2/17(土) 白太郎山
 
飯豊連峰と朝日連峰を分ける大河「荒川」その最奥集落、山形県小国町徳網にこの山の登山口はある。対岸の【徳網山】が鋭く天を突くのと好対照に、山頂部はゆったりとしている。朝日連峰南西側の展望ピークのひとつと言える。

仕事の方は鬼のような忙しさが続いていた。この土曜日も休みになる可能性は低かった。しかしこの日のために地味な作業を粛々とこなし、だめもとで休暇を申請してみた。ありがたいことに受理された。天気予報もどんどん上方修正され、期待はいやがうえにも高まった。

5時過ぎに家を出て、いつものコースを北上、関川のセーブオンで食料を買い、1時間20分ほどで道の駅「白い森おぐに」着。めちゃくちゃ早く着いてしまった。しばらくシートを倒し休む。しばらくしてMさんが来てどぶろくを戴き、それぞれの車で、集合場所の関さん宅を目指す。途中、除雪作業車を追い越し、30分ほどで関さん宅へ。薪ストーブにあたり、皆さんの到着を待つ。関さんは「顔は見たことある気がすんな〜」と言ってくれた。もっとも、梅花皮小屋の小屋番をしていて、会う人全部覚えていたら脳みそがパンクしてしまうだろう。
時間が経つにつれ、人も集まりだしてきた。数ヶ月ぶりに会う人もいたが、全く覚えていてもらえなかった。ほぼ全員が集まったところで名前と住所の紹介をしあった。
     今回のルート □が休憩地点

20数名の大所帯、先行グループのトレースをもらって楽しましょう、ということでほぼ最後尾からの歩きだし。
   登りはじめてまもなく 振り返ると聳える徳網山

杉林を通過すればその後はブナと楢(コナラ、ミズナラ、オナラの違いについてのディスカッションが下山時に飛び出す)の明るい林となる。
                     柔肌

          HZUさんから読図のレクチャーを受ける

トレースをたんたんと進んでいても、楽ではあるがおもしろくはない。雪山の醍醐味はやはり【けがれのないまっさらな雪原に自らの足跡を切り開いて行く】ことにこそある気がする。ということで短時間ではあるが先頭に立たせてもらう。傾斜も急でもなく、たいしてもぐらないので快適に進むことができた。しかしすぐに息が上がり交代してもらう。
        高度が上がると木々に霧氷が見られる きれいな景色に元気づけられる

2回ほど小休止を入れ、11:50山頂着。
                      なんといっても祝瓶山が一番目立つ

                        袖朝日  西朝日     中岳    大朝日

山頂パノラマに熱くシャッターを切っているそばで、短いスコップで宴会場となる雪の長テーブルを作成する人、鍋の準備を手際良くする人、ここに小国山岳会の心髄見たり。
              早く食べた〜い

乾杯の音頭で幕は切って落とされる。生ラーメンが鍋ごと回ってきた。回し食いである。つまみのキムチを加え食べる。相当おいしい。手作りの漬け物なども戴く、こちらも【まいう〜】である。根が貧乏性なのでいやしいほど貪り喰う。
             さ し み  オンザ 雪のテーブル

         いっちゃん提供

                 五味沢集落を見下ろす

        OTJさんの山座同定の時間

                  浮かぶ 飯豊連峰

              相模尾根?に陽があたる   以東岳も見えてます

下りはツボ足で下ったが、ぬかってぬかって苦労した。歩き方のうまい人は水面を歩くように進んでいたが、自分の場合はワカンを着けるべきだったと思う。登る時はさほど急には感じなかったが、下りで急だなぁと思う所が所々あった。関さんの家が見えてからは一歩ごとに腰までもぐるようになり往生した。慰労会も顔を出したかったがうちにも早く帰りたかったので、集合写真を撮り「またね〜」とあいさつし帰路についた。

臨場感あふれる同行した方々のサイト

飯豊朝日連峰の登山者情報>No.1066号白太郎山

かしましいっちゃんのお部屋>2/18付【白太郎山〜♪】

ぐひぐひ>白太郎山
3/2加筆修正

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