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旅遊記

diary

[旅遊記その4 香港 2003.10.10-2003.10.13]

今回の香港行きは実に単純なものだった。「ただ香港に行きたい」という理由だけ。連休だったから選んだこの時期。だから特にクリスのイベントに合わせたわけでもなく、実際にイベントの予定はなかったので会えることは期待していなかった。
でも幸運にも会う機会がありました♪

<出発まで>
8月に行ったばかりだというのに、9月に友人たちが行くのを見ていたら、また行きたくなってしまい、なるべく会社に迷惑をかけないようにと、ちょっと割高になるけど連休を利用して香港に行くことにした。
出発前日の10月9日には克勤のコンサートにクリスがゲスト出演することがわかっていたけど、どうしても仕事の都合がつかず、諦めた。でも出発近くになって私が到着する午後に香港電台(RTHK)でラジオドラマの収録の仕事があるということがわかり、とりあえずそれに行ってみることにした。

今回クリスのイベントが特にないということもあり、映画を見ることをメインイベントにしていた。話題の「無間道2」や「大隻イ老」が上映中なので、絶対に見たいと思っていた。

今回は映画を楽しんで、もしかしてちらっとクリスを見ることができるかなってことで香港へ!念のためにクリスへのプレゼントも用意して、もし渡せなかったらユニバーサルのオフィスにでも置いて来ればいいかな。

<10月10日(金)>
早朝4時半に起きて成田空港に向かう。やはり連休のせいか空港は混んでいた。こんな混んでいる空港は久しぶり。出国審査のところも長蛇の列だった。

行きの飛行機は最悪だった。ちょうど台湾上空の食事の時間に飛行機が揺れるのはいつものことだったけど、今回はかなりひどく揺れ、客室乗務員まで着席して、食事のサービスも一時停止。飛行機が揺れることは慣れていたけど、私は客室乗務員まで着席するとちょっと緊張する。ただでさえ乗り物に酔いやすい私は、乗り物に乗りながら食事すること自体苦手で、普段からあまり機内食は食べないのだけど、こんなに揺れてしまってはとても食べられない。しかも機長からのアナウンスによれば、このあと30分も揺れが続くという。とてもじゃないけど食事はほとんどできなかった。

空港に到着してまずは香港ファンの友だちに連絡。何がしたいか聞かれ「お腹空いた〜」と答えた。(笑)出口を出ると、ユーミンの「シャングリラ」鑑賞ツアーの団体客の出迎えでごった返していた。そうだ、ちょうど公演開催時期と重なっているんだ。鑑賞ツアーは思ったより安かったので、私は思わずそれに参加しようとさえ思ったぐらい。その出迎えの波の中、自分の出迎えの人を見つけることができず、慌てて旅行会社に電話してしまった。無事に会えたあとすぐホテルに移動。

チェックイン後、とにかくすぐに香港電台に向かうべく、地下鉄に飛び乗って九龍塘駅に行った。友だちに電話連絡したけど、うまく駅で落ち合うことができなかったので、仕方なく一人タクシーで香港電台へ。香港電台の敷地はとても広く、門が2つあり、運転手に「ここ?それとも上の方?」と聞かれても分からず、とりあえず上に行き、誰もいなかったら歩いて下ればいいかなと思い、上のゲートに行ってもらうことにした。
そこにはいかにも「出待ち」してますって感じの女の子たちが10数人いたので、すぐにわかりました。私が降りたところは香港電台の正面ゲート。私の友だち二人もそこにいて、やっと会えました。クリスを待っていたのは私たち3人を含め6人のみ。あとの人はジジのファンでした。

クリスを待っている間にジジが車で出てきた。たまたま私はジジが乗っていた側に立っていたので、ガラス越しに見えました。いや〜目が大きくてすっごくかわいかったです。イーキンが惚れるのもわかる気がする!

ほどなくクリスが乗った車も出てきた。門のところで一旦停止した時にアシスタントが「向こうのテレビ部で車を止めるから」と言っていた。車はテレビ部とは逆の方向に行き、迂回してきたけど、私たちが歩いて坂を下るより先に到着していた。
いよいよクリスが車から降りてきた。緊張〜!でも用意してきたプレゼントを渡さなくちゃと思い、目が合った瞬間、「Nei Hou!」と挨拶。クリスは私の目の前に来ていきなり話しかけてきた。あまりにも普通のスピード(いや早口)で広東語で話すので、ところどころの単語しか聞き取れず、全体の意味はわからなかった。いい加減な返事をしては失礼と思い、「すみません。わかりません」と正直に答えると、香港ファンの友だちに向かって「あとで彼女に説明してやって」と彼女たちに話をしていた。
中に入ってしまいそうになるところを慌てて呼び止めてプレゼントを渡した。すると他の子たちも手紙を渡したり、友だちのためにサインをもらったりしてました。

一旦中に入ったクリス。30分もしないですぐに出てきた。他のファンと話をしている間、後ろに立って待っていた。話が終わったかなというところで、背中をつついて(!)、「一緒に写真を撮って欲しい」とお願い。私のあとに続いて他のファンたちも一緒に写真を撮ったり、雑談したりしてました。

ファンとの雑談の時にまた急にこっちを向いて話しかけてきた。だからもっとゆっくり話してってば!またよくわからずぽかんとしていた。どうやらクリスは私のこのサイトを見てくれたみたいです。「君のサイト」という単語だけは聞き取れました。そして掲示板までチェックしたそうです。日本語が読めるのか?それとも漢字だけ追ってるのかな?とにかくこれからはあまり変なことは書けないわ。(爆)もちろん見てくれたことはとても嬉しかった♪

クリスが去ったあとは旺角に移動して他の友だちと合流して食事。そして信和へ。前日のコンサートの写真やら古い写真やらを買い込む。思わずカレンダーまで買ってしまいました。旺角でCDやDVDなどの買物を済ませ、9時半から「無間道2」を鑑賞。いや〜鎮宇がとってもかっこよかったです。でも映画の完成度からすると「無間道」の1作目には適わないですね。それに疑問や謎が多くて、悩みながらホテルに帰りました。


<10月11日(土)>
朝はまず銀行で両替。円高だったので少し余分に日本円を持って行き、口座に入れておきました。朝食を食べて觀塘で用事を済ませたあと、九龍塘の又一城で「大隻イ老」鑑賞。仏教の話だったのでちょっと難しく、日本語字幕が欲しいと思ってしまった。映画を見たあと又一城の中にあるスーパーで買物をしていると友人から電話が入る。今夜の待ち合わせ時間の確認だった。当初より少し早くなってしまったので、予定していた用事をひとつ済ませられなかった。

そのあと旺角に行き、友人に頼まれていたVCDを購入。前日行った時にはまだ入荷していなくて、やっと今日入るというのでまた店を訪ねた。クリスのポスターがあったら欲しいと言うと、ポスターはないけど去年のコンサートの写真ならあるというのでもらってきた。何でVCD屋で写真があったのかは謎。でもラッキー♪

旺角で友人と会い、荷物が多かったので一旦ホテルに戻った。そのあとペニンシュラホテルで買物をすべくホテルを出ようとしたら、突然の大雨。慌ててホテルで傘を借りてから外出。「きっとクリスが家を出たんだわ」と友人。理由を聞くと、中国の言葉で「貴人出門、招風雨」というのがあるそうです。重要人物(高貴な人?)が外に出ると雨が降るという意味らしいんだけど、何でなんでしょうか。それじゃあ、クリスは外出する度に雨に降られるってこと?それじゃあ「雨男」だよね。

他の友人たちと合流し、カラオケ屋へ。クリスのMVが見たい!と私がリクエストしたもの。元来私はカラオケなど歌わないし、行きもしないのですが、クリスのMVを楽しみ、香港ファンたちとの再会を楽しみました。全部で15人ぐらい集まっていたかな。勝手に歌い出したり、携帯電話は鳴るし、最後にはビデオまで撮り出し、それはそれはにぎやかだった。もうすぐクリスの誕生日なので、誕生日の歌のカラオケを流し、私以外の全員で合唱!その様子をビデオに収めました。もしかしてクリスにプレゼントするのだろうか?!あれを見たら喜ぶというよりきっと爆笑することでしょう。

11時すぎに解散して、ホテルへ。雑誌や新聞などの整理をしたあとはお風呂に入り、就寝。何だかぐったり疲れて早々に眠ってしまったようで、日本にいる時よりもしっかり寝ました。


<10月12日(日)>
今日は昨日行かれなかった上環に行き、海味の買物。いつもの店で貝柱と干しエビを購入。干しエビはお店のおじさんが「半年ぶりに入ったいいものだから」と勧められるままに買ってしまいました。そのあとは友人に紹介してもらった別の店へ。先月友人が買ってきてくれた干しエビがおいしかったので、買いたいと思っていた。日曜の午前中だったので、どこの店も空いていて、ここはお客は私だけだった。安くしてもらうようにお願いしたけど、元々の価格が他の店より安いからこれ以上は安くできないと言われてしまった。
基本的に香港ではなるべく広東語で話すようにしている私。私の言葉は通じていたようだけど、やはりネイティブではないと思ったのか、お店のおじさんに「君はどこの人?」と聞かれた。「日本人」だと答えると怪しい日本語で挨拶をしてきた。そこへ若い店員が話に加わり、「日本人?広東語上手だね〜」などとほめられた。

おじさん「君のだんなさんは中国人なのか?」
私「いいえ、私はまだ結婚してないんですけど」
おじさん「まだ結婚してない?じゃあ、僕にもチャンスはあるのか?」
横で聞いていた若い店員がノリノリになってきて、おじさんに私に携帯電話の番号を書いた名刺を渡すように言ったり、私に彼の嫁になってやってくれなどど言い出した。
本当に名刺をもらい、笑ってごましながら「もう明日帰るのよ。また今度ね〜」と手を振り、帰ってきました。せっかくのおいしい干しエビ。また買いに来たいけど、店に行きにくくなってしまいました。彼らが私のことを覚えていないといいけど。

昼は留学時代の友人と飲茶。いや〜実に12年ぶりの再会。お互いにやはり少し老けてしまったかな。(^^;) 私は独身のままだけど、彼は一児のパパになっていた。来年の息子の小学校入学の準備で今から忙しいみたいです。いや〜香港の男性は優しいですね。というかこれが彼らにとっては当たり前で特に優しくしてるわけではないのかもしれませんけど。
とにかくせっせとお茶は注いでくれるし、点心はとってくれるし。私はしゃべることと食べることしかしませんでした!常に私のお茶碗にはお茶が入ってる状態。香港の女性が羨ましいと思ってしまいました。

銅鑼灣でぶらぶらしたあと、一旦ホテルへ。香港ファンの友だちが私に届け物があるとか言っていたので、彼女が来るのを待ちつつ、クリスへの手紙を部屋で書いてました。
友だちと一緒に尖沙咀をぶらぶら。免税店のサービスセンターみたいなところに無料で使えるコンピュータがあると聞いたので、行ってみたけど、その日はなぜか「本日は使用できません」と張り紙がしてあった。まさか、このあとある花火大会のせいではないよね?友人と別れたあと、すっごい人でごった返すネーザンロードに出て、花火を楽しみました。
一人旅だと比較的食事がおろそかになりがち。今日は糖朝で夕食を食べようと思ったけど、花火大会のあとはすっごい人で通りの向こうにはとても行けそうになかったので、諦めて尖東の方へ。ユニバーサルが入っているビルを眺めつつ、隣の店で食事。もしかしてクリスも来たことがあるんじゃないかしらと勝手に妄想してました。ホテルへの帰り道に亀ゼリー。香港に来たら必ず1回食べるようにしてます。疲れた体が元気になるので。

荷物整理をして、今日も早めに就寝。後半は大して忙しくなかったけど、なぜかやたら疲れたので早めに寝ました。

<10月13日(月)>
今日はゆっくりと起き、朝食をのんびり食べたあと、HMVで最後の買物。そのあとユニバーサルへ行ってみた。ビルに入ったら止められてしまうのではないかと、内心ちょっとびくびくしながらだったけど、結構あっさり入ることができた。6階までエレベーターであがると受付があり、クリスのアシスタントがいるかどうか聞いてみた。「何か日本人が訪ねてきてるわよ」とちょっと不審そうな感じで(?)、受付嬢はアシスタントに内線電話で連絡していた。もしいなかったら受付に手紙を預けるつもりだった。でも幸いにも彼はもう出社していたので、ロビーに出てきてくれるという。アシスタントが出てきた。昨夜ホテルの部屋で書いた手紙を差し出して、クリスに渡してもらうようにお願いすると「今夜クリスに会うから渡しておくね」と言ってくれた。
日本には香港歌手の日本版CDが出ているのか聞かれたり、逆に日本に行ったことがあるのかと聞いてみたり、ちょっとだけお話させてもらいました。みなさん気さくでいい人ばかりです。

ちょっとユニバーサルでのんびりしすぎたか。バスの迎えに少し遅れてしまいました。申し訳ない!でも他に一緒に空港に行く人があまり多くなくて良かったです。バスの中から香港ファンの友だちに滞在中にお世話になったお礼の電話をしていると急に雨が降り出し、「またクリスが家を出たのかな?」と二人で笑っていました。

どうやら私の乗った飛行機は「シャングリラ鑑賞ツアーご一行樣」がいたようで、ゲートのところで待っている時に周りがみなユーミンの話をしていた。そして何とユーミン夫妻も来たらしい。私は見逃してしまったけど、ゲートのすぐ近くのマッサージ屋でマッサージをしていたそうです。おそらくはユーミン夫妻も同じ飛行機だったんでしょうね。

行きも帰りもユーミンファンに囲まれていたけど、香港の中では到着直後にクリスに会い、出発直前にはユニバーサルを訪ねるという、結局はクリスで始まり、クリスで締めた旅でした♪今回もまた会う機会に恵まれて、写真まで一緒に撮れて本当にラッキーでした。次回もこう有りたいです。

実は今回の旅はちょうど初めてクリスのコンサートを見てから1年という記念の時だった。クリスが初めてコロシアムのコンサートをしたのが10月10日で、私がコンサートを初めて見たのは10月11日。
この日は一人でコンサートを見に行っていた。入り待ちもしたけど、勇気がなくて声をかけることもできず、ただ楽屋に入って行くクリスを見送っただけ。でもこの1年の間にいろんなことがあった。サインをもらったり、クリスに覚えてもらったり、写真を一緒に撮ったり。手紙の返事ももらったし、サイン会に参加したり、テレビの収録を見に行ったりと楽しいことがたくさん。多くの香港のファンと知り合えたことはクリスが私にもたらしてくれた贈り物だと思ってます。クリスを始めみなさんいい人ばかりで、私は幸運です!多謝各位!