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旅遊記

diary


[旅遊記その23 香港 2010.9.16-2010.9.19]

4年ぶりのクリスの香港でのコンサート!!!!

<出発まで>
5月頃突如クリスが9月に香港で演唱會をやるというニュースが流れた。私は何となく半信半疑。ここ数年はカナダでの活動ばかりで、香港に足を踏み入れてもいないんじゃないかと思っていた。
時間が経つにつれ、だんだん信ぴょう性も出てきた。ちょうど父の日に合わせた6月頃になると♪我的PAPA(My Father)という新曲まで出した!框格(Honger←発音がわからない)という会社の公式サイトに新曲の宣伝が出始めた。そこで私は框格にメールで問い合わせをした「クリス・ウォンのコンサートはいつありますか?CDはどこで買えますか?」と。すると数日経ってから「9月17日と18日に開催する」と返事が来た。同じ頃<平常心>でも公式に発表され、チケットの予約開始。迷わず即予約。まだ休暇申請もしてないのに〜
いつも香港は仲良し4人で行ってるし、みんなクリスの演唱會は行きたいと言っていたので、誘ったところ、一人だけ都合をつけてくれて同行してくれることに。7月10日の予約締め切りぎりぎりに追加でチケット予約。ちょうど3連休になることで、飛行機はキャンセル待ちになったけど、無事にゲット!休暇の方も問題なく許可されたので、いざ出発!去年カナダには行ったけど、やはり香港では気分が違う。クリスファンの友だちにも久しぶりに会えるかと思うと興奮するわ。


<9月16日(木)>
今回3連休に引っかかったことで、混んでいたので、いつもの便よりも1時間遅い便になってしまった。新型スカイライナーができたので、それを利用することにしたら、家を出る時間が今までより2時間近くもゆっくりできて、今回は起きるのが楽でした。いつもなら4時半頃起きていたけど、今回は6時すぎ。身支度をして、朝食を食べていたら、ザァ〜っと外はすごい雨。どうやら台風らしい。早めに家を出たけど、バスはなかなか来そうにない。でもこんな雨ではタクシーもなかなか空車が来ない。せっかくスカイライナーのチケットを買ってあるのに、間に合わなくなるかも?と焦っていたら、タクシーが来た。予定よりも遅い電車だったけど、スカイライナーには間に合いそう。ところが日暮里駅に着いてみると、階段を間違えたことで、スカイライナーへの乗り換えにドタバタ。10分の時間を見ておいてよかった。駅は新しくなっていたので、今までと乗り換えの感じも違っていて、ちょっととまどってしまったわ。
無事に乗り込むと私の座席にど〜んと大きなリュックが置いてある。絶対に前の席の外人に違いないと思ったけど、「どなたのですか〜?」と適当に言ってみる。するとやはりその外人がそそくさと席を立って、リュックを棚網に乗せたのはいいけど、"Sorry"の一言もなく不愉快。私の隣にご夫婦が来たんだけど、通路を挟んだ状態だったので、「席かわりましょうか?」と変わってあげた。私としてはその外人の後ろに座りたくなかっただけなんだけどね。
あっという間に成田空港に到着し、友人と合流。友人がweb check-inをしてくれたおかげで、チェックインはすんなり。少し時間があったので、空港内をぶらぶら。スカイライナーの中でパンを食べたのに、まだお腹が空いている。それでおにぎりを買って食べてしまいました。普段はあまり食べない機内食も完食!やけに食欲旺盛だわ。
台風のせいで出発が1時間遅れたにも関わらず、到着は15分早かった。パイロットは相当飛ばしたのかしら?(笑)こんな短距離でよく1時間も短縮できたよね。

機内上映は大したのがなく、洋画の「ロビンフッド」を見てしまいました。日本では年末公開だから、もう見なくてもいいかな(笑)せっかく予定より早く到着したのに、別の便のお客さんを待っていたら、2時間近くも空港で待つはめに。こんなことなら到着も1時間遅れたままで良かったかも。
ホテルでは現地係員が「君は広東語ができるのか?」と聞くので、「少し」というと、「全然少しじゃない。自分たちでチェックインしてね。じゃあ、僕はもういいね。」と返事をする間もなく、消えてしまった。空港を出るのが遅くなったせいで、彼は次の予定がつまっていたらしい。それにしても消えるのが素早かったよ。すでに6時も過ぎていた。まずはホテル隣のショッピングセンターにある映画館で上映時間のチェック。でもエスカレーターを間違えて、最上階まで行ってしまったら、CDショップがあるのを発見。(このCDショップは後日クリスがチャリティサイン会をやることになった店だった!)クリスの新譜を探したけど、ここには置いてないみたい。でも<女尓最喜歡的歌>の紙ジャケシリーズ(復黒王)があったので、購入。軽く市場調査をして、映画のチェック。そのあと、途中DVD屋に寄りつつ、KCR旺角駅の駅ビルにある映画館へ移動。ここでは王力宏の初監督映画『恋愛通告』が上映されているので、チェック。映画上映まであと10分程度。食事もしてなかったので、時間だけ調べてこの日は見るのをやめた。食事でもしようと話していた香港の友人に電話をかけるべく、駅ビルの受付嬢に電話のある場所を聞いたら、「どこにかけるの?香港?じゃあ、これを使っていいわよ」とカウンターにある電話を貸してくれた。香港は国内通話なら定額料金なので、レストランやお店などではタダで電話を貸してくれることは多い。

友人と待ち合わせ場所を決め、ガイドブックで見て行ってみたいと思っていたレストランへGO!レストランはすごく混んでいたので、期待できそう。注文は香港人と一緒なのでらくちん。そして料理もおいしかった。食事の間、友人からクリスのPVの映像を見せてもらった。すでに公式にYouTubeで公開されていたけど、私はちゃんと見ていなかった。「これ、何の曲?」って聞いたら、「え〜っ!?知らないの?」と怒られた(汗)

食事のあと、香港の友人と別れ、私たちはいつものデザート屋へ。お店のおじさんはいつものように「ハロー」と歓迎してくれた。帰り際「僕も日本語習いたいなあ。日本に進出しようかな」って言ってました。このおいしいお店が日本に来たら、嬉しいわ。
ホテルに戻ったのは1時頃だったかな。テレビをつけるとサッカーのチャンピオンズリーグをやっていたので、それを見つつ、まったりとして、明日の予定の相談。私はお風呂のあと、のんびりしていたらいつの間にか寝てしまったみたい。


<9月17日(金)>
今朝は9時頃に起きるつもりだったけど、目が覚めたらすでに9時を回っていた。いつもは私より友人の方が先に起きることが多いのに、私が先に起きた。9時半頃に友人を起こし、すでに身支度が済んでいた私は、「銀行で両替えをしてくるね」と一人で銀行に向かった。空港では1万円で850ドル程度。旅行会社の係員は870ドルだったかな。私たちは今回は900ドルぐらいいくだろうと予想していたので、銀行で両替えをしました。二人ともレートが良いということで少し多めに両替えしたので、表示されているレートよりも少し優遇されました。そして前回同様身分証の提示を求められ、私は前回持っていたパスポートと今回更新したパスポートの2つを見せた。案の定、また私の個人情報を更新するはめになり、サインを書かされ、職業なども聞かれた。念のため2つパスポートを持ってきていて良かったわ。

一旦ホテルに戻り、今日の行動開始。今日は午前中に『恋愛通告』を見る予定にしていたので、なるべく近場で食事をしようと、以前から行きたいと思っていた妹記というお粥屋さんへ向かった。街市の中にあるので、まずは街市をぶらぶらして、3階へ。まだあまりお客さんはいなかったけど、すでにいくつかのお店は営業していた。私が妹記を見つけるのと同時にお店の人も私たちを見つけ、手招きしていた。メニューには日本語も書いてあったので、きっと日本人観光客も来るんでしょうね。ただ、市場の中にある店でお世辞にもきれいとは言えないので、初心者には厳しいかも。お粥と揚げパン以外に魚の生の皮を注文した。コリコリして美味しいという評判らしい。見た目には受け付けない人もいるかもしれないけど、果たしてとっても美味しかったです。

お腹も満たされ、次は映画館へ。チケットを買う時にタイトルがうまく言えず、ちょっと苦労。「王力宏の映画」と言った広東語も通じず、しかたなく座席表が表示されているスクリーンを指差して「4番目に書いてある映画」と言って、やっと買えた。チケットは60ドルぐらいするのかと思っていたのに、一人30ドルだった。一体何の割引?私たちはシニア扱いだったかしら〜(笑)
映画はラブコメ風で、前半はちょっと学生映画のノリだったけど、だんだん面白くなってきたし、アイドルスターである主人公(王力宏本人)が身分を隠して変装してる姿は可愛かった。クレジットの最後に「写真集発売」と書いてあったので、同じビルにある書店へ行き、早速購入。2種類もあり、迷ったあげく2冊とも買いました(実は2冊とも中身は同じだった)。今回スーツケースが小さいのであまり買い物をするつもりはなかったんだけど。友人から頼まれていた本も無事購入。
ホテルに戻りつつ、榮華で月餅を購入。今はちょうど中秋の季節で、町中のあちこちで月餅が売られていた。300ドル以上月餅を買ったら、白玉をくれた。でも冷凍になっていたので、どうしたもんかと思ったら、ちょうど友人が生姜ミルクプリンの素を買っていたので、それで作って食べることにした。友人は一旦部屋に戻りたいということで戻り、私は信和でCDを買いたいということで、ここで別行動に。信和ではクリスの新譜と王力宏の新譜を購入。どっちもポスターがあったので(1枚10ドル)一緒に購入。ほかにはめぼしいものはないので、すぐ部屋に戻りました。部屋ではさっそく白玉ミルクプリンを作って食べてみたけど、これがまた美味しい!

腹ごしらえをして、コンサートの準備をして、いざ、出発!旺角から会場のある国際展貿中心(HITEC)までミニバス(小巴)が出ているというので、ミニバス乗り場に行った。フロントガラスに書いてある行き先を見てもそれらしいところが見当たらず、とりあえず一番前のバスの運転手に、行き先を書いた紙を見せて「ここに行きたい」と聞いてみると、「それは隣の通り」と言われて、隣の通りに移動。同じようにバスを探してみたけど、見つからないので、また一番前のバスの運転手に聞いたところ、「一番後ろ」と言われた。1台ずつバスをチェックしながら、後ろに進んで行くと、確かにずらっと停まっているバスの最後の方にHITECに行くバスがあった。念のため、その運転手にも紙を見せるとうなずいたので、乗り込みました。フロントガラスに表示してあるのは「8ドル」なのに、八達通(オクトパスカード)の機械には「8.3」と表示してあった。不思議に思いながらもカードの方が便利なので、カードをピッ!
15分もしないで、インターネットで見た黄色い建物が見えてきた。HITECの前で降りると、早速建物をぐるっと1周して、楽屋口らしきものを探してみたけど、見つからず。仕方なく会場になってる匯星(Star Hall)のある3階に行くと、入り口前にずらっとお花が並んでいて、売店では香港ファンたちが開店準備をしてました。お願いしておいたチケットとグッズを受け取りました。どうやら売店はファンの子たちがボランティアでお手伝いしてるようです。本当にクリスのファンはいい子たちばかりだし、みんな献身的。クリスが自分の事務所で個人で活動していけるのも彼女たちの援助のおかげよね。私も香港に住んでいたら、お手伝いしたかったなあ。

今回、CD以外にもクリス自らがデザインしたグッズも販売されるんですよ!こんなことは初めて!と思い、思わず全種類買ってしまいました。Tシャツ2種類、エコバッグ2種類、蛍光棒、そしてCD。会場で売っていたCDはサイン入りだし、ポスター(サイズは小さめ)も付いてました。ロビーを散策していたら、コンサートのチラシも発見したので、ごそっと持ってきちゃいました。だってここでしか入手できないからね。今回私の友人はあるカメラマンの写真集を持ってきていたの。その中にクリスの写真もあるからです。でも香港のクリスファンは誰一人としてその写真集を持ってないばかりか、みな存在すら知らなかったみたい。その写真集の写真を撮らせてくれと言い出すファンもいました。一人だけその写真集を知ってる子はいたけど、何せ19年前のもので、彼女は当時まだ若すぎてお金がなくて買えなかったそうです。

コンサートの前に食事をしようと一旦外に出て、ついでに友人に頼まれた用事をすませて、MEGA Boxという商業施設に行ってみました。ここにはショップ、シネコン、アイススケート場、レストラン、スーパーなどが入ってました。ゆっくりレストランで食事するほどの時間はなかったので、大家樂で叉焼飯を食べました。HITECまでは徒歩10分程度だったので、開演時間の8時少し前に戻ってみると、ロビーも売店もすごい人だった。ロビーというかほとんど廊下みたいな感じで狭かったせいもあるけど、なんだかたくさんの人がいて、私は嬉しかった。でもホール内に入ると人はまばら。本当に満席になるのかなあとちょっと心配しちゃいました。場内のスクリーンには新曲の♪好好的のPVが繰り返し流されてました。しばらくすると隣の席に昨日一緒に食事をした友人が来た。お互いに座席は知らなかったのでビックリ!でもそのおかげでリラックスしてコンサートを楽しめました。もちろん最終的には満席でしたよ。

演唱會は8時40分ぐらいに始まり、11時45分頃終わりました。またロビー回りはすごい人。少しだけ香港の友だちと話をして、帰りました。HITECを出ると、道路には客引きの小巴の運転手がたくさんいて、行き先を書いてあるらしい看板を持っていたので、覗き込むと、『銅鑼湾(コーズウェイベイ)』と書いてあったので、私は「旺角!」と言うと、運転手は「旺角ならあっちだよ」と教えてくれた。来た時にバスを降りたのと同じ場所に数台のバスが停まっていて、お客さんも並んでいた。小巴は完全定員制なので、座席が埋まるとすぐに出発しちゃいます。立って乗るのは禁止なんです。でも始発のバス停では席が埋まるまで出発しないので、急いでいる時はちょっと困るかも。もちろん時刻表なんてものはありません。

私たちは2台目ぐらいにバスに乗ることができました。行きは8ドルだったのに、今度は10ドル。もしかして深夜料金かな。八達通の機械が壊れているとかで現金で支払いました。そして車内に貼られていたお知らせを見ると、八達通で支払うと0.3ドル高くなると書いてあったわ。バスは私たちのなじみのデザート屋の前が終点。バスを降りるとそのまま店に飛び込んで夜食のデザート。今日は初めて"番薯糖水"を食べました。さつまいもが砂糖水で煮てあるだけのシンプルなものだったけど、美味しかったです。

部屋に戻り、コンサートの余韻に浸りつつ、お風呂に入って、就寝。今夜は気持ち良く眠れそうだわ。


<9月18日(土)>
同じ時期にほかのアーティストもコンサートがあった関係で、日本から知り合いが2組香港に来てました。それで集まろうって話もあったけど、1組は今日チェックアウトするので、朝しか時間がないというし、もう1組は昨日来たばかりで、コンサートを見るから疲れて翌朝は起きられないという。私たちは朝でも昼でもOKだったけど、話がまとまらなかったので、結局会わずじまい。

午前中はホテルの下にあるスーパーと、ミルクプリンが美味しかったので、もう一度榮華に行き買い物。今回の買い物はこれでだいたい終了。それから私たちは中環にある[金庸]記というガチョウの有名な店に食事に出かけました。今、ここでは兄弟ゲンカをしてるらしく、そのうち店が変わってしまうかもしれないってことで、今回久しぶりに行きました。やはりここのガチョウとピータンは絶品だわ。お世話になってる知り合いがピータンが大好物なので、お土産に一箱買いました。

ホテルに戻って、また白玉ミルクプリンを作り、食後のデザート。少しまったりして、コンサートに行く準備をして出かけました。実は昨日映画を見た時にひざの上に乗せておいたスカーフを席を立った時に落としたまま、映画館を後にしてしまったみたいなのよね。それで映画館に行って探してもらったけど、見つからず。「見つかったら連絡します」って電話番号を聞かれたので、「もう明日帰るのでいいです」と出てきました。結構気に入っていたスカーフだったんだけどなあ。
コンサート会場に行くにはまだ少し時間があったので、少し旺角の市場でぶらぶらしました。昨日コンサート会場で、同じフロアにあるレストランのお知らせが貼られてること開演直前に気が付いたんだけど、「9月中にStar Hallで開催されるコンサートの半券をお持ちの方はフカヒレ&アワビディナーセットの割引があります」って書いてあったので、今日はそれを食べるつもりだった。予定通り6時頃にホールに到着。昨日買ったTシャツがちょっと大きかったので、売店で香港の友だちに頼んでサイズの交換をしてもらいました。今日ももうクリスはリハーサルをしているようで、かすかに音が聞こえました。いそいそとレストランに行くと、なんとボーリング大会の打ち上げの貸し切りのため、今日はディナータイムの営業はなし!せっかくフカヒレ&アワビを食べようと思ったのに。108ドルぐらいだったので、1300円程度。あ〜残念。仕方なくまたMEGA Boxに移動。昨日食事した時に"一人鍋"してるのが美味しそうだったので、また大家樂に行って、今夜は鍋を食べてきました。一応、日本式ってことらしいけど、こんな具材はないぞってものがあったわ。カボチャ、大根、レタス、とうもろこし(生!)....。でも野菜なら何でもいいと思ったのかも。
しっかり食事をして、会場へ戻り、せっかくなので今日はクリスのTシャツに着替えました。私は紫色のポロシャツを着ていたので、その上から紫色のTシャツを重ね着しました。友人は濃いグレーのTシャツ。今日も隣の席は昨日と同じ友人。反対側の隣は久しぶり(5〜6年ぶり?)に会う人だった。彼女とは一度日本で会っただけで私は正直言って顔は覚えていなかったけど、以前にメールで「私は一人だからあなたの隣に座っていい?」と連絡してきたので、「私は構わないから、予約の時にそう伝えてね。」と言っていたので、隣が彼女であることは事前にわかっていた。彼女には「全然変わらないわね」と言われたけど、私の方は彼女がどんな感じだったか忘れてしまっていた(ごめん!)。その彼女の隣も知り合いで、彼女とも4年ぶりぐらいかな。私が座っていた一角は"熱烈ファン"が集まっていた。<平常心>で予約を受け付けていた人ばかりだったみたいなので、知り合いが多かったのよね。でもおかげでとっても楽しかったわ。

なんとクリスはコンサート中に突如、「僕のTシャツを買ってくれた人にサインをするよ。あとでサイン会をするからね」と言い出した。私が聞き間違えたかもしれないと思い、隣の友人に聞くと「サイン会をやるって言ってたよ」とのこと。コンサートの後にサイン会をするなんてすごいわ。ということでコンサートの後は売店がすごいことになっていた。あ〜昨日のうちに買っておいて良かったと思ったよ。それにCDに付いていたポスターも昨日の時点で終了してしまったらしく、今日しか来なかったファンはポスターがもらえなかったとがっかりしてました。

ロビーには記者会見場みたいなものが用意されていた。ここでサイン会をするのかな?柵の前にはすでにマスコミとファンが集まっていて、サイン会のための列も別にできていた。しばらくそこでうろうろしてたら、クリス登場。でもあまりにも人が多すぎてほとんど見えない。とても写真も撮れそうにないわ。それで仕方なく私たちもサイン会用の列に並ぶことにしました。時々ファンの「きゃ〜」という歓声があがってたので、前の方に並んでいた香港の友人に様子を聞きに行ったら、彼女もよく見えなくてわからないという。何やらファンが直接クリスに質問して、それに答えていたとか。あとから知ったのはファンがプレゼントした"好"という文字が書かれたケーキが登場したから、これでも歓声が上がっていたのかもしれないわ。ある程度記者会見みたいなものが終わるとサイン会の準備に入り、スタッフが何か大きい声で言っていたけど、よく聞き取れず。それでまた前に並んでいる友人に「何て言ったの?」と聞きに行くと、「今日はCD、Tシャツ、バッグにだけサインして、ほかのものにはサインしないって」と言うので、「3つ持ってたら3つともサインしてくれるの?」と聞いたら、そうらしいとのこと。CDはすでにサイン入りで販売されているのに、それにまたサインしてくれるの?私が着ている紫色のTシャツも印刷だけどすでにサイン入りなのよね。クリスがコンサート中に言っていたのはTシャツだけだったような気がするんだけど、CDもバッグもサインしてくれるなんて大サービスだわ。

みんな複数のグッズを抱え、終演後だからそれなりに人もいたけど、予想よりもかなりスピードが早い。並んでいたのは200人ぐらいかなあ。事前にサイン会があると知っていたら、友だちの分も持ってきたのになあ。いきなり言われたから全部は持っていなかった。それでもTシャツはサイズ交換のために2枚とも持ってきていたし、友人のお土産にしようとバッグを追加で買っていたし、私はCDも2枚持ち歩いたままだった(自分でもなぜか分からない)。一緒に来ていた友人はTシャツ以外のグッズは当然ホテルの部屋に置いてきてしまっていたので、バッグとCDを彼女に1枚ずつ貸し、それぞれサインしてもらうことにしました。

グッズ以外にはサインしないということだったけど、念のために友人は今日も写真集を持ってきていたので、せめてクリスに見せたいと、広げていると、列に並んでいる香港人たちはみな興味津々。見せてあげるとみんな「わ〜!」と歓声があがる。それで「どこの本?」「どこで買ったの?」と聞いてくる。本当にみんなこの写真集のことを知らないのね。クリスは序文まで寄せているというのに。だんだん順番が近付いて私は緊張〜手に汗をかいてきてしまった。クリスに会うのは1年半ぶり。今回のサイン会は時間の制限があるからなんだろうけど、すごい流れ作業。私の前にまだ2〜3人いるのに、すでにサインしてもらうグッズを出すように言われて、渡すと、次々にクリスの目の前にサインしやすいようにきれいに広げるのよ。スタッフがやたら多くて邪魔!待ってる間もクリスが見えないじゃん!クリスは目の前に出されたグッズにひたすらサインをしてるので、声をかけない限り、こっちを向いてもらえないなあと思ったので、「ねいほう!」って大きい声で言っちゃいました。ふと顔を上げたクリスは私を見て、「お〜」と言って、周りの人(って誰だ?)に「彼女は日本人なんだよ」と言っていた。この頃にはやっとクリスの目の前まで来たので、「今回は友だちと一緒に来ました!」と紹介すると、クリスは彼女に向かって一言「ハロー!」とニッコリ。その時すでに私のTシャツとバッグのサインは終わっていた。本当はバッグは裏にサインしてもらいたかったのに、そんなこと言う暇もなかった。そしてクリスが「これ(CD)は君のだよね?」と聞くので、「うん」と言うと、ささっとサインをして、名前を書こうとしてくれたので、慌てて日本語で書いておいた紙を見せたら、クリスは「あっ!もう(英語で)書き始めちゃったよ」と言ったので、CDを見ると、"Dear Mi "まですでに書いてました。サインを書く態勢のまま、完全に手が止まってしまい、上目遣いにこっちを見て慌ててたクリスは可愛かったわ。そのまま英語で書いてもらい、せめて友人の分は漢字で書いてもらおうと説明していたら、スタッフに終わったらさっさと降りるように促され、仕方なく退散。あとで友人に聞いた話によれば、私がいなくなってしまい、クリスはこの日本人(友人のこと)をどうしたらいいんだろうって困惑した顔をしていたそうです。それもまた可愛かったらしい。

友人はCDとバッグにサインをしてもらった後、例の写真集を見せたそうです。クリスの反応はそれほどでもなかったみたいだけど、「これにもサインするの?」と聞いてきたらしい(たぶん)。しかも2回も。友人がうなずくとサインをしてくれたそうです。グッズ以外にはサインをしないってことになっていたけど、クリス自らが「サインするの?」と聞いてきたし、友人からサインを要求したわけではなかったので、スタッフから止められることもなかったようです。このサイン会でグッズ以外にサインをしてもらったのは彼女だけだったかも?すでに次の人のサインが始まっていたけど、友人は「これにも」と言って、着ていたTシャツの裾を広げてお願いすると、クリスはテーブル越しに身を乗り出して、サインしてくれたそうです。

そう!急かされた私は持っていたTシャツにはサインしてもらったけど、着ていたTシャツにサインしてもらうのをすっかり忘れちゃったんです。香港の友人たちに「早く行っておいで〜」と言われて並び直しました。自分たちの順番がすでに後ろの方だったので、すぐに並び直したけど、もうあまり人はいなかった。残り15人ぐらいだったかな。私のうしろから来ていた人もいたけど。もう1回顔を出すのも恥ずかしいなあと思いつつ、もう一度会えるのは嬉しかったし、着ているTシャツにもやはりサインは欲しいからね。

また数人前までくるとグッズを出すように言われたので、Tシャツの裾を引っ張って、「これ」っていうと、そのまま待つように言われた。私のところで一旦テーブルの上に並ぶグッズが途切れたので、ここでクリスは一息。ひたすらテーブルに向かっていたクリスが、椅子の背もたれに寄りかかって、「はぁ〜」ってため息をつく姿を目撃してしまいました。2日も3時間の演唱會をやって、その後にサイン会じゃそりゃあ疲れるわよね。しかももう残りわずかなところまで来てるし。自分から言い出したこととはいえ、ちょっと気の毒になりました。

やっと私の番が来て、スタッフからクリスの横に立つように言われて、立って待ってると、体をこっちに向けて顔を上げたクリスが私を見て、「あれ?」とびっくり。この時のクリスもすっかり素になってて可愛かったです。「すみません。さっき忘れちゃったので」と私。一生懸命Tシャツの裾を引っ張って待ってるとクリスが、「ここ(テーブルの上)に広げて」と言うので、体をテーブルにくっつけてなんとか広げました。結構きつい体勢だったけど、そのおかげでサインはきれいに書いてもらったし、クリスも一緒にTシャツを押さえていたので、ちょっと手が触れてしまい、ドキドキ。クリスの手は熱いぐらいに暖かい手でした。無事にサインが終わると、残りの人たちを少し見学。クリスはサイン会が終わるとそのまま帰ろうとしたけど、すぐに引き返して、ファンのために写真を撮る時間をくれたり、数人とは握手もしてました。最後の最後までファンサービスに徹していたわ。

売店では香港のファンたちが在庫チェックして精算してました。彼女たちはまだ時間がかかりそうだったので、挨拶をして帰ってきました。もうすでに夜中の1時だったわ。外に出ると何やら列ができていた(タクシー待ち?)。私たちは昨日と同じ小巴乗り場に行ったけど、バスも人もいなかった。さすがに1時ではバスもないのね。見ていると並んでる先頭の人からタクシーに乗るのではなく、早い者勝ちのようだったから、さっさとタクシーを拾って帰っちゃいました。

タクシーではとりあえず「旺角」とだけ言ったけど、それ以上つっこまれずに運転手も走り出した。ミニバス乗り場に行けばいいやって思ったので、途中で「ミニバス乗り場のところ」って言ったら、「旺角にはミニバス乗り場はたくさんあるよ。どれ?アーガイル通りでいいの?」と言われたので、適当に「はい」って答えちゃいました。いつものようにデザートで締めたあと、ホテルに戻り、クリスのCDを聞きながら、余韻に浸り、荷造り。今日は興奮して眠れそうにないわ。


<9月19日(日)>
今朝は9時頃起きて、まずは朝食。いつもの西多士とミルクティー(写真では厚揚げに見えなくもないけど)。朝から高カロリーだけど、これがおいしいのだ。日本じゃ食べないけど。昨日日本の友人からメールが来てて、買い物を頼まれたので、屈臣氏(ワトソンズ)でお買い物。でも目的のものがなくて、代替品を購入。そのあとホテルの隣のショッピングセンターにあるCDショップへ。友だちから頼まれていたCDを買うのをすっかり忘れてしまったので、慌てて買いに行きました。それにクリスのCDももう1枚欲しかったのだ。というのもサイン会でサインしてもらったサインがほとんど触っていないのにすでにかすれてきたのよ。あらかじめサインしてあったCDの方も表にしてあるので、あまり触るとやっぱりサインが消えちゃいそうなので、聞くためのCDをもう1枚買うことにしました。このCDショップでもポスターが付いていた!すごいわ。もう少し買ってくれば良かったかなあ。多めに買って宣伝しなくちゃね(笑)

帰りはいつもの便で予定通り帰国。機内上映はパン・ホーチョンの新作映画だったので、眠かったけど、ちゃんと見ました。禁煙とたばこの値上げをネタにした映画でとても面白かったわ。空港で最後に雲呑麺を食べてしまったので、機内食はほとんど手をつけず。だってどう見ても美味しそうじゃなかったんだもん。新聞はしっかりクリスの記事をゲット!明報には出てなかったけど、星島に載っていたし、飛行機に乗る前にりんご日報と東方日報もチェック済み。太陽報は入手し損なったけど、だいたいゲットしたからOKとしよう。

今回の旅の目的はもちろんクリスの演唱會。だから他のことはあまりしてないし、買い物もあまりしていない。本当にクリスに集中した旅だった。友人には少し窮屈な思いをさせてしまったかなと心配してるけど、彼女も演唱會は楽しんでくれたみたいだし、生クリスに興奮してました。だから大丈夫かな。クリスは演唱會ができること、香港のファンに会えたことがとても嬉しい様子だった。これに気をよくして、しばらく香港で活動してくれると嬉しいんだけどなあ。まあ、カナダでコンサートをするならまた行くけど、できたら香港がいいなあ。来年はデビュー25周年なので、何かしてくれるんじゃないかと期待してます。では、それまで再見!