'03 10/19 (日)日本平山 早出川ダムより

きょうも晴れそうなんで4時前には目が覚めてしまう。

どの山にするか非常に迷い、紅葉がきれいだとの話しを聞いたことのある日本平に決めた。うだうだ迷っていたので、家をでたのが7時をまわってしまっていた。

川内は家から近いのだが、ヒルだのアブだのイヤないきもののいる山のイメージがあり、めったに訪れていない。今年の4/27の銀太郎以来となる。

早出川ダムまでは30分ほどで到着。この辺りの紅葉には少しはやいかなという感じだ。

駐車場には5、6台の車が停められていた。支度をすませ8時にスタート。

10分ほどは幅の広く材木のチップのようなものが敷かれたクッションの良い道が続く。

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道は人ひとりが歩けるだけの幅になり、ダムのふちをへつっていく。

沢の音が大きくなり、高度をぐっと下げて金ガ谷の徒渉となる。水量は多くないが流れが速いので、ストックを支えに慎重に渡る。ここまで1時間、ひと休みする。見上げる山の斜面もだいぶ色づいてきた。

そしてロープのさげられた急斜面をよじ登っていく。

少し行くと大きな赤い松のある「駒の神」。ここからようやく登山道らしくなっていく。

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ちゅうぐらいの斜度の坂をのぼって、斜度もゆるんで水平っぽく進み、土のこんもりとした広場に出る。あとで調べたらどうやらここがトコヤのようだ。鉱山跡らしいけどなんでトコヤ?散髪屋していた人がここに鉱山があることを発見したとか?いや違うだろう。

そしていい感じのブナ林を通っていく。

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きつめの坂をもくもくと登っていくとガンガだ。

斜度も緩み前方に見えるピークが山頂か?

再び傾斜がでてくる、このころかなりエンプティランプが点滅していたが(よーするにハラへっていた)山頂は目の前なのでそこまでのがまんとこころの中でちいさな葛藤があった。そしてYさんらしき人が上からおりてきた。「○○○さんですか?」と声をかけるとやはりそうだった。少し話しラストスパート。T地路を右に折れると傾斜が緩んでゆかるんだ道で、話し声が聞こえてきてカエルの(石でできた)待つ山頂だった。11:23

晴れてはいるが、遠望は効かない。

ぬるくなってしまった青い本生をあけ、家で詰めてきた弁当を食べる。山の上で食べるものはなんでもおいしい。

ちょうど正午、一等三角点本点の山頂をあとにする。

さささっと降りていき、T字路で左に折れる箇所を見逃し直進してしまう。すこし先にも分岐があり、左右どちらにも進んでみたがこんなとこ通ってねぇよなぁ(当たり前である通ってねぇんだもの)ここで40分ほどグルグル迷っていた。引き返して正しい分岐にたどり着きホッとする。

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ガンガを乗り越し続く道を俯瞰すると美しさが感じられた。日本平という名にミョーに納得してしまう。

1:43トコヤ。2:15駒の神。2:25〜2:35金ガ谷の徒渉地点にて残りの弁当を食べ休憩。3:12山の神。ダム湖のへつり道できのこ採りの人と少し話す。「日本平いってきたんがね?」「はぁ」「けっこう人いってっかね?」「10人ぐらいは」「はぁーけっこう、いっぺいってだねぇ」

3:19広い道に出る。3:31駐車場着。

来年もこの時期に来たいそう思わせる日本平山だった。