車検から車検までが606号にとってなんとな~くのひと区切り。
この『ひと区切り』を『第何章』に置き換えると、来月の車検で第14章となる。
毎回思う事… 「車検なんて無けりゃいいのに!」 @小市民
そんな一章一章に思い出があるワケで、奇しくも10月の車検で606号満30歳となる。
ん? 満29歳か?? 来年で30歳かぁ???
人間同様、年齢が分からなくなると老人ですね(>。<)
新車で購入して、車検から車検まで大きな故障や修理が無かったのは第2章くらいまででした。
第3章くらいで初めてエンジンをOHしたかな?
ツーリングを楽しみながら、下手っぴながらもサーキット走行を楽しんだり(^^♪
そうこうしているうちにキャッツアイで腹を打って大ダメージを喰らわせたり…
サーキットでコースアウトして横転しそうになったり…
今思えば勿体ない乗り方をし続けたけど、それもまた思い出。
車検から車検までpetit修理はあったものの、大きな故障や不具合がなく過ごせた章もありました。
10年乗り続けてからは騙し騙し乗っていたみたいなものだったけどね。
今現在は第13章11節です。
今までにない色々な事があった気がします。
『606号の終活』
とにかく一度しっかり直す!
乗る度に不調に悩まされ、帰ったら不具合とストレスを背負う事から解放されたかった。
そんな不調と不具合でストレスを背負い始めたのは今から12年前から。
正味、半分近くの年月を不調と不具合の連続でストレスを背負い続けていた。
よく心が折れなかったもんた&ブラザース。
修理に修理を、修理から修理を繰り返し… 「いつか直るだろう!」と信じていたけど残念な日々の繰り返し。
第12章の末期にエンジンをOH。
エンジンのOH自体は良かったと思う。
ピストンも交換したし、12年間の不具合の元凶も分かった。
しかし… なぜか半年近く放置されたキャブがポン付け。
インシュレーターはおろかインシュレーターパッキンさえも再利用。
アクセルを煽ってないとアイドリングが60秒以上保てない状態での引き渡し。
その他いろいろ不備不具合があり、まともに走れない状態が続く。
ドライサンプパンのボルト穴全てからオイルが漏れている状態を電話でショップに伝えたら…
「オイル漏れは一切保証しません!」
「オイル漏れをいちいち相手にしてたら仕事になりません!」と一蹴。
愕然として黙っていたら…
「釈然としないなら10万円で修理しますよ。」と言われて無意識に電話と縁を切りました。
まともに走れない状態を自分で打破しようと努力したけど、もう手に負えない。 \(>。<)/
正直、初めて心が折れたぞ(^^♪
で… 近所のオヤジさんに診てもらって、なんとか走れるようになったワケ。
しかし燃調が濃くて、ミクスチャーを絞りながらの試運転が続く。
プラグを新品に交換して一日は調子良く乗れるのだが、翌週はプラグが燻りまくってダメダメ状態。
そしてキャブから漏れたガソリンが引火してプラグコードが全焼(T。T)
初めて保険屋さんのお世話になり、レッカーで運んでもらうハメに(T。T)
原因はニードルバルブなんかじゃない。
ニードルバルブが原因だったら一瞬で606号は火の玉状態。
ボヤの原因はスターターブランジャーだったと断言します。
606号の修理は新品キャブ2基とプラグコードの交換を保険で賄う事ができました。
エンジンもキャブも新品同様になり、これでやっと『606号の終活』になる!と思っていたのですが…
新品キャブのファンネルが全て寸足らず状態。
アイドリング時は「カタカタ」とファンネルの四重奏が聴こえてくる。
しかも吹き返しヨロシクでサイドパネルはガソリンが垂れた跡が半端ない。
仕方なく同調プレートを外してツジツマを合わせたのだが、それでも1気筒ファンネルは寸足らず(>。<)
ワザと寸足らずのファンネルを取り付けられたのか?と思えるほど。
最終的にK&Nのエアクリーナーの紙パッキンを外して帳尻合わせ完了。
ファンネルが発する異音もガソリンの垂れも無くなったのですが、以前のキャブよりもプラグの燻りが増す。
一番怖いバックファイヤーが治まらない。
プラグが燻って火が飛んでないのはメカ音痴の僕でも分かる。
このままではまた燃えてしまうぞ。
キャブの神様に相談。
新しいガレージに引っ越したそうで、土曜の夜(ツーリング前夜)に診てもらえました。
「いつも不調じゃん!」
「なんでそんなに調子悪いの?」
「弄り過ぎじゃないの?」
いろいろツッコミ入れられたけど、弄り過ぎてはいないと思う53歳。
「油面調整は大丈夫だよね?」と聞かれ…
あ!そう言えば新しいキャブになってから油面を確認してなかった! と…今更ながらに気がつく。
油面を確認したら1番2番24mm、3番4番25mm。
「こんな油面で走れるワケないじゃん! 何処のショップなの?」と、petit叱られた53歳。
放心状態(ー。ー);;;
放心状態から我に返り、油面調整を始めて気がついた事…
外した樹脂製のフロート…
火が出て煤だらけになった交換前のキャブのフロートじゃん! (@。@);;;;;
まさか面倒な油面調整をフロートを再利用(入れ替えた)だけで済ませたのか?
新しいキャブに付いてたフロートは何処に?
再び放心状態(ー。ー);;;;;
放心状態から再び我に返り、神様の油面調整を眺める。
僕が4年前くらいに油面調整をして、何度も曲げたり戻したりを繰り返したフロートだけど… 大丈夫かな?
ベロをラジヲペンチで強く挟んだ跡がクッキリ残っている。
案の定、ベロの傷がニードルバルブのボールを齧ってオーバーフロー。
三度目の放心状態(ー。ー);;;;;;;
すぐに立ち直って、漏れたガソリンを掃除。
「これだけガソリンが漏れたらエンジンにも入ったかも知れんね!」と…
四度目の放心状態。 w(T。T)w
深夜10時30分に油面調整をが終わり、エンジン始動。
燃調はまずまず合っていたみたいなので、深夜11時に試運転開始。
(近隣住民 の皆様、大変申し訳ありませんでした。)
なんとか日付が変わる前に帰宅して、翌朝は御前崎までツーリング。
調子良かったよ(^^♪
606号がやっと直った勢いで、翌週もツーリングを企画(^^♪
ルンルン気分だったのでプラグを新品に交換(^^♪ (やや煤けてた)
長かった『毎週プラグ交換の儀式』はコレで最後になると思い、笑顔で交換(^^♪
翌週の日曜日、勝って兜の緒を緩めてエンジン始動(^^♪
一発着火(^^♪
アイドリング即安定(^^♪
3分ほど暖機運転をして笑顔で出発(^^♪
ところが! 200mほど走ったところでアイドリング急降下&吹け上がらなくなる(@。@);;;
すぐにガソリンがオーバーフローしているのが分かった(´;ω;`)ウゥゥ
速攻で駐車場に戻って、速攻でキルスイッチOFF!
火災にはならず、まずは小さく深呼吸(>。<)
大通りから曲がって来た道路にはガソリンで描いた長い足跡が1本! 大きく溜息(>。<)
ツーリングは三台目Jsoul配達号で行きました。
素晴らしい天気で、絶好のツーリング日和。
自分が雨男だと確信。
ACマインズで部品を買って午後2時半にツーリングから帰宅。
泣きながら606号の修理を開始。
疲れのせいか、集中力が欠けた状態で修理を行ったので、買って来たニードルバルブを損傷しちゃった。
この日は修理をヤメました。
数日後、四次元押し入れから新品のフロートを出して準備開始。
(ニードルバルはネットで購入)
昼飯を食べてから店番をR2-D2に任せて、油面調整をゼロから(最初から)やり始めました。
何度も何度も調整を繰り返して、4気筒全て29mmジャストに調整が完了したのは午後5時。
10kgの二酸化炭素消火器を近くに置いてエンジン始動。
ちゃんと動きました。 w(T。T)w
ちゃんと動いて当たり前のアノ日から18ヶ月後にちゃんと動くようになった。
なんのこっちゃ(>。<)@
それでもキャブからのオーバーフローと出火は強烈なトラウマです。
プロ中のプロに一度診てもらって、「これで(これなら)大丈夫!」と言われるまで怯えて乗る運命。
それを打破するために長野県の方に診てもらうつもりでしたが…
その頃は恵那山トンネルが工事渋滞で諦めた。
だけどジェットの番手などをmailや電話でのやり取りでレクチャー。
その時に気がついた事… MJ145に対してAJが110が付いてました。
「めちゃめちゃ濃い(濃過ぎる)セッティングですね!」と…。
このジェットで油面が24mm、さらにプラグは8番で丸四ヶ月間乗っていた。
その後はAJの番手を1.5倍くらい上げて現在は6番プラグで平和です。
火災予防の為にエアーフィルターをK&Nからパイパークロスに変更。
もしまたガソリンがオーバーフローしても、パイパークロスならスポッと抜いて外せるので(^^♪
K&Nを外したおかげで同調プレートを再び取り付ける事もできたぜよ(^^♪
2019年~2021年(車検から車検)までがこんなにも短く感じた事はありません。
ちょうど二年前の今頃に今の状態を夢見たのですが、まぁとんでもない時間とお金を費やしました。
来月の車検で足回りを一新するつもりだったけど、工場の改修工事でアップアップガールズ(^^♪
また二年後に夢を繋げます!
by606
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