7/30(日) 守門岳(大原から)
登り3時間16分  下り2時間
去年の9月上旬にここを歩いたが山頂からの展望は得られなかった。展望を期待して大白川を目指した。
距離7.86km

家を4:40に出る。村松のコンビにて朝食。道の駅とちお290で用足し。登山口へは6:54着。シートを倒し仮眠、のらりくらりと準備 登山届け記入し7:50スタート。

今回は布引の滝へ寄り道していくことにする。本道と分かれて標柱に従い右に折れる。おびただしいブナの実の殻を踏んで水平移動。へつりになり足の置き場もせまくなるが新しい鎖が左斜面に設置されているので助かる。短い区間、その鎖も無い箇所があり慎重に通過。そこをやり過ごすと滝見場(仮称)へ下って行く。登山口を出て20分で滝見場着。

布引の滝は広角レンズが欲しいくらいの迫力を持って目の前に展開した。錦秋の頃にはさらに美しさが際立つのであろう。いくつかの画像を撮り終えたらエデシへの急登でたっぷりと汗をしぼられる。
登山口を出て小一時間。エデシ着。頭上には所々青空も見えてきて期待はふくらむ。登山道ではマムシもひなたぼっこを楽しんでいる。足音を察知し脇によけてもらい「すみませんねぇ」と同じフィールドを共にする者としてのお互いを尊重する気持ちも忘れてはならない。晴れるのかなーと思ったのもつかの間で辺りは乳白色に包まれてしまう。
9時過ぎ「見晴台」。あいかわらガスの中。それまでコンスタントに高度を上げて来たが水平移動のように進み、上昇した心拍数もクールダウン。左下へと下ると上祝沢源流滝ノ倉沢。ここで水を補給、ついでに顔を洗ってリフレッシュ。わずかに沢に沿うような感じだが靴の中に水が入るようなことは無い。すぐ右岸を歩くようになり、転石のごつごつした涸沢を登る。ノウゴウイチゴ、オオバキスミレだろうか黄色のスミレが咲いている。またもや、わずかながらも陽がさしてくる。
10時前「三ノ芝」で田小屋からの道が接続。雪渓を渡り、すぐまた夏道へ。3人の中高年男性(オヤジトリオ)とスライド。山頂は近いのだがシャリバテ警告灯が点滅しそうな気配。ここは体の内部からの訴えかけに応じるべきと判断。腰を下ろし、弁当を開けた。
道の真ん中で弁当を貪り喰っていたら、上から男の人がひとり降りて来た。ばたばたと脇によける。ひとことふたことかわす会話の中に関西テイストがにじんでいた。「遠くから来られたんですか?」「やっぱりわかる?徳島からで、東北の山めぐりしています」私は単独行が好きだが、見知らぬ人とのその場限りの出会いも好きだ。だから相手がひとりでなくとも、よくこちらから話しかける。少し話せばその人が話したがっているのか否かわかる。今、この人は会話を楽しんでくれている。そう判断し、いろいろと話す。すると連れなのか御婦人なのか女性が降りて来た。山で一見「つがい」に見える男女ペア、しかし単なる山仲間という場合も多く、実際そんなひとたちも知っているので、あまり勝手な想像は慎もうと内心思ったりもした。ふたりを見送り、弁当も半分たいらげたのでラストスパートへむけて脚を出す。
11時ちょい過ぎ山頂着。辺りは視界30mといったところか。総勢10人弱が休んでいる。鍋に水を入れ、火にかけ、発泡酒の缶を開けほっとひといき。昼飯を楽しんでいると、大岳方面からにぎやかなパーティーが到着。関西テイスト全開、彼らの登頂記念写真のシャッターを押す。香川から来たそうだ。こちらは下山へと出発する。(11:46)
0:11 スミレの仲間?

滝ノ倉沢

見晴台より

下りではマムシとの遭遇も無く、2時間ほどで登山口に降り立った。
8/4 記

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