
03防府読売マラソンを振り返って
いやいや、フルマラソンのシーズン真っ盛りですね。今年も防府読売マラソンに参加して記録更新を達成したタカさんが、レースの中身を手に採るように克明に描いてくれました。そして、苦しさを乗り越え、記録更新に至るまでのプロセスを細かく自己分析してくれた今回のレポートは、明日から練習に明け暮れる皆さんにきっと勇気を与えてくれることでしょう!では、皆さん頑張りましょうね!! |
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ちくしのRCの皆さんへ。高宗です。
青島に参加された皆さん、お疲れさまでした。防府のレ-ス結果は新聞、インタ-ネットなどで見られた方もおられると思いますが、私の結果、反省、今後の取り組みを報告したいと思います。
●レ-ス結果: 2時間44分21秒(146位)
●出走: 497名
●完走: 344名(完走率69%)
●気象条件: 天候:晴れ 気温:13.0度 風:2.5M(後3.5M)
湿度:64%
●ラップ/スプリットタイム
距離 スプリット ラップ/5km 参考(当初目標)
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5km 18'45" 18'45" 18'00"
10km 37'35" 18'50" 18'30"
15km 56'42" 19'07" 18'30"
20km 1゚15'49" 19'07" 18'30"
(ハ-フ) (1゚19'55") (4'06") ←1.0975km 4'04" ←ハーフ 1゚17'34"
25km 1゚35'04" 19'15" 18'30"
30km 1゚55'19" 20'15" 19'00"
35km 2゚15'38" 20'19" 20'00"
40km 2゚36'03" 20'25" 20'00"
フィニッシュ 2゚44'21" 8'18" ←2.195km 8'29" ←フィニッシュ:2゚39'33"
●体調
1週間前に左足を捻挫、必死のアイシング+湿布と整骨院通いで何とかレースに
滑り込めました。一時はレース出場を断念しようとも思いましたが、何せ年に1回
のレース、多少の不安はありましたが、出場に踏み切りました。
●レースの流れ
スタートは全体の真ん中付近、競技場を走る間(500m)はポケット状態で
のろのろ走行でしたが、むやみに出ようとすると変な負荷がかかるため我慢。
競技場を出てペースUPも可能でしたが、痛めた左足の状態を見るためハーフ
ポイントまでは自重、第一目標の39分台は早々に断念。
ハーフは余裕をもって通過するも、折り返しの22km過ぎから身体が重く
感じられはじめましたが、25kmポイントでは回復しました。
後半は4m近くの向い風に各ランナー苦戦するも、気持ちも充実しており
さほど苦にならず。35kmからの残り7.2kmは顔をはたきながら気合いを
入れ前方のランナーをごぼう抜き。
ラストの2kmは、3’53”→3’42”でカバーし、2時間44分21秒で
フィニッシュ。第二目標の45分はクリヤーできました。
レース後の疲れもさほど無く、力を残してのゴールとなりましたが、捻挫という
直前のアクシデントを考えたら、この結果にはほぼ満足しています。
また、今回(7回目)のフルマラソンで、ようやくフルの走り方がわかってきた
様な気がします。今回の経験を生かして来年は2時間40分を突破しようと
思います。
尚、一緒に参加した山内君は5km付近でまめができてしまい、根性で完走
(2時間58分 47秒)はしましたが、残念な結果に終わりました。
しかしながら、練習でキロ4分を切るペースで42km走はこなせていた事と、
今回のレースも25kmまでは、ゆとりをもって18分/5kmペースで走れて
いましたので、確実に2時間35分の走力はついています。
次回は、コンディションさえ整えば35分は間違いないと思いますので、
今回の 25kmまでのいいリズムを次回に生かして欲しいと思います。
●40分切りの為の課題と対策
今回は力を残しての44分とはいえ、次回40分切りを確実にするための
課題と対策です。
@トレーニング
準備期間で実施した練習内容には間違いはなかったが、ハイペースでの
距離走が不足気味。
→対策:
キロ4分ペースでの40km走を最低2回は実施。(レース4、6週前)
Aレース運び
後半の消耗を考え過ぎて、ハーフ通過が遅すぎた。
(今回は捻挫があったため仕方ありませんが、それはそれとしての反省です。)
→対策:
ハーフ地点までの安全運転では記録は出ない、少々突っ込み気味のレ-ス展開
が必要。但し、ハーフ通過は余裕をもたせることが条件。
(当然、突っ込みすぎは撃沈のもと)
この為には、ハーフの記録更新
(現在の自己記録1゚14'58" →1゚13台ヘの短縮)が
不可欠。 ハーフのレースに積極的に参加する。
マラソンはごまかしが全く効かない競技です。記録短縮を目指しておられる皆さんは、マラソンのための計画的な練習とそれをやりぬく強い意志が必要です。ランニング道場でも申しておりますように、”練習で出来ていないことは本番レースでもできるわけがありません。”苦しみを乗り越えて掴んだ目標記録達成というものは、当事者にとっては、(競技面のみならずあらゆる点で)大きな自信になると確信しています。各々の立場で、目標をもって取り組んで行きましょう。 |
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