国境のないセブンデイ 突撃編

                        ■ 2007年5月13日(日曜日) ■

 眠れない(>。<) 案の定眠れない! 酒の力を借りて、ほろ酔い気分になったけど… ダメだ目が冴える。
酎ハイ1g飲んだけど足りない。 でもこれ以上飲んだら頭痛くなりそうだし… 眠らなければ頭痛くなるし! せめて横になって目を閉じよう。 頭を空っぽにして休もう。

 最初から空っぽの頭のくせに、こんな時だけはよく働きます。 忘れ物はないか? 606号は大丈夫か? 藤原紀香? 
どんどんどんどん頭が働く。 あ! 拡声器を忘れた! とっさに押入れから小さな拡声器を探し出す。 カメラのバッテリーを心配したり、財布の中身を心配して何度も部屋の電気を点けたり消したりの繰り返し。 
 布団に入れば寝返りうつばかりで眠れない。 こんなに寝付けない夜は久しぶりです。 困ったなぁ!
 午前2時の時点で目も頭もギンギラパラダイス(古っ!)状態。 寝るのを半分諦めた時に爆睡。

 午前4時半起床。 結局2時間ぐらい寝ただけかな? 窓の外は薄ら明るい。 雨が降った痕跡も、これから降る気配も無い。 既にこの時間なら遠方からの仲間は向かってる最中だろう。 雨に降られてないか心配です。
 自分の準備を済ませてから、サポートカーに積み込んだ荷物の最終確認をしました。 抜かりは無い! 指差し確認で自分に納得。

 午前5時半にチキチ基地まで自転車で向かいました。 10日ぶりのセブン! ガレージのシャッター開けたら盗まれてた… なんて笑えません。 シャッター開けたらオイルが全部抜けてた… なんて無きにしも非ず。 ガラガラっとシャッター開けたら、静かに座ってました。 ボディカバーを剥ぐってイグニッションをON。 エンジン一発始動♪ きっと606号も久しぶりに目覚めたので嬉しいのでしょうね! エンジン一発始動は僕もスッゲー嬉しいです。

 しっかり暖気をして、ゆっくり家に戻りました。
今回サポートをお願いしてある、おじゃさんが既に待っててくれたし、peroさんは後ろから登場。 午前6時に、たかじんさんと待ち合わせて出発です。 待ち合わせ場所には同時に到着。 ここから牧の原SAまでの道順を話し合い… 僕は音羽蒲郡IC手前のGSで燃料補給をして、追いかける状態で出発しました。

 若干うす雲がかかった5月中旬の空。 梅雨はもう直ぐそこまできています。 それでも空気は乾いてるので肌寒く… ジャンパーなしでは風邪ひきそう! 微妙だったけど着てて良かった〜♪ 
 空いてる道をセブン2台&サポートカーは、ひらひらと音羽蒲郡ICを目指しました。

 音羽蒲郡IC手前のマイナーな銘柄のGSに606号は入ります。 後続の2台も入ってくるかと思ったら「先行くわぁ!」と手を振りながら行ってしまった。 「単独で牧の原SAまで行くのも寂しいなぁ…」とブツブツ言いながら満タン給油。 ここで満タン給油しておけば、家まで帰れる計算。 少しでも多く給油しておきました。

 東名高速道路に上がって、静岡方面に進みます。 先行した2台はゆっくり走って待っててくれると思ったので、少しペースを上げて追いかけました。 集合場所でメジャーな赤塚PAを通過する時は「この時間なら数台は来てるだろう!」とホーンを鳴らしながら通過。 牧の原SAで参加者を待たせて迷惑をかけてはいけないと思い…さらにペースアップ! もうぼちぼち追いついても良いだろうに… 先行した2台は現れない。 いくらツインターボ(嘘)でも荷物を積んだ配達号には追いついてもおかしくないはず! あっという間に牧の原SAに到着してしまった。

 集合場所は、おじゃサポート隊員さんとは下見に来てるから待っててくれると思ったのに見当たらない。 途中で追い越すワケないし… とりあえず606号を駐車してエンジンを止める。 そしたら携帯に着信! 妙な胸騒ぎ。 嫌な予感。 サポート隊もしくは、たかじん号に何かあったのか? ドキドキしながら携帯電話を開いたらkazzさんからでした。 良かったぁ〜♪ きっと赤塚PAからの情報だな♪ たくさん集まってて大変なんだろうな♪ とハイテンションな口調で…

 606 : もしーもーし。 おはようございます。 今日は宜しくお願いしま〜っす。
 kazzさん : (若干暗い声で)おはようございます。 宜しくお願いします。 あの〜 … 四国軍団全滅。
          ○○さんオーバーヒート。 ○○さん不調でUターン。 ○○さんブレーキ故障。 ○○さん…

 606 : (放心状態で) はぁ…
 kazzさん : 直せる人は直して来るそうなので、四国・関西軍団は遅れます。 僕らは一応、7時半に予定通りそちらに向かいます。

 どうしたらイイのか分からずに広い駐車場で独り携帯電話を握って立ちすくんでました。 魂が抜けた顔してたらサポートカーが到着。 サポート隊員2名と合流。 状況を教える間もなく再び携帯に着信。 「いま長島SA。 にっしゃん何とか復活できるけど、ちょっと遅れる。 悪いね。」と関西総司令官のI川さんからの連絡。 頑張って来てくれる! 「遅れても待ってますから慌てないで来てください。 気をつけて来てください。」と言ったものの… 正直、SAでの集合は警察沙汰になりかねないので長時間の滞在は心配だった。 だけど、一生懸命な仲間を置いて出発する気はさらさら無いです。 

 牧の原SAの集合時間は午前9時から9時45分。 10時に出発予定です。
現在時7時50分。 まだ1時間以上あったので、3人でのんびりと軽く朝飯を食べながら広い駐車場で待ち続けました。 すると1台の黒いセブンが入ってきた。 「おっ! 一番のりのセブンだぁ!」と3人で手を振って招き入れましたが… ドライバーは「んむ!」と深くうなづいて通過。 イベントに参加の方じゃなかったんだぁ。 祭りの如く手を振って踊っていた僕ら3人って…カッコ悪い。 馬鹿丸出し。

 午前8時半を過ぎたあたりから、少しづつ集まってきました。  参加表明は120台弱ありましたので、不参加表明もドタキャンも含めて60台を予想しておりました。 駐車場は何百台でも停めれる余裕があるので問題ありません。 ところが集まり出したら止まらない! 次々とセブンが入って来る。 その姿様子は航空母艦に戦闘機が着陸してくる雰囲気。 日差しを浴びて輝くアルミボディは戦闘機の胴体。 色とりどりなフェンダーは、まさに翼のようでした。 

 集まりだした時から僕は鳥肌が立ちっぱなし!
関東方面からの一個大隊が反対車線を通過する時は一番痺れました。 まさしく戦闘機が編隊を組んで頭の上を通過してる感じ! そう! 「上空爆音」の如く左から右へ飛んでいく!! 車高が低い小さな車ゆえに、その姿は確認できない。 かなり高い所を飛んでるジェット機みたいです。 何機も飛んでる。 『音』が続く。 途切れない。 等間隔で走ってるのが手に取るように分かった。 痺れたねぇーっ! 一体何台通過したのだろうか? 頭上で一回転してくれるみたいに、ホーンを鳴らしてくれる超ご機嫌な仲間も♪ うぅぅぅカッコ良い! 見ず知らずの人に、手を振って踊ってた僕らなんか足元にも及べない。

 関東方面の皆さんは、最寄りのICでUターンして牧の原SAに入って来てくれます。 m(_ _)m 面倒なUターン本当に申し訳なかったです。 
既に遥か長いトラックターミナルを半分使って集まってます。 トラック1台分の駐車スペースにセブンは3〜4台は駐車できる。 関東軍団が到着した時点で20列は超えてる。 
 関東軍団の到着で、集合場所は更に盛り上がった。
僕もワイワイ遊びたかったけど… 今からの事や四国・関西軍団の事などを皆さんに伝えながら、「ここから先は食べ物を買う所は無いので、何か買っておいてくださ〜い」と小さな拡声器を使って喋り歩きました。 
 その頃、関西・四国軍団さんに電話をしたけど通じなかったので… 『飛んでる!』という事が、未確認だけど分かったし…そう信じていた。

 「ここから先は食べ物を買う所は無いので、何か買っておいてくださ〜い」と相変わらず喋り歩く606。 暫くしてから「関西軍団さんと四国軍団さんが到着して15分後に出発します!」と伝え歩きました。 さすがにレーシングシューズで歩き回ると疲れるね。 せっかく普通の靴を積んで来たのに…そんな事なんてすっかり忘れてる。 

 既に恐ろしいほどの台数。 ここまで来たら野となれ山となれ! 信じられない台数でツーリングを楽しもう♪ 開き直って歩いていたら遠くからセブンの排気音が聴こえてきた。 関西軍団と四国軍団の到着。 普通なら喜びだけで盛り上がるのに… 今回は『感動』もあった。 壊れた箇所を修理しての到着。 そう! 走れなくなった仲間の回復を待って一緒に来た事に意義があります。 修理不能で仕方なく停止した仲間も、帰りまでには直そうと努力されてるみたいです。 

 きっと、この方達は相当疲れてるはず。 だけどこの場を早く離れないとマズイ。 伝えるのが辛かったけど… 「15分後には出発します」と発表しました。 本当はそのまま出発をしたかったのですが、少しでも休んでほしい気持ちが強かった。 トイレ休憩の時間しか与えられなくて本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
 
 出発15分前という事で、サポートカーに道路状況の偵察をお願いしました。 「どうか吉田ICで料金所渋滞が起きてませんよーに!」 「どうか吉田ICから先の国道が航空祭が原因で渋滞してませんよーに!」と… ここ暫くは神頼みが多い606。 賽銭0円で願い事言うずーずーしい606。 それでも願いは叶うものですね! 『渋滞ハ全ク無シ』という偵察機からの電文を受けて、全車に報告。 そしてツーリング出発準備です。
 あれほど歩き回ってたドライバー&ナビが全員セブンに乗車しました。 606号は7時半に到着して、3時間も置きっぱなしだったので、エンジンが再び温まるまで時間かかりました。 暖気中に『国道モ渋滞ハ無シ』という電文を受けたので、ニッコリ笑顔♪ どうやらスムースにイベント会場までツーリングできそう♪ 午前10時40分。 ゆっくりと606号を走らせました。 

 
一旦 CMいきま〜っす!

♪OHグア〜バ レッツコ〜ヒ〜 レッツ!オレ〜ンジ〜 夢中ぅ!夢中yo~ トロピカルwoo! オリエンタルグァ〜バァ〜♪

♪誰かが〜小石を〜また投〜げ〜たぁ〜 琵琶湖温泉〜 ホテル紅葉〜♪



 82台のセブンが牧の原SAから次々と本線に合流します。 降りるICは次の吉田IC。 約8kmの高速道路移動です。 先頭の僕は後続が慌てないように80km/hぐらいでゆっくり走行しました。 大型トラックにも抜かれるスピードです。 長蛇のセブンを見たかったけど、バードゲージでは後方の確認が全くできません。 緩い右カーブで少しだけ眺める事が出来ましたが… 妙な気分でしたね! 「有り得ない」と心の中で叫びました。 どうだろう? 82台のセブンが50bの車間距離を開けて連なった場合、車間距離だけでも4kmに達する。 セブンの全長も入れたら結構な距離になるでしょうね! 牧の原SAから吉田ICまでの半分の距離をセブンが走ってるなんて完全に非日常的です♪

 吉田ICまでは数分で到着。 焦りました。 僕が料金所のETC車線に進もうとしたらパトカーが突然向かって来たのです。 だけど赤色回転灯が光ってなかったので、見て見ぬふりをして通過。 料金所を出て最初の信号を国道150号線に向かうために右折します。 ここで何回も隊列は切断されると思ってました。 地図(ツーリングコース図)を全車に配布してあるし、進む道は単純なのでゆっくり前進しました。 

 市街地を走行中に、最後尾を走ってるナイツ店主さんのナビから電話が入りました。 「高速道路から覆面パトカーに追尾されてます。」との事。 大丈夫なのだろうか? どうする事もできないので…合掌しておきました。
途中で車に跳ねられてたお年寄と跳ねた青年が佇んでいた事故現場がありました。 吉田ICから出てきたパトカーはそこに行く為のパトカーだったみたいです。

 続いて偵察部隊からの連絡。 (一旦路肩に停止)
 隊員 : ヤバイです。 駐車場がありません! 入って良いのかどうかも微妙です。
 606 : え"っ? どういう事? 閉鎖されてんの??
 隊員 : 消防隊の訓練みたいで、予定していた駐車場が全滅です!
 606 : w(T。T)w 最悪やん。 駐車できなかったら他に場所ないよ。
 隊員 : 下見した通り、万が一の場所を確認してみます。
 (しばらくして)
 隊員 : 大丈夫です。 一番奥の駐車場を確保しました!!
 606 : 了解。 そちらに向かいます。 どんどん入ってくるので誘導ヨロシク!

 ひとまず安心モードでイベント会場までのツーリングを楽しみます。 なにせこの道はチキチキツーリングで3年前に一度走っただけの道。 下見ではサポートカーで2回も走ってますがね! だからセブンで走るのは凄く楽しみでした。 まぁ…このツーリングの本当のメインコースはイベント会場から先なので、まだまだ楽しみは残っております。

 気持ちの良い二車線道路を進んで、トンネルの中で排気音を楽しみ… 中央分離帯に立ち並ぶヤシの木を眺めながらイベント会場に入りました。
 入ってビックリ(@。@) 消防車と紺色の作業服姿の人達がスッゲー大勢で訓練してました。 軽く600台は駐車できるだろう駐車場が100%占領されてた。 僕が2度も来て『最高の記念写真スポットだぁ!』と自負していた場所が… 使えない。 正直ショックでした。 大きな脚立も用意して来たのに… ちゃんとロケハンしてアングルも考えてたのに… ここの駐車場は奥に行けば行くほど景色が殺風景になってしまう。 それなのに一番奥の駐車場しか空いてないなんて!!

 でも仕方ないですね。 駐車場が無いよりはマシです。 おじゃさんの誘導で順番に駐車し始めます。 606号を停めて気がついた事… 「後続が来てないじゃん!」 先頭の606号から数台は無事に到着。 てっきり渋滞になるぐらい並んで来てると思いきや! 後続が左折するポイントを通過しないようにサポート隊を交差点に派遣。 交差点に辿り着くまで防波堤からセブンが行き過ぎないように注意して見てました。

 なかなか現れない。 誰も地図を見てくれてないのかな? 確かに下手な地図だけど…要所要所は的確に書いたつもり。 こうなれば地元のセブン乗りさんが頼りだ。 それよりも迎えに行こうか? 
 駐車場に到着したのは僅か6台。 76台が迷子になっている。 散り散りバラバラになって、皆さん嫌気がさして帰っちゃったらどーしよ! 待つ時間は長いです。 天気予報以上に胃が重苦しかった。

 何度も深く溜め息をついてた時… セブンの排気音が聴こえてきた。 今日は排気音に何度も感動させられるなぁ♪ セブンの姿も確認できました。 交差点を左折して入ってきます。 がっ! どんどん海水浴場の方へ行ってしまう。 そのまま進んだら海にドボンだよ!! やっぱり案内しに行けば良かった。 グルリと回って消防隊で埋め尽くされた道路を通過して来ます。 消防隊で良かったよ。 交通機動隊だったら大変な事でした。 あ! 覆面パトカーはどうなったのかな?

 どんどん入って来るセブン。 駐車場渋滞が始まってしまった。 すぐ横では「放水開始!」と叫んで勢いよく水撒いてる。 風が強いから真横で止まっていたら濡れてしまう。 大丈夫だったかな? 計算してなかったけど、駐車枠は足りるかな? 皆怒ってないかなぁ??

 スッゲー台数が整列した。 だだ広い駐車場。 本当に空いてて良かったです!
これは帰宅してからサポート隊と一緒に飲んでて話してた事ですが… 入り口付近の駐車場で消防車や消防隊がわんさかやっていたので、誰も入れないと勘違いして入って来なかったのでは? もしも訓練をやってなかったら一般車がたくさん入っていたのかも? 意味が少し違うけど『棚ボタ』的な効果でイベント会場が確保できたのかも知れませんね。 良い感じで土手があったし… 土手があったおかげで抽せん会も行い易かった気がします。 セブンをまとめて駐車できたのは何よりだと思います。 消防訓練に感謝しなきゃね♪

 全車駐車して… 各々の時間。 何か食べたり、画像を撮ったり、のんびり眺めたりと… その間にテーブルを組み立てて、抽せん会の準備を始めます。 今回、無名のイベント、何の実績もないイベントに快く協賛してくださった方々の紹介をさせていただきます。 (順不同)

        【ACマインズ様】  パーツクリーナーなど

        【鈴商様】  シャツ・シフトパターンシール・缶コーヒー30本など

        【ナイツブリッヂ様】  各種磨き剤・オイル4gなど

        【Jun3様】  お掃除セットたくさん

        【かわぐち様】  SMPステッカーたくさん

        【た様】  セブンのプラモデル・セブンのシルバーアクセサリーなど

        【名古屋レーシングクラブ様】  ヘッドライトバルブ

        【ZAKI様】  アルミシフトノブ

        【東海マツダ様】  腕時計・トレーナーなど 皆様のおかげで盛り上げる事ができました m(_ _)m

 抽せんは事前に郵送した資料の中に番号を書いて入れておきました。 忘れて来ちゃった方も数名おられましたが… 今考えてみたら、番号じゃなくて名字もしくはHNにしておけば良かったかな? そのまま自己紹介にもなるし… でも不参加の方の名前を呼ぶのも失礼だし…
 なので、当たった方の名札を見て「○○さん、おめでとうございます!」と紹介しようと思ってました。 しかしこれも空振り! 暑かったり涼しかったりが激しかったので、上着を脱いだり着たりで名札を付けてない方が多かった。 一生懸命にHNや名字を紹介したのだけど…おもいっきり間違えたり何も言えなかった時もありました。 大変失礼しました。

 当たる確立は100分の40ぐらいです。 約100人に対して40個の景品となりました。 当たった方の記念品のセブンの色は緑ですよ♪ 
風が強くてサバイバルな抽せんだったなぁ! 暑いし乾いた空気の風に向かって喋ってるから口の中は砂漠。 後半は声が出なかったです。 拡声器忘れなくて良かったなぁ♪ 

 当たらなかった人には罰ゲーム感覚での自己紹介も考えてました。 だけどあまりに人数が多かったので、やはり空振りでした。 時間もなく… 皆さん早くフリータイムになって欲しそうだったから、臨機応変で何も当たらなかった人にはバーゲンセールみたいな感じで参加記念品を奪われ… じゃなくて、お渡ししました。 参加記念品…あんなモノですが精一杯です! 

 30分ぐらいの時間を予定していた抽せん会でしたが、ウルトラ早送りで進めても30分ぐらい費やしてしまった。 のんびりコント混じり&自己紹介もやってたら1時間以上費やしてたかも! これが正解だったのかイマイチだったのかは分かりませんが… 怒涛の思い出にはなりました。
 途中で迷子になってた仲間もこの時無事に合流できました。

 抽せん会が終わって、そのままの勢いで記念写真を撮ろうと思ったらスッゲー勢いで散らばってしまった。 後ろにセブンが綺麗に並んでる状態を背景にして、サポートカーが停まってた場所に皆さん並んでもらう予定でした。 それはそれはヨダレが流れそうなイイ感じの記念写真になったと思います。 僕らサポート隊員は大急ぎで撤収に入りましたが… セブンを移動し始める方が次々と現れてパニック! そう! 最初にキチンと言わなかった606の責任です。 この時点で空振り三振ですね。 
 散ってしまった状態で「はい集合!」と言う勇気はありませんでした。 まぁ〜なんとかなるでしょ♪ と…僕も少し落ち着きたかったしね。

 フリータイム! まさに自由! (懐かしい響き)
ノーズコーン&フェンダーの同じ色だけ並べて写真撮ったり… 同じ車種や同じエンジンだけ集めて写真撮ったりして和気藹々と時間が過ぎていきました。 
 熱中症にならないように、クーラーボックスで冷やした天然水や烏龍茶なども配布。 自販機からスッゲー離れた駐車場だったので、持って来て良かったです。 朝、606号を取りに行く前に、近所の24時間スーパーで買って…無料の氷をガンガン入れて来た甲斐がありました。 スッゲー重いクーラーボックスで腰が心配でしたが… 楽しい事・好きな事をやってると体は痛まないから不思議。 仕事だったらその場で倒れてたでしょうね♪

 僕もこの時間を使って写真を撮りながら歩き回りました。 82台のセブンを1台づつ全部撮るつもりで撮り始めたけど…わずか10台ぐらいで沈没。 視点を切り替えて、個性の溢れる部分(パーツ)だけをと撮り歩いてましたが… 途中で悟りました。 『全部個性の塊りやん!』てね♪ 結局それは82台を全部撮るのと同じ意味になってしまったので、これまた沈没。
 時間も無くなってきたので、スナップ写真に専念しました。 スナップ写真撮りながら記念写真の場所を探していたのはA型の悲しい定め。

 午後1時を回り始めたので… 勇気を出して「記念写真を撮りますので集まってくださ〜い!」と叫びました。 できるだけセブンがたくさん入る場所という事で↑の画像の場所に決めました。 本当は抽せん会やった場所に皆さんに並んでほしかったです。 これはスッゲー後悔してます。 

 記念写真… 男性は右手を突き上げて! 女性は左手を突き上げて! YAH!YAH!YAH! のつもりで注文つけたのに… 女性も中には右手を突き上げてる人も発見できますね。 アクションをつけると自然に笑顔になりますね♪ あんまりしつこく注文つけてたら怒られそうだったので普通の写真と、↑の写真の2枚だけにしておきました。 ご協力ありがとうございました。 忘れた頃に皆さんの手元に画像が届く計画です。 お楽しみに!

 記念写真を撮り終えたら、後は相良牧乃原ICに向けて後半のツーリングを楽しみながら帰路につきます。
ここまでのツーリングは市街地と海の見えない海岸線のドライブでしたが… 後半は絶好のオーシャンビュー&お茶畑のワインディングというステージを準備させていただきました。 やはり、どんなイベントでも「うわぁっ!」と盛り上がって終わると、感動も強くなるもんね。 
 御前崎の海岸線はゆっくりゆっくり進ませていただきました。 結構な直線道路でしたが、バードゲージでは後方が全然見えなくて悲しかったです。 だ〜っとセブンが連なってる様子は『空想』でしか見れません。 わずかばかりのオーシャンビューを楽しんでいただき… 国道150号線から難所であった右折ポイントまで到着。 ここで大渋滞になる事必至だと思ったけど、大通りに入る交差点で切れた後続を暫く待ちました。

 後続が到着した事を確認して、渋滞を起こさないように速やかに右折。 ところがここでアクシデントが発生! 間違いなく渋滞すると思われた右折ポイントが想像以上にスムーズに曲がれた。 その為に、次に信号で切れた先頭が降りる場所を通過してしまったらしく…数台が直進してしまった。 予想していた渋滞が全くなく… 渋滞しないだろうと思った交差点でまさかの渋滞が発生。 せっかく景色の素敵な道を企画したのに、半分くらいは行方不明となってしまった。

 ひとまずイベントが終われば解散モードに近かったけど… できれば皆さんにお茶畑のワインディングを走り抜けていただきたかったです。 そして相良牧乃原ICで81台を見送りたかったです。
 イベント会場を左折するコースだったのに、なぜか右折して帰ってしまわれた方もみえたようでした。 
後方の確認が視界不良でイマイチだったけど…全車ついて来てると思って相良牧乃原ICに到着。 料金所手前の路肩に606号を停めて、ETCの無いセブンに通行券を渡してあげる手はずでした。 通行量の少ないICなので料金所を目指して来るのはセブンばかり。 猛ダッシュで料金所まで走って通行券を抜いて渡しました。

 3台ほどのセブンに通行券を手渡したかな… ほとんどはETCレーンを利用して通過して行きます。 まだまだセブンは向かってきます。 そしたら料金所の係員さんが血相を変えて、地下通路から階段を上がって向かって来た!

 係員さん : 何やってるのアンタ! あと何台来るの? 
 606 : シートベルトしてると通行券が取れないので渡してます。 
       そうですね… (全車来ると思ったので)60台ぐらいです。
 係員さん : はぁ? 60台? じゃあ私がヤリますから、あなたは車に戻ってください!
          ここはね! 入ったらイケナイ場所なのですよ!
 606 : え"ーっ! 知りませんでした。 ごめんなさい。 それじゃあ宜しくお願いします。

係員の方に任せて、やる事が無くなった僕は… 通過する皆さんに心から手を振りました。 81台全車に手を振りたかったです。

60台だと思ったら30台弱が通過して最後尾のサポートカーが到着しました。 ここでようやく後続の事を把握しました。
とりあえず終わった旨を料金所の係員さんにジェスチャーで伝えたら、さっきまで般若の顔してたのに笑顔で歩み寄ってきました。 「今度こういう事をやる時は電話してください。 ちゃんとこちらで対応しますから。 あなたが轢かれたら大変でしょ!」と… 最後の最後に叱られネタで終わるかと思っていたのに… 久しぶりに見ず知らずの人の優しい言葉と疲れと安堵の気持ちで涙が出てしまった。

 ホロホロ泣きながら606号に乗り込んで、料金所の係員さんに頭を下げながら通過して帰路につきました。

 朝からほとんど飲まず食わずだった606。 浜名湖SAを目指すつもりでしたが、空腹と喉の渇きに耐えられずに、一番近くのPAに不時着しました。 結構セブンが寄ってましたね。 僕は焼きそばとタコ焼きを一気食いしました。 落ち着いたら今度は寝不足だったので睡魔に襲われ… 一人で七転八転してた。 この時点で午後2時ぐらいだった。 まだ2時だけど長い一日に思えた反面で、半年間を振り返ったら僅か数秒の出来事にも感じた。 『成功』だったのか? 『失敗』だったのか? 参加する立場じゃなかったので分からなかったです。 皆さんが少しでも楽しかったと感じてくださったら嬉しいです。

 暫くしてから浜名湖SAまで走りました。 やはり本隊はここで休憩してた。 皆さんに挨拶をして午後3時に此処で解散。 
集合から解散までは無事故・無違反・無故障でイベントは終了しました。 集合場所に向かう途中で止まってしまった仲間も無事に帰宅できました。 
 まずは皆さんお疲れさまでした。 ゴミや煙草のポイ捨ては一切無く… 皆さんの協力でイベントも順調に進み… マナー良くスマートに1日が終了できました。 本当にありがとうございました。
 至らない点も数多くあり、皆さんに迷惑をおかけした事は海より深く反省しております。 
 2007年・5月13日が皆さんのSEVENライフの1ページに加えていただけたら幸いです m(_ _)m 本当にありがとうございました。

by606


               全面協力 SMP(Seven Meeting Place)
                    http://minkara.carview.co.jp/society/super7/