動。昨日食事した時に"一人鍋"してるのが美味しそうだったので、また大家樂に行って、今夜は鍋を食べてきました。一応、日本式ってことらしいけど、こんな具材はないぞってものがあったわ。カボチャ、大根、レタス、とうもろこし(生!)....。でも野菜なら何でもいいと思ったのかも。
しっかり食事をして、会場へ戻り、せっかくなので今日はクリスのTシャツに着替えました。私は紫色のポロシャツを着ていたので、その上から紫色のTシャツを重ね着しました。友人は濃いグレーのTシャツ。今日も隣の席は昨日と同じ友人。反対側の隣は久しぶり(5〜6年ぶり?)に会う人だった。彼女とは一度日本で会っただけで私は正直言って顔は覚えていなかったけど、以前にメールで「私は一人だからあなたの隣に座っていい?」と連絡してきたので、「私は構わないから、予約の時にそう伝えてね。」と言っていたので、隣が彼女であることは事前にわかっていた。彼女には「全然変わらないわね」と言われたけど、私の方は彼女がどんな感じだったか忘れてしまっていた(ごめん!)。その彼女の隣も知り合いで、彼女とも4年ぶりぐらいかな。私が座っていた一角は"熱烈ファン"が集まっていた。<平常心>で予約を受け付けていた人ばかりだったみたいなので、知り合いが多かったのよね。でもおかげでとっても楽しかったわ。
なんとクリスはコンサート中に突如、「僕のTシャツを買ってくれた人にサインをするよ。あとでサイン会をするからね」と言い出した。私が聞き間違えたかもしれないと思い、隣の友人に聞くと「サイン会をやるって言ってたよ」とのこと。コンサートの後にサイン会をするなんてすごいわ。ということでコンサートの後は売店がすごいことになっていた。あ〜昨日のうちに買っておいて良かったと思ったよ。それにCDに付いていたポスターも昨日の時点で終了してしまったらしく、今日しか来なかったファンはポスターがもらえなかったとがっかりしてました。
ロビーには記者会見場みたいなものが用意されていた。ここでサイン会をするのかな?柵の前にはすでにマスコミとファンが集まっていて、サイン会のための列も別にできていた。しばらくそこでうろうろしてたら、クリス登場。でもあまりにも人が多すぎてほとんど見えない。とても写真も撮れそうにないわ。それで仕方なく私たちもサイン会用の列に並ぶことにしました。時々ファンの「きゃ〜」という歓声があがってたので、前の方に並んでいた香港の友人に様子を聞きに行ったら、彼女もよく見えなくてわからないという。何やらファンが直接クリスに質問して、それに答えていたとか。あとから知ったのはファンがプレゼントした"好"という文字が書かれたケーキが登場したから、これでも歓声が上がっていたのかもしれないわ。ある程度記者会見みたいなものが終わるとサイン会の準備に入り、スタッフが何か大きい声で言っていたけど、よく聞き取れず。それでまた前に並んでいる友人に「何て言ったの?」と聞きに行くと、「今日はCD、Tシャツ、バッグにだけサインして、ほかのものにはサインしないって」と言うので、「3つ持ってたら3つともサインしてくれるの?」と聞いたら、そうらしいとのこと。CDはすでにサイン入りで販売されているのに、それにまたサインしてくれるの?私が着ている紫色のTシャツも印刷だけどすでにサイン入りなのよね。クリスがコンサート中に言っていたのはTシャツだけだったような気がするんだけど、CDもバッグもサインしてくれるなんて大サービスだわ。
みんな複数のグッズを抱え、終演後だからそれなりに人もいたけど、予想よりもかなりスピードが早い。並んでいたのは200人ぐらいかなあ。事前にサイン会があると知っていたら、友だちの分も持ってきたのになあ。いきなり言われたから全部は持っていなかった。それでもTシャツはサイズ交換のために2枚とも持ってきていたし、友人のお土産にしようとバッグを追加で買っていたし、私はCDも2枚持ち歩いたままだった(自分でもなぜか分からない)。一緒に来ていた友人はTシャツ以外のグッズは当然ホテルの部屋に置いてきてしまっていたので、バッグとCDを彼女に1枚ずつ貸し、それぞれサインしてもらうことにしました。
グッズ以外にはサインしないということだったけど、念のために友人は今日も写真集を持ってきていたので、せめてクリスに見せたいと、広げていると、列に並んでいる香港人たちはみな興味津々。見せてあげるとみんな「わ〜!」と歓声があがる。それで「どこの本?」「どこで買ったの?」と聞いてくる。本当にみんなこの写真集のことを知らないのね。クリスは序文まで寄せているというのに。だんだん順番が近付いて私は緊張〜手に汗をかいてきてしまった。クリスに会うのは1年半ぶり。今回のサイン会は時間の制限があるからなんだろうけど、すごい流れ作業。私の前にまだ2〜3人いるのに、すでにサインしてもらうグッズを出すように言われて、渡すと、次々にクリスの目の前にサインしやすいようにきれいに広げるのよ。スタッフがやたら多くて邪魔!待ってる間もクリスが見えないじゃん!クリスは目の前に出されたグッズにひたすらサインをしてるので、声をかけない限り、こっちを向いてもらえないなあと思ったので、「ねいほう!」って大きい声で言っちゃいました。ふと顔を上げたクリスは私を見て、「お〜」と言って、周りの人(って誰だ?)に「彼女は日本人なんだよ」と言っていた。この頃にはやっとクリスの目の前まで来たので、「今回は友だちと一緒に来ました!」と紹介すると、クリスは彼女に向かって一言「ハロー!」とニッコリ。その時すでに私のTシャツとバッグのサインは終わっていた。本当はバッグは裏にサインしてもらいたかったのに、そんなこと言う暇もなかった。そしてクリスが「これ(CD)は君のだよね?」と聞くので、「うん」と言うと、ささっとサインをして、名前を書こうとしてくれたので、慌てて日本語で書いておいた紙を見せたら、クリスは「あっ!もう(英語で)書き始めちゃったよ」と言ったので、CDを見ると、"Dear Mi "まですでに書いてました。サインを書く態勢のまま、完全に手が止まってしまい、上目遣いにこっちを見て慌ててたクリスは可愛かったわ。そのまま英語で書いてもらい、せめて友人の分は漢字で書いてもらおうと説明していたら、スタッフに終わったらさっさと降りるように促され、仕方なく退散。あとで友人に聞いた話によれば、私がいなくなってしまい、クリスはこの日本人(友人のこと)をどうしたらいいんだろうって困惑した顔をしていたそうです。それもまた可愛かったらしい。
友人はCDとバッグにサインをしてもらった後、例の写真集を見せたそうです。クリスの反応はそれほどでもなかったみたいだけど、「これにもサインするの?」と聞いてきたらしい(たぶん)。しかも2回も。友人がうなずくとサインをしてくれたそうです。グッズ以外にはサインをしないってことになっていたけど、クリス自らが「サインするの?」と聞いてきたし、友人からサインを要求したわけではなかったので、スタッフから止められることもなかったようです。このサイン会でグッズ以外にサインをしてもらったのは彼女だけだったかも?すでに次の人のサインが始まっていたけど、友人は「これにも」と言って、着ていたTシャツの裾を広げてお願いすると、クリスはテーブル越しに身を乗り出して、サインしてくれたそうです。
そう!急かされた私は持っていたTシャツにはサインしてもらったけど、着ていたTシャツにサインしてもらうのをすっかり忘れちゃったんです。香港の友人たちに「早く行っておいで〜」と言われて並び直しました。自分たちの順番がすでに後ろの方だったので、すぐに並び直したけど、もうあまり人はいなかった。残り15人ぐらいだったかな。私のうしろから来ていた人もいたけど。もう1回顔を出すのも恥ずかしいなあと思いつつ、もう一度会えるのは嬉しかったし、着ているTシャツにもやはりサインは欲しいからね。
また数人前までくるとグッズを出すように言われたので、Tシャツの裾を引っ張って、「これ」っていうと、そのまま待つように言われた。私のところで一旦テーブルの上に並ぶグッズが途切れたので、ここでクリスは一息。ひたすらテーブルに向かっていたクリスが、椅子の背もたれに寄りかかって、「はぁ〜」ってため息をつく姿を目撃してしまいました。2日も3時間の演唱會をやって、その後にサイン会じゃそりゃあ疲れるわよね。しかももう残りわずかなところまで来てるし。自分から言い出したこととはいえ、ちょっと気の毒になりました。
やっと私の番が来て、スタッフからクリスの横に立つように言われて、立って待ってると、体をこっちに向けて顔を上げたクリスが私を見て、「あれ?」とびっくり。この時のクリスもすっかり素になってて可愛かったです。「すみません。さっき忘れちゃったので」と私。一生懸命Tシャツの裾を引っ張って待ってるとクリスが、「ここ(テーブルの上)に広げて」と言うので、体をテーブルにくっつけてなんとか広げました。結構きつい体勢だったけど、そのおかげでサインはきれいに書いてもらったし、クリスも一緒にTシャツを押さえていたので、ちょっと手が触れてしまい、ドキドキ。クリスの手は熱いぐらいに暖かい手でした。無事にサインが終わると、残りの人たちを少し見学。クリスはサイン会が終わるとそのまま帰ろうとしたけど、すぐに引き返して、ファンのために写真を撮る時間をくれたり、数人とは握手もしてました。最後の最後までファンサービスに徹していたわ。
売店では香港のファンたちが在庫チェックして精算してました。彼女たちはまだ時間がかかりそうだったので、挨拶をして帰ってきました。もうすでに夜中の1時だったわ。外に出ると何やら列ができていた(タクシー待ち?)。私たちは昨日と同じ小巴乗り場に行ったけど、バスも人もいなかった。さすがに1時ではバスもないのね。見ていると並んでる先頭の人からタクシーに乗るのではなく、早い者勝ちのようだったから、さっさとタクシーを拾って帰っちゃいました。
タクシーではとりあえず「旺角」とだけ言ったけど、それ以上つっこまれずに運転手も走り出した。ミニバス乗り場に行けばいいやって思ったので、途中で「ミニバス乗り場のところ」って言ったら、「旺角にはミニバス乗り場はたくさんあるよ。どれ?アーガイル通りでいいの?」と言われたので、適当に「はい」って答えちゃいました。いつものようにデザートで締めたあと、ホテルに戻り、クリスのCDを聞きながら、余韻に浸り、荷造り。今日は興奮して眠れそうにないわ。