シール・箱書き・鑑定書とは何ですか?

<シール>日本画の額装の場合に、額の裏右上部分に張ってあるものです。画題、作家名が書いてあり、作家印が押してあります。洋画の一部にも見られます。掛軸だった作品を額装品にした場合や、高級絵画の場合などでは、シールの代わりに桐の板が使われているものもあります。シールが作家本人によるものである場合は、その作品は「共シールである」といわれ、より価値があります。戦前の古い作品にはない場合があります。

<箱書き>掛軸作品の場合に、桐箱の蓋に書かれているものをいいます。蓋の表に画題が、裏に署名捺印があります。箱書きが作家本人によるものである場合は、その作品は「共箱(ともばこ)である」といわれ、より価値があります。

<鑑定書>それぞれの作家の公定鑑定人が発行する鑑定書のことをいいます。