歌、作曲、作詞の才能だけではなく、文章を書く才能もあるクリス(語学も堪能で絵の才能もあります!)。出版された小説や散文集をここで紹介。現在、2003年に出版された散文集<離家出走>や最新書以外はほぼ入手不可能。古本屋かネットで探すしか方法はないかと思います。私も復帰後に発売されたもの以外は友人に譲ってもらったものが少しあるだけ。
*謝謝!旧作資料提供:<平常心> by Blue Sky
主人公のPaulaはダンナとの平穏な生活に飽き、新しい生活を求めた。彼女は自分の求めるものを見つけたと思い、まさにその幸せを掴もうとした時それは逃げて行ってしまった。
この作品は映画の脚本のような形で書かれ、シーン、音響などのことも書かれている。 クリスが最後に書いているのは;
人は、一度しか生きられない、二十歳の決定は人生を誤ることも。どうしたら.....
僕はまた新しい服を買うことはできない。神父の前に立ち、話しをする、こういう風に一生は.....
お金を支払う時になって、僕はやっとわかるんだ。僕が欲しいものは、全部すでに手に入れているものだと。
"You better let somebody love you, before it's too late(誰かに愛してもらおう、手遅れになる前に"、暗闇の中、歌が終わり、音楽は消えて行った.....
ちなみに出版元の「特藝演藝」は当時のクリスのマネージメント会社、That's entertainment managementの中文名だと思います。
2002年10月に発売されたアルバム<LONG TIME NO SEE>に附録で付いていた「離家出走<前奏篇>」及び2003年6月に発売されたアルバム<WISH YOU WERE HERE>に附録で付いていた「離家出走<再續本>」を1冊にまとめて一般販売したもの。
それぞれ二文字のタイトルからなる散文が20編ずつ収録されていて、1冊にまとめる際には収録順を改め、最後の2編は本のタイトルになっている「離家」と「出走」。
主にカナダでの生活や、日頃彼が思っていることなどが書かれている。カナダでの空白の時間が見えてくる。
出版に当たって、林燕女尼(ユニース・ラム)の序章が追加されている。