琵琶湖一周ツーリング
 ■10月17日 (日曜日) くもり時々はれ■

 「VIVA琵琶湖」 「VIVA琵琶湖」 「VIVA琵琶湖」って超早口で3回言えない606です。


 琵琶湖一周ツーリングは2年前ぐらいから考えていましたが、なかなか企画に踏み切れず…  なぜか時代だけが流れてしまった。  「琵琶湖」と聞くだけで「嗚呼、琵琶湖一周はできるのだろうか?」と再び考え出す始末。  不思議な呪縛を背負いながら生きて続けていた気がする。


 2週間前に偵察機(配達号)で予定したコースの下見を完了。
 午前6時前に集合予定場所を出発して、誰も利用していないガラ空きの琵琶湖大橋を渡って巨大なGSを通過。  そして白鬚神社で小休止。  白鬚神社の海中鳥居をバックに記念写真を撮る事に決定。
 その後は道に迷いながら&トイレ休憩の場所を探し求めながら奥琵琶湖パークウェイを疾走。  ネットで調べた絶景ポイントを、この目で確かめてから道の駅/海津あぢかまの里に到着したのが午前8時45分。  産直コーナーしか開いてない時間の到着で驚きましたよ。

 午前9時から鴨蕎麦など様々な食べ物を(お金を払って)試食。  ブルーベリーソフトクリームを食べて〆た記憶があります。
お勧めはやっぱり鴨蕎麦。  時間があったら丸子焼きが宜しいかと…。


 道の駅/海津あぢかまの里からも、できるだけ琵琶湖に近い道を走って彦根城に戻りました。  その時間なんと午前10時半!  あまりに早く一周しちゃったので城下町で買い物ツアーも組み込みましたよ。  1時間ぐらい歩いて買い物をして11時半に彦根ICから帰路につき…帰宅したのが13時。  「な〜んだぁ余裕じゃん!」  これが下見の感想でした。


 帰宅して直ぐに地図を作成。  地図は熱いうちに描け!  昔の人は上手い事を言ったものですね。

 何度も何度も描き直して地図が完成した時は自己満足の世界にどっぷり浸かる606です。  タバコの煙をフーッといっぱい吹いて、遠くを眺めたまま動かない感じ。  分かるかなぁ〜、分かんねぇだろうなぁ〜♪
 自己満足の世界にどっぷり浸かりながらPCを立ち上げて、週間天気予報を確認。  ツーリング日(10月17日)にだけ雨マークがあった時の気持ちって…  分かるかなぁ〜、分かんねぇだろうなぁ〜♪


 チキチキ虐待みたいな週間天気予報も水曜日ぐらいから好転。  前日の土曜日には降水確率0%にまで進化しました。  にわか雨覚悟で行くつもりだったのに…  晴れマーク一色を与えてくれた気象庁に感謝!  モチベーション急上昇。
 だけどあまりの不参加表明の多さにモチベーション水平飛行。
 そのまま夜9時には消灯。  衣替えで仕事が忙しかったので、ツーリング前の点検整備を全くしないまま明日を迎える事になってしまった。


 当日は午前3時に起床。  天気の心配は無かったので、起きてすぐに星を数えるような事はしなかった。  ここ最近のツーリングは天気の心配をしていないので、寝つきもいいし寝起きも爽やか♪
 素早く身支度を済ませてチキチ基地に行ったのは午前3時45分。  空に星は確認できません。  うす曇だったので少し驚いた。  神社の裏で暖気をして、近所のセルフGSで10リットルだけ追加給油。  午前4時に予定通り出発しました。


 知立バイパスに上がった頃からカタカタカタカタと小刻みに発する異音を確認。  アクセルを踏むと振動が速くなる。  こ…この音!  この振動は…  間違いなくマフラーステーが折れてる音と振動だ!!

 この時僕は思った。  ツーリング前の点検整備は必要だと。

 そして直ぐに開き直った。  点検整備をしてない時に限って壊れてやがる!  と…。


 異音は気がつけば気になる。  気になったらキャブの吸気音もマイク・ザ・パイプ集合管の排気音よりも、よく聴こえてしまう。
 豊田衣浦道路の料金所の明かりを利用して確認しようと思ったけど、東郷PAでの集合時間に遅れてしまいそうだったので、とにかく先を急いだ。
豊田衣浦道路から伊勢湾岸道にスイッチする一般道でCdo号の機影を発見。  異音を忘れて追いかけたけど、あっという間に見えなくなってしまった。

 東郷PAでCdoさんにその話をしたら、Cdoさんはいつも僕が通過するのを待ってて離陸するので、今回もスッゲー長い時間家の前で待っていたらしいけど、なかなか通過しないので既に通過したものだと思って慌てていたみたい。
 卵が先か?鶏が先か?という話ですね。  違うかーっ! @ものいい


 豊田JCTで念願の606号の夜景写真を撮りながら東名高速にスイッチ。  交通量の少ない早朝の高速道路で、先ほどからのカタカタ音が凄く大きく聴こえるようなった。  気にしない時は全然気にならないのにね♪
 このまま東名高速に合流せずに上郷SAにあるGSで応急処置を施そうかと考える。  応急処置と言っても溶接まではしてくれないだろう。  だったらこのまま急いで東郷PAに着いてから、常備している針金と工具で修理しよう!  と、上郷SAを通過。


 通過したら通過したで、今度は異音と振動よりも『マフラー落下』という最悪の事態を想定してしまい…  カタカタ音よりも大きな胸の鼓動を聴きながら東郷PAに到着。  すでにガンメタ7さんが到着していましたが、横には並べずにできるだけ売店に近い明るい場所に駐車。  Cdoさんに「ずっと後ろを走ってましたよ〜!」と伝えておいてからマフラーを確認。
 なんと!  なんともない(^0^)♪  しっかり固定されて安定してる。
 だけどカタカタカタカタという耳障りな異音を究明しなければ、これから先のツーリングが楽しめない!  ボンネットを開けて薄明るい光を頼りに触診。  分かるワケがない。


 「あー眠い! スッゲー眠いわぁ!」とガンメタ7さんが呟いた。
 
 「眠眠打破がありますよ。 飲みますか?」と巾着袋から小さな小瓶を取り出そうとした時にカタカタという音が!  「もしかしてコレかぁ?」と巾着袋から歯磨きセットの入ったプラスチック容器を取り出して振ってみた。

 カタカタカタカタカタ…

 (>。<)ちっ! これかよ!  巾着袋の中で眠眠打破の小瓶と、歯磨きセットのプラスチック容器がシートの後ろ(背中の辺りで)カタカタカタカタと異音を発していたのですね。

 ガンメタ7さんには原因究明に協力してもらえたという事で、眠眠打破は差し上げました。  あ〜肩の荷が下りたぁ♪


 東郷PAでは55さんご夫婦と杉Aさんと合流。  5台で彦根ICを目指す事になったけど…  メールで「参加しま〜っす!」と連絡をくれた、たかじんさんの到着がまだ。  東郷と上郷を間違えて待ってるのかな?  そう思いながらも仕方なく4時50分ちょい過ぎに、「一気に琵琶湖まで行きまーっす!」と元気に東郷PAを出発しました。


 高速道路は、西に進めば進むほど寒かった。  分厚いトレーナー1枚で来るつもりだったけど、ジャンパーを着て来て正解。  おニュ〜のレーシンググローブ(606的にはSEVEN用の手袋)も温かい♪  それに凄く手に馴染む♪  ニット帽の恩恵も強く感じれる季節だね。


 まだまだ真っ暗だったので、後続の様子はヘッドライトの明かりしか分かりませんでした。  夜間の行軍は光だけが頼りですね。
 岐阜羽島PAでシルバーさんがスクランブル合流。  こちら(本線側)を向いてるSEVENを確認できました。
 薄明るくなってきたのは大垣ICを過ぎた辺りからです。  右の空が明るくなってきたけど…  雲が意外に多くて素晴らしい日の出とまではいかなかった。
 「一気に琵琶湖まで行きまーっす!」と強気の発言をした自分が、大垣ICを過ぎた辺りから尿意を催してきた。  なんとか彦根ICまでは行けるだろう。  彦根ICからは頑張って堪えれば琵琶湖まではなんとか行けそうだ。


 がっ…  養老SAを越えて伊吹山の寒さを味わっただけで内股になってしまった。  内股になって前傾姿勢になったら臨界点!  伊吹PAに墜落。  関が原ICから伊吹PAまでが凄く遠く感じた冬のリビエラ。


 さっきまでの苦行は何処へやら??  大気開放したら絶好調!  落ち着いたところで、たかじんさんを思い出したので携帯でメールしようと思ったら、先にメールが届いてました。  「二日酔いなので行けません。」と…。

 さっきまでの弱々しい姿勢から一転して、がに股&ふんぞり返って彦根ICで高速道路を降りました。
 料金所を抜けたら一台のSEVENを発見。  あの三角ロールバーはUTENさんに違いない!  信号待ちでUTENさんが左端に寄ったので、前に出て先導させていただきました。


 伊吹PAでの小休止があったので、予定よりも10分遅い午前6時10分に琵琶湖での集合場所に到着。  集合完了時間まで5分残しての到着となりました。  おかげで挨拶したり地図を配ったりいろいろ説明しなければイケナイのに…時間がない。
 コンビニの駐車場に入った時はNAOさんのSEVENしか発見できなかったけど、大型トラックの向こうに¥10さん、koba-5009さん、B7さんのSEVENが隠れていた。  台数も予想外!  そして767さんと808さんが到着。  15分で地図配って説明してトイレも済まさなければならず…午前6時のコンビニの駐車場で一人七転八転。


 10分遅れの午前6時40分に琵琶湖一周ツーリングを開始。  その間、808さんはガス欠寸前だったので、GSを探しに先発隊として単機出撃中。  直ぐに戻って来てすれ違ったので、安心したけど…  808さんが向かったGSが営業時間外で閉まっていたので再び心配になりました。  この先、GSは琵琶湖大橋手前まで無いし。  いざとなったら牽引ロープがあるし…  でもSEVENでSEVENを牽引して移動するのはスッゲー大変だもんなぁ。


 湖岸道路は下見で走った時間よりも30分遅いだけで交通量が全然違いました。  天気も良かったからかな?  車よりも自転車が多い。  走行車線の左端を一列縦隊で走ってる団体は追い越し易かったけど、時々バイクのツーリングみたいにジグザグに位置して走ってる団体もあって、慎重に追い越しました。  


 信号の少ない一本道。  右手に琵琶湖を眺めながら、時々町内を走ったり、小さな山を越えたりしながら美味しい空気をキャブ胸いっぱいに吸いながらツーリングを楽しみます。
 信号で隊列が切れても見通しが良いので路肩で待ったりして、隊列を崩す事無く琵琶湖大橋付近までやって来ました。

 大きなホテルや、ちょっと古いけど大きなマンションの圧迫感を味わいながら琵琶湖大橋に向かいます。
 13台分をまとめて払う段取りにしていたので、3つある料金所ゲートの左端に並びます。  13台分をまとめて払ったのは時間短縮も計算してあるけど、なによりも一斉に料金所を通過してSEVENが一列縦隊で琵琶湖大橋を渡ってる画像を撮りたかったのです!  対岸付近は上り気味になってるので606号から12台のSEVENが上手く写ると思って、前夜からワクワクしてたんだもん♪


 普通車1台200円の通行料金。  軽自動車だと150円です。
 料金所の係員さんに「13台分まとめて払います!」と告げて千円札を3枚渡そうとしたら、「この車は普通車ですか?軽自動車ですか?」と質問されたので、「軽自動車より軽い普通車です!」とツッコミを混ぜて正直に答えました。
 13台…  信じてもらえないのか、指差し確認こそしなかったものの、係員さんの目は確実に台数を数えていた。  面倒だったしゴミになるだけだったので「領収書は要らないよ。」と告げたのに丁寧に13枚出してくれて、想像した以上に時間を食った。


 天国への階段を進むような橋。  天国とか地獄とか、はたまたあの世とかは全然信じない606だけど…  崇高な気がする橋だった。  このまま進んで行くとそのまま違う世界に行ってしまうような…  などと下らない事を考える時間はほんの僅か!  早速助手席の909を立たせて後方銃座からの射撃の如く画像を撮りました。  アドリブだったので先頭の杉Aさんと2番目のガンメタ7さんまでは上手くフレームに収まったけど、3番目以降はフレームに収まらなかったです。  もっともっと急な坂じゃないと無理だったのね。
 後方からの眺めはどんな感じだったのだろう?  次回こそは!!  乞うご期待!!


 琵琶湖大橋の幕切れは一瞬です。  上った坂道を下り始めたら一般道。  余韻を味わう時間も無く、右車線に移動して右折準備。
 短い右折可の矢印で通過できた台数は5台。  結構な街中なので路肩で8台の合流を待つ事は迷惑に繋がるので、給油&トイレ休憩ポイントの巨大セルフGSまで進みました。
 
 このセルフGSは16機の給油機が横一列で備えられており、一度に小隊全機の給油が可能だったので下見でチェック済み。  琵琶湖大橋から右折する交差点で必ず小隊が切れる事も想定していたので、その交差点から近い場所だったし、合流するにも最適な位置なのでWで都合の良いGSでした。

 さっさと給油を済ませて、606号を邪魔にならない位置まで移動させて後続8台全部が入った事を確認。  koba-5009さんが道路から目立つ場所に愛機を停めておいてくれたので助かりました。  606号も燃料カツカツでして、33リットル入りました。


 全機燃料補給と各自トイレ休憩を済ませて速やかに出発しました。
 下見ではこの後で白鬚神社に立ち寄って、琵琶湖の中に立つ鳥居をバックに記念写真を撮る予定でした。  しかし白鬚神社の駐車場はSEVENが8台くらいしか入れないくらい狭い上に砂地なので13台が入るのは至難の業。  巨大セルフGSから近かったので、琵琶湖の中に立つ鳥居を眺めながら通過する事にしました。  まぁそれほど感動的な場所じゃないし…  神社巡りをする歳じゃないし…。


 白鬚神社を通過して二股を左方向にステアリングを切って萩の浜口方面に進みます。  この信号交差点を右折する車はほとんど無いからなのか、右折して交差点の中(高架下)で信号待ちをしなければならない事を下見で確認してました。  しかしそれでは信号1回で2台ぐらいしか進めないので左から来るかも知れない車に注意して通過。


 出発地点からは湖岸道路を進み、琵琶湖大橋を渡って、西近江路をから今度は湖周道路になります。  できるだけ琵琶湖に近い綺麗な道を選んだら、自然にこんな道になっちゃう。
 景色の大きな変化はないけど、木の大きさや緑の濃さが微妙に変化するから飽きません。  なんと言っても湖面に反射する太陽のキラキラが円を描くように変化するのが感動的!  琵琶湖を一周しているんだなぁ〜と実感できる景色の変化です。


 琵琶湖から離れたり近づいたりを繰り返し、田舎道やら賑やかな町並みを走り抜けて海津町の手前にある広い駐車場を備えるコンビニにて小休止。  元々はパチンコ屋さんだったのが想像できるような広い駐車場。  大型車は直ぐ裏にあるバイパスを利用するだろうし…  まぁ気楽に駐車できて、ゆっくりできるのでツーリングには向いてるかな♪  ただ一同が一気にトイレに向かってので、トイレに行列ができているのを外から確認できました。  レジに行列ができずに、トイレに行列ができるのも面白い。  ちゃんと最後に店員さんに挨拶しておきましたよ。


 15分ぐらい休憩して出発。  道を間違えたりしないで、白鬚神社を通過したり、風車のある道の駅も通過して時間を稼いだつもりだったけど、下見の時のタイムスケジュールよりも1時間近く遅れが出てしまった。  このコンビニを出発した時間には道の駅/あぢかまの里に着いてる頃だったもん♪  まぁ出発時間が30分遅れだったので、実際には30分の遅れなんだけど…  気持ちが焦ってしまうのはA型の悲しい定め。


 海津の信号交差点を右折して奥琵琶湖パークウェイの前哨戦みたいな道に進みます。  景色は奥琵琶湖パークウェイよりも綺麗な道です。  限りなく琵琶湖に近い道!  ガードレールが無くて琵琶湖がよく見えます。
 限りなく琵琶湖に近くて、ガードレールが無い道…  ハンドル操作を誤れば、琵琶湖にドボンというスリリングな道ですわぁ!  反対車線1本分の余裕があるので怖くはなかったけど、もし反対側を走っていたら間違いなく下半身にサロンパスを貼って走り続けるのと同じ状態だったと思う。  別の機会に試してみ(以下自粛)


 そんなスリリングで景色のいい道を走っていたら、無謀な追い越しをするバイクツーリングの御一行様と遭遇。  「そんなにスピードが出したかったら夜明け前に来いよ!」と親父くさいセリフを呟きました。
 対向車との擦れ違いさえ冷や汗ものの区間での追い越し…  対向車が来たら3台がOUTになるよ。
 その昔、僕がバイクを買って間もない頃に連れて行ってもらったツーリングも、こんな無謀なツーリングだったなぁ。  あの時のリーダーは何年も前に対向車と正面衝突して即死したのを新聞で知った。  無茶な追い越しが大好きな人だった。


 小さなトンネルを3つ4つ潜り抜けて大浦の信号交差点を右折します。  奥琵琶湖パークウェイの入り口までには、結構素敵なレストランがあったりする。  凄くいい雰囲気と、凄くいい眺めのレストランなんだろうなぁ。  既に午前9時を過ぎていたので起きて朝飯を食べてから6時間が経過していたので空腹。  もうちょっとの我慢だ!  鴨蕎麦(¥500)が待っている!!


 『繰り返しのサーキット走行禁止!』という看板と、『全線片側一方通行』という看板の上に『奥琵琶湖パークウェイ』と小さく書かれた看板を確認した所が奥琵琶湖パークウェイの始点。  もちろん料金所はありません。  昔は有料だったのかな?
 下見の時は人の気配が無い道でしたが、この日は道路工事の関係者が大勢働いていました。  もちろん攻める走りはしません。  木々の間から時々望める絶景を眺めながらゆっくりと上ります。

 麓に近い道は桜並木。  上の方は紅葉。  紅葉はまだまだ真緑で、紅葉狩りの雰囲気は全くありませんでした。  それでも朝走ってきた高速道路の電光表示板には京都の方は渋滞情報が出ていた!  奥琵琶湖も間もなく紅葉狩りの季節なんだろうなぁ。  そしたら渋滞が発生するから嫌だけどね。


 どんどんどんどん上って頂上付近の広い展望駐車場に到着。  下見では此処でトイレ休憩をするつもりでしたが…  通過。
 だってトイレの天井が巨大な蜘蛛の巣と化していたのでスッゲー怖かったもん!  景色も木々に邪魔されてイマイチ眺めが悪い場所だったしね。  で…  そこから程近い小さな展望台(もみじケ丘パーキング)で小休止。  絶対誰も居ないと思ったら、ミニバンが1台停まっていたのでガックリ。  大勢が到着しても抱き合ってる中年思春期カップルに寒さを覚えながら絶景を眺めました。
 此処で13台並べて記念写真を撮りたかったのですが、駐車場のほぼ真ん中にミニバンが駐車していたのでミニバンの横にカメラを置いて撮らざるおえず、その時に撮った記念写真が表紙画像です。


 小さな展望台ですが眺めは奥琵琶湖パークウェイでNo1だとか♪  いろんな情報を得て下見に行った成果はあったと思います。  夜景も見たいけど、午後8時〜午前8時まではゲートを閉められて通行止めとなります。  11月下旬までなのかな?  暫く僕は行かないと思うので、どーでもイイ事ですがね。  行ってみたい人は奥琵琶湖パークウェイ情報←ここをクリックしてご確認ください。


 トイレも無い小さな展望台なので、『絶景を眺める』 『記念写真を撮る』 『抱き合ってる中年思春期カップルを崖から蹴落とす』という目的を達成したら即出発しました。  腹減ったでね(^-^)


 そのまま一気に下って303号線に合流。  塩津の信号交差点を右折して、道の駅/塩津あぢかまの里に到着しました。  下見の時の到着時間が8時半に対し、この日の到着時間は9時50分。  若干、彦根城城下町散策ツアーが危ぶまれた。


 「10時半に戻って来てくださーい!」と全員に伝えて自由行動。  自由行動と言っても道の駅の中ですから、不自由に近い自由行動ですね。  飯食うか、土産買うぐらいしか無いし!
 とりあえず事後のタイムスケジュールを考えてから鴨蕎麦を食べに行きました。 


 40分しかない休憩時間。  まるで自衛隊みたいな…  否、自衛隊よりも厳しい休憩時間で申し訳ありません。  1時間とかゆっくり休んじゃうと気が抜けちゃうから、ツーリングでの休憩時間は30分ぐらいがベストですね。  食事を兼ねるならプラス15分で♪


 ほとんどの仲間が鴨蕎麦を食べてました。  比較的寒かったので、温かい蕎麦がベストだったのかな?   2週間前の下見の時は汗をかいて鴨蕎麦を食べたのに…  まるでプチ浦島太郎状態。
 鴨蕎麦の鴨肉は、どう見てもハムにしか見えない(^-^)  でも美味しかったよ!  琵琶湖産の小海老の掻き揚げは本当に旨かったなぁ。  808さんは苦手で丸ごと残していたけど…。


 10時半にSEVENを駐車した場所で集まって、これからのルート説明をしました。  滅多にかしこまってルート説明はしないのですが、ちょっとややこしいルートが2箇所あるので、そこのところを重点に説明。
 そして時間が押している為に、彦根城に立ち寄るか立ち寄らないかの判断は、駐車場の混み具合を確認して入るか通過するか決める事を伝えました。  でもね〜…  このルート説明は自分で自分が何を言ってるのか途中で分からなくなるぐらい難しくて、聞いてる皆さんもチンプンカンプンだった事でしょう。


 「道の駅を右に出て暫く走ったらトンネルの手前を右折して、ちょっと遠回りして琵琶湖の湖岸を走ります。  そのまま直進すればトンネルの出口付近の信号交差点に出るので、そこを右折したら橋を越えた直後に信号交差点(大音)が現れるので、さらにそこを右折したら、あとは真っ直ぐで彦根城付近まで来ます。」

 「途中、道の駅/水鳥ステーションの付近は、SEVENからの目線では確認できないと思うけど、野生の水鳥がたくさん生息しているので、できるだけ高ギア&低回転で通過してくださいね。」

 「彦根城は駐車場の混み具合で入るか通過するか決めます。」  と…早口で説明したつもり。


 午前10時40分に道の駅/あぢかまの里を離陸。  右折方向に道の駅を出たので隊列はやや途切れてしまった。  でもトンネルの前を右折してすぐに隊列を整えれる段取りだったので、振り返らずに進みました。


 そしてトンネルの前を右折して路肩で後続を待っていたら、1台… そしてまた1台と右折せずに直進して行ってしまった。  さらに1台…  最後尾を守ってくれていたkoba-5009さんも直進したので、焦る気持ちと安心感が鳴門海峡の渦の如く発生した。
 koba-5009さんの通過で4台がワープしたのが分かったから、9台で336号線を走り抜けて再び8号線に戻りました。  途中、koba-5009さんに電話をしたら「道の駅/水鳥ステーションで合流できるようにします。」言われたので、安心感先行。


 ところが更に2台が前を走ってる事を伝えたら、「どんどん行っちゃうので追いつけません!」と…  とりあえずルート説明の通り、橋を越えてすぐの交差点を無事に右折したみたいだったので、焦る気持ちと安心感が鳴門海峡の渦の如く再び発生した。


 小隊から離れてしまった仲間の事で頭がいっぱいで、道の駅/水鳥ステーション周辺を静かに走らなければいけなかったのをすっかり忘れて追いかけた。  トロトロ走るビッグスクーターに苛々しながら追いかけました。
 「きっとこの先で片側2車線になるから、そこでkoba-5009さんが追い越して合流できるようにしてくれるだろう。」  期待通りkoba-5009さんが2車線道路になって暫く進んだ脇道でヒョコっとノーズを出して待機しててくれました。  ちゃんとkoba-5009さんの後ろには3台の機影も確認。  ありがとうkoba-5009さん!


 一難去ってまた一難。  今度は彦根城問題が胃をキリキリ苦しめます。
 できれば寄りたい。  でも一宮JCTと豊田JCTの渋滞を予測するとあまり時間が無い。  30分ぐらいでも城下町で買い物ができたらツーリングの思い出もまた1枚増える。  なんとか寄りたいなぁ!と思った矢先に彦根城に近づいてきたらプチ渋滞。  下見よりも1時間以上遅い到着。  1時間違うだけでこんなに混み具合が違うなんて…。


 案の定…  下見の時はガラガラに空いてた駐車場がほぼ満車。  人通りも激しかったので、迷う事無く彦根城を通過しました。
 近江牛の串焼きが食べたかった(T。T)
 ひこにゃんグッズを買いたかった(T。T)
 お目当ての土産を買いたかった
(T。T)  とても残念。  55さんの奥さんも、B7さんの娘さんも城下町散策ツアーを楽しみにしていたに違いない。  嗚呼、申し訳ありません!  苦渋の判断で通過しました。  断腸の思いで通過しました。


 彦根城の裏の道(朝通って来た道)はジグザグなので後続が確認できません。  かと言って路肩も無いから道路脇に停めて待つ事も出来ず…  予定通り彦根ICに進みました。


 このまま彦根ICから名神高速に入って帰路については尻切れトンボ!  彦根ICの入り口付近で全機が到着するのを待つ事にしました。
 がっ!  僕と同時に到着したのは4台。  koba-5009さんはこのまま市街地を抜けて帰れるので、残り8台はどうなってしまったのだろう?  待つ事10分ぐらいで1台ずつ合流してきたので、彦根ICの料金所ゲートを潜りました。


 考えてみたら道の駅/あぢかまの里から1時間ぐらい休憩していない。  最初のPA(伊吹PA)にてトイレ休憩。  koba-5009さんとUTENさんと808さんは関西方面に進んだから、9台到着しているはず。  ところが何度数えても8台。  55さんご夫婦が到着していない!
 「また何処かで墜落してるのかな?」と、イチモツの不安がしたので携帯電話で呼び出そうと思ったらkoba-5009さんから着信履歴の嵐。  「うわぁ〜きっと何かあったんだぁ!」とドキドキしながら電話をしてみたら…  どうやら彦根城の手前で隊列から激しく離れてしまったみたいで、僕らが彦根城に入ったのかどうか分からず、困っていたみたい。  彦根ICの入り口で解散したばかりだそうで…  ほっ♪としました。

 今度から彦根城に入る時は花火でも上げて合図しなくっちゃね!  花火が上がらなかったら中止!みたいな。


 誰一人として置き去りにしたくなかった気持ちは皆一緒。  55さんが伊吹PAに無事着陸するのを皆で待ちました。
10分ぐらいしたらガードレールの向こう側に三角形のロールバーの先っちょが見えた。  まるで鮫の背びれ!  第七小隊…  いろんな場面で阿吽の呼吸&以心伝心が垣間見れた。  『少数精鋭』  その言葉を強く確信しました。


 午後12時30分、伊吹PAで解散宣言。  関西方面のUTENさんと808さんに挨拶ができなかったのが心残りだったけど、解散宣言の後で流れ解散としました。
 まぁ流れ解散と言っても進み道は同じなので、途中まで抜いたり抜かされたりを繰り返して…  1台ずつ高速道路を降りて行きます。
 
 767さんを追いかけるような形で、ガンメタ7さんと一緒に上郷SAに着陸。  燃料補給が目当てで着陸したのですが、GSがちょっと前のガソリン高騰の如く行列ができていたのでパス!  ガンメタ7さんは浜名湖SAを目指して離陸して行きました。  ぼ… 僕は… オシッコ♪
 とりあえず一宮JCTも豊田JCTも渋滞なし!


 久しぶりに単機で伊勢湾岸道を走って豊田南ICで降りました。  いつもなら誰かと必ず豊田南ICで降りていたのに…  珍しい感覚を味わいながら豊田衣浦道路の料金所で200円を払って通過。  「こんな素晴らしい天気の日は、必ず白バイが隠れている!」  SEVENの匂いと白バイの臭いには超敏感な606。  ちょっと走ったら3台の白バイが交互に一列縦隊で3台捕まえて切符を切っていた。  おぞましい光景だったなぁ。  ゲロ吐きそうだったよ。


 安城市内でジャブ程度に燃料補給をして午後2時10分に帰宅。  特に汚れてなかったけど、いつも通りに感謝の気持ちを雑巾に込めて606号を洗車してあげました。



 琵琶湖一周…  本当は琵琶湖大橋を渡らずに、ずーっと南下して大津市内から北上して琵琶湖大橋の向こう側に着いて奥琵琶湖方面に進むのが真の琵琶湖一周なのだろう。  そうすればプラス60〜70km。  時間にして1時間半ぐらい加算される。  市内だから2時間以上かかるかな?  それでもチキチキ的にはショートカットしたこのコースで琵琶湖一周!  それでいいのだぁ♪


 今回ツーリングに参加された皆さんお疲れさまでした。
 不参加表明があまりに多くて、いつもなら20枚コピーして持って行くゼツリンの地図も、今回は10枚しか持って行きませんでした。  予想を上回る台数でしたが、ゼツリンの地図がなんとか足りて良かったです。  今回はちょっと役に立った地図だったかな?  もうちょっとコース説明も上手く喋れるように努力します。
 今後ともどーぞ宜しくお願いします。
by606