11/26(日) 目指岳
 
先週末、大境山へ誘ったH氏の提案による山行。目指岳の名を知ったのは「新潟の低山薮山」を読んだ時なのでだいぶ前になる。ここは展望ピークであること、いにしえの峠路からアプローチすることなどのが行ってみたい気にさせる山と言えよう。メンバーは置賜の岳友M氏含む3名。
それにしても前日の快晴は仕事中の身にはつらかった。たえきれなくて会社の屋根に上がって飯豊を眺めに行ってしまうぐらいのピーカンだった。
8時に道の駅西会津「よりっせ」集合なので6時半過ぎに家を出る。集合場所手前のセブンイレブンで地形図をつなげてコピーを取る。よりっせには8時ちょい前着。2人が待っていた。あいさつもそこそこに便所へダッシュ。ようやく一息ついてMさん号で安座へ。
                 今回のルート

いったん林道終点まで行く。そこから木の階段がはじまるがそこはおとめゆり群生地への道らしかった。おとめゆりはヒメサユリの別称。個人的にはやはり姫早百合と呼びたい。もどって軽四駆が駐車してある所が目指岳への登山口だった。8時半に歩きだす。沢の左岸をゆるゆると進む。
     尾根に上がると安座が見下ろせる

        初冬の関東の山で日だまりハイク  そんな気になる

歩きはじめて50分で九才坂峠
九才坂峠
弘法大師が9才の時歩いたことでの命名らしい。弘法大師、「弘法も筆の誤り」の人。近所の出湯温泉も彼が発見したと伝承されている。
   新潟県境全縦走踏査プレート 九才坂峠にて9:20

     峠にはベンチもあります

峠からは丈の低い笹の道となり、さらに進むと登山道並みの道になって眼前になだらかな頂の目指岳がどーん。谷をはさんでいるのでいったん足下に注意しつつ急降し、登り返せば山頂、9:45、峠から25分。登り口に停めてあった軽四駆の持ち主であるOさんと連れのかたが休んでいた。若松から来たそうだ。そして近くにあるコウヤマキのことも教えてもらう。
                     目指岳からの飯豊連峰

コウヤマキ
2006年9月12日に、命名の儀において秋篠宮悠仁親王のお印とされた。松の葉を平べったくした感じの針葉樹。ここのものは北限らしい。

展望は噂に違わず素晴らしかった。目は白さ際立つ飯豊に行ってしまう。草履塚から御前坂、本山。大日岳の手前の牛首山。目の前の近距離、県境線に自己主張の強い土埋山(つちうずみやま)が、その横にザとんがり山の兎ヶ倉(うさんくら)山。五頭連峰も。
展望を楽しんで10:35降りはじめ、10:56九才坂峠。11:28登山口着。
12/17記

玄関にもどる