
第7号
タカさんのランニング道場7回目は、フォーム矯正に役立つ『補助運動』です。今回のレッスンは、跳躍走やサイドステップ等を練習の中にうまく取り入れて、フォームを美しくするんだそうです。そう言えば、旭化成の元トップランナーだった「谷口選手」は何故か、首を横に倒して走っていたのが印象的でしたね。右でしたか、左でしたか?…えっ、そんなことより、自分のフォームを治せって?!そりゃそうですね。さっ、そろそろ練習の時間。スキップでもしながら走ってみますばい!でも、スキップばっかで、10キロ走るのも辛いね、こりゃぁ…。これじゃ記録も"足踏み"する訳だ?!行ってきまぁす〜♪ |
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ちくしのRCの皆さん。こんにちは、高宗です。ランニング道場7回目です。今回は、フォーム矯正に役立つ『補助運動』について、説明したいと思います。エネルギーのロスが少なく、スピードの出る、バランスの取れたフォームを身につけるために、是非トレーニングメニューに追加したいのが、補助運動です。
●補助運動がフォームを美しくする
補助運動の練習は、筋力トレーニングやサーキットトレーニング、ストレッチなどで養われた筋力、筋持久力、柔軟性などを効率よく生かすためにも有効なトレーニングです。ランニングに必要な動きやリズムを覚えるのがポイントなので、一連の動きをリズミカルにテンポ良く行うのが大事です。最初は、ひとつひとつの動きを正確に行うことに重点をおいて練習しましょう。以下、具体的な運動メニューです。
@跳躍走
足首や膝のバネを利かせて前方へ跳躍する。ぴょんぴょんとテンポよく大股で跳ねるように行う。キックした足の膝を引き上げて、真下へ指の付け根から着地すること。
Aスキップ
かかとから着地し、親指の付け根でしっかりキックする。リズムに乗って身体を動かすのがコツ。背筋を伸ばし、リラックスすることを忘れないこと。腰高のフォームづくりに有効。
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スキップや跳躍走は、補助運動の中でもやりやすい動き。最初は小さな動きでゆっくり始め、慣れてきたら徐々に大きな動きでリズムを取っていくようにするとよい。補助運動の練習は、いくつかを組合わせて行うことが、効果的。それぞれの動きをバランスよく取り入れるように。
Bクロスウォーク
踏み出した足が、身体の中心線より内側に入るように、かかとから着地する。腰の回転が強調され、上半身と下半身のひねりが大きくなる。このとき上体が左右にぶれないように注意する。
Cサイドステップ
横へ横へと両足でリズミカルにジャンプする感覚でステップを踏む。このとき、肩や腕、足首をリラックスさせる。ステップの幅が大きくなり過ぎないように注意。
D足踏み
その場で脚部を上げ下げする。膝の動きを覚えるための運動。着地している足は膝を伸ばし、上げる足は、かかとを真上に引き上げるイメージで行い、腰のラインより後方へ出ないように注意。
Eもも上げ
背筋を伸ばして片足ずつ腿(もも)を引き上げる。着地は爪先から行い、かかとを踏み込んで膝を伸ばす。始めはゆっくりと動きを確認しながら行い、徐々にテンポをアップしながら行う。
以上の補助運動は、地味なトレーニングですが、走りの効率性を高めるためには有効となりますので、是非取り組みましょう!
引用文献「スポ-ツグラフィック マラソン 監修:高岡邦夫」
それでは、次回まで”Enjoy your running!”by タカ |
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