4月17日 |
冬の間にキャブ調整をしっかりやって、春からはツーリングの高見だっ! …そんな勢いで寒さに震えながら頑張ってキャブ調整を毎週繰り返し、やっと普通に走れるようになった1月。 わずか1ヶ月の悦びで、再び入院。 エベレストの頂上からマリアナ海溝に落ちた気分でしたわ。 2月14日から着手の予定だったエンジンの分解点検修理は、なんだかんだ延期になり本格着手は4月から。 (細かい内容は第七小隊のみぞ知る) オウルガレージさんに飛び込み依頼&他ショップの尻拭い的な案件だけに我慢の日々。 辛抱の日々。 捕らぬ狸の皮算用(直らぬSEVENのアルミ算用)で企画した花見ツーリングに間に合いそうになく… 3月19日、真夜中に目が覚めて、胸の奥で『バキッ!』というスッゲー音がして心が折れた。 今までいろんな事で自暴自棄になったけど、606号の事で自暴自棄になったのは初めて。 そう! 初めてSEVENが嫌いになりました。 嫌いにはなったけど… 30年乗り続け、どんだけお金かけたか分からないし、それ以上にスッゲー思い出が詰まった606号。 手放すのは簡単な事だけど、勢いで手放したら絶対にもっと凄い後悔の波に飲み込まれる。 (この先維持し続ける事すら後悔する事になるかも知れないが…。) 打ちのめされた時に見て欲しい動画 - YouTube こんな動画で一瞬で我に返れた54歳。 第七小隊HOTメールにて『ツーリング1年間休止宣言』を出してしまった自分を我に返って後悔。 女子会にまで心配をかけてしまった自分を反省。 大阪なおみ並み&寄せ豆腐並みのメンタルの弱さを自覚した春。 ここまでは僕の60日間。 ここからは606号の60日間。 早い段階でカム周りは無事だと判明。 3月下旬にオイルパンのドレンにメタルスラッジが無かったと聞いてpetit安心。 4月4日にオイルパンを外してクランク周りも大丈夫だと判断されました。 606号のオイルパンは別ショップでOHの際、引き取って帰宅した時点から激しいオイル漏れがありました。 駐車場にフレームの形の絵が出来たほど。 漏れ過ぎてて何処から漏れているのか分からなかったよ。 パーツクリーナーで下回りを洗浄してエンジンをかけたらオイルパンを留めてるボルトから涙の如く漏洩。 オイルパンの接合部からも漏洩。 そのショップに電話をしたら… 「うちはオイル漏れは一切保証しません!」 「いちいちオイル漏れなんかのクレームを相手にしてたら仕事になりません!」 「釈然としないのならやり直しますが、なんだかんだで工賃10万円を頂きます!」 …と、ハッキリ言われた。 もう二度と相手にしたくなかったので、自分でガスケットメイクをオイルパンの接合部に塗って応急処置。 これだけで漏れの80%を防げたよ。 それでも新しいガレージのスロープはオイル痕まるけ! オウルガレージさんには今年の夏にオイルパンからのオイル漏れの修理を既にお願いしてありました。 それがまさかこんな形で、こんなに早くオイルパンを外す事になるとは! まぁ二度手間は回避できたけど、油圧0kgは味わいたくなかったなぁ。 そのオイルパン… とてつもなく強力な接着剤で貼り付けられていて作業が困難との連絡。 僕が塗ったガスケットメイクを剥がすだけでも面倒だったはず。 工具を駆使して接合部が曲がらないように外してくれました。 普通、それほど強力な接着剤ならオイルなんか漏れないと思うけど… 柔よく剛を制す! まさにコレだね。 オイルパンを外してクランク周りのダメージが無く、ピストンもシリンダーも無事だと聞いて一安心。 「オイルパンの接合部を綺麗に整えてから組付けます。」 「オイルホースは専門の工場でカシメの丈夫なホースに交換します。」 やっと修理が前に進み始めた感じ。 個人的には全てのオイルホースを交換したいのだが… それはまた606号貯金が黒字になってからね。 4月16日、無事に試運転が終わり、17日に引き取りに行く事が決定。 …と決まった瞬間、全ての天気予報が17日は晴れマークの連打から雨マークの連打に変わった。 でも終日『小雨』との予報だったし、どうせ洗車するのだから腹周りを洗う手間が省ける。 春雨じゃ濡れて参ろう! まだまだ雨でも乗ろうとする若さを確認。 翌朝(4月17日) 午前5時30分の始発電車で桜町前駅から新安城駅に向けて出発。 この電車はツーリングの出発時によく見かける鈍行列車。 生まれて初めて始発電車なるモノに乗りましたわ。 既に小雨が降ってます。 新安城駅から豊橋駅行きに乗って、豊橋駅からJRで袋井駅に向けて順調に移動。 ところが、線路内に人が立ち入ったらしく… 磐田駅で14分間の緊急停止。 もし面倒な事故とかだったら長時間の待ち惚け状態でしたが、14分間で助かりました。 袋井駅までオウルガレージさんに迎えに来て頂いて、少し説明を受けて本降りの中帰路につきました。 一度濡れてしまえば、後は野となれ大和撫子。 二ヵ月前に補給するはずだったガソリンを袋井ICの手前で満タン給油。 晴れていれば途中のSAでソフトクリームでも食べて悦に浸るのですが… 雨なので余裕まったくNothing。 音羽蒲郡ICまで一気に走って帰路を急ぎます。 新城辺りでエンジンルームからまたしても聴き慣れない異音が! (@。@);;;;; 激しい雨で耳が変になったのだろうか? シャワシャワシャワシャワと… 回転数に比例して異音が甲高く聴こえる。 パイパークロスが雨水を吸ってエンジンがダメになったのだろうか? 少し速度を落として走行。 次第に小雨になるにつれて異音が消えた。 ベルトが湿気っていたのかな? どうやら大丈夫そうだ(^^♪ こんな天気でもキャブの吸気音は素晴らしい。 既に全身びしょ濡れで寒い。 o(>。<)o なんとか音羽蒲郡ICまで走った! 考えてみたら606号で高速道路を走るのは今年初めて。 オレンジロードのトンネルの中は暑いくらい暖かいので、ゴーグルが一瞬で曇りました。 あまりの暖かさに、また火が出てるのかと思ったトラウマ君。 オレンジロードのトンネルの中で606号の吸気音と排気音を満喫(^^♪ 嗚呼、ストレス解消! トンネルを抜けて… いつも此処を走る時に思い出す事… 『2年半前、OHの帰りに此処でエンジンが止まったんだよなぁ。』 くそったれ的な出来事だけど、もう過去の思い出。 今日は笑顔で通過(^^♪ のはずが… エンジンから何かが外れて腹を打ったような衝撃と同時にフェンダーを直撃して大きな音がした。 同時にアクセルに比例して何かがスッゲー音で唸る。 油圧は正常。 煙も炎も出てない。 何? 何? もうちょっとで帰れるのに、いったい何が起きた?? これまでの経験を生かして、急いで蒲郡オレンジパークの臨時駐車場に緊急着陸&即エンジン停止! オイルは嬉しい事に一滴も漏れていない(^^♪ オイルパンの修理の成果だな(^^♪ って、今はそんな場合ではないぞ! ボンネットを開けて確認。 げっ! ボルトが抜けてアレが落ちかけてるじゃん! w(@。@)w つづく 次回のチキチキ通信は… 成ちゃん初めてJAFを呼ぶ 美穂ちゃんまたしても落胆 オウルガレージさん西尾に直しに来る …の三本です。 来週もまた見てくださいね。 (T。T) by 606 |