約4年前… 走行中に自分の不注意でエンジンをキャッツアイにヒットさせてしまい、フレームに大打撃を与えてしまった。 それからはフレームを溶接し続けて騙し騙し乗ってきたけど限界を悟り、新しいフレームを注文しました。 
 新しいフレーム、しかもレーシングフレームを注文する前には結構ドタバタ劇もありました。 最初はBDRとお別れしてR500を購入するつもりで話しを進めた時もあったけど…「BDRでさえ扱えない自分がR500なんて…」という気持ちと、BDR下取り&追い金の山をクリアできずに断念。 その他、自分の中ではいろいろな葛藤がありましたが…フレーム交換という道を選びました。

 旧フレーム(旧606号)との別れはフレームを注文して直ぐに訪れました。 
 セントラルサーキットでのレース中に単独スピンによりコースアウト&土手にのり上げるというプチクラッシュでフレームにもエンジンにもホイールにも大打撃を与えて…旧606号は入院。
 入院中に車検の時期もきて606貯金にも大打撃でした。 それから直ぐにフレームも届いて手術開始。 2003年の12月に606号は復活をしたわけです。 先回の車検から20ヶ月が過ぎてNew606号にとって最初の車検(606号の息抜き)、BDR通算7回目の車検を受ける事になりました。

 最初のうちは新しいフレーム・新しい足回りに馴染めなくて… また、エンジンや冷却機能に悩まされた事は多かったけど…1年くらい根気良く付き合ったら、New606はそれなりに応えてくれました。 
 ツーリングにサーキット、それに普段のストレス解消などなど2年も酷使したので各部に疲労の色が見えて… 旧606号時代からそのまま受け継いできたプチ消耗部品の交換なども今回のメニューに入れてみました。
 
 【基本的な車検にプラスした事】
 @エンジンオイル&エレメントの交換  
車検毎に必ず行うけど、自分では抜けない箇所のオイルも綺麗に抜いてくださり、100%血液を入れ替える感じに仕上がり…気持ち良くなれます。 吹け上がりが魅力のBDRはオイル交換寸前と交換後では吹け上がりの感覚と音は全然違います。 

 Aレーシングスクリーンの交換
強化プラスチックのレーシングスクリーン…サーキット走行中に何かが当っても割れないという耐久性は実証されたけど、プラスチックという材質上どうしてもキズがついてしまう。 これは旧606から受け継いだ部品で、年数も10年くらい経っている。 パッと見は問題ないくらい綺麗なんだけど…A型の悲しい定めで、無数に付いたキズや凹みが気になってしまう。 視界はクリアにしたい606。 おもいきって交換します。

 Bアクセル&クラッチケーブルの交換
切れるまでOK…なんて言えるのは切れた経験の無い人だと思います。 どちらも悲劇は突然やってきます。 僕は切れた時、運良く近所だったので事なく済んだけど…『もしも!』の事を考えると交換したほうが無難かな? 災難は忘れた頃にやってきます。 保険みたいなもので…僕は交換して安心を得てます。 予備を積んでおくのがベストかもしれませんね。

 Cゴムホースの交換
ゴムは確実に劣化しますね。 ひび割れたりしてたら即交換! 即必要のない静脈みたいなゴムホースは大丈夫だけど…動脈並みのゴムホースは慎重になってもOKだと思います。 

 D各部オイル漏れの点検
エンジン周りからのオイル漏れには慣れた606ですが… ブレーキオイルの漏れには敏感になりました。 やっぱり止まらないと怖いもんね! 

その他細々&ワガママにナイツ店主さんにお願いしました。  606号は7回目の息抜きとして30日からドックに入っております。 8月は盆休み以外はあまり乗ってあげられないけど… 9月の北九州単独ツーリングに向けて機能(体力)温存させておきます。 

 車検から車検までの走行距離は8752km。 通算走行距離は76537kmです。

by606
7回目の606号の息抜き