5/27(日) 一本岳

一本岳は粟ヶ岳の東面ににょっきりと牙のように立つ鋭鋒だ。おととしの秋に初めて粟へ登った時にも行った。粟ヶ岳が所属する川内山塊は登山者を引きつける力を持っている。極めて嶮悪な沢と猛烈な藪に囲まれ中核部に登山道は無い。粟ヶ岳はその川内の最高峰でありながら一番平野部から近い所で聳えている。前日夜、この三条市旧下田村北五百川からの登路のブナが良いという情報を得、行くことにした。

4時前に目が覚めた。しかし眠い。腹は減っている。残り物の豚汁で夜食のような朝食。食後二度寝。

なんとか5時前には出発することができた。南方向へ向かう時には必ず立ち寄る村松の広域農道沿いのコンビニ。時間が遅いためなのかおにぎり弁当関係が品薄。買い物を済ませ290を行く。三条に入ってからは県道9号、289との十字路左折でほどなく登山口。43.4km、約1時間。

    登山口へ向かう車道から 朝の守門 5:42
今回のルート

駐車場が1合目になるらしい。すでに5〜6台停めてある。かたわらにあった棒をストック代わりにし歩き始める。(6:24)しばらくは沢沿いに進む。鳥たちのさえずりのシャワーを浴び気持ちがいい。沢から離れ登りになる。急登でもなく、頻繁に斜度も緩くなってくれるのだけど、なぜか足が重い。長いこと山から遠ざかり、そのブランクのあとで久しぶりの山で痛感するような感覚にさいなまれる。けしてブランクがあったわけではないのだが。ほぼ快晴ではあるが上空には木々の葉っぱが太陽光を和らげてくれたいてありがたい。風も強めに吹いてくれてオーバーヒートにならずに助かる。1時間ほどで粟薬師奥の院。となりには避難小屋もある。

粟薬師奥の院をすぎると気持ちの良いブナ林がひろがった
7:40 稜線に出る。

8:30 7合目から迫力ある守門
                8:42 ギフチョウ
9:22 粟ヶ岳山頂。先客、中高年登山者数名が休んでいる。そのまま東に進み緩く下り、ひとつピークを越え、ガっと下り一本岳直下の鞍部。そこからは枝をつかみながら四肢をフルに使っての急登。

9:58 一本岳山頂。[ここまで6.02km]眺望的には粟山頂とほとんど同じ。しかしこの360°の景観ひとりじめできるのがうれしい。当初、堂ノ窪までと意気込んでいたが、もはやその行動を実行にうつす体力、脚力および精神力は残っていなかった。どかっと座り、おにぎりを片手に、20万分の1の地勢図をもう一方で広げ山座同定をたのしむ。

10:06            御神楽岳          青里岳
                10:40 遠くに浮かぶ飯豊
10:41          一本岳より粟ヶ岳
10:51 一本岳山頂発。

  振り返る一本岳
           11:06 まぶしい新緑と矢筈岳
11:27 粟ヶ岳山頂。

0:45〜1:00 630m付近のT字路。これよりぶなの道。

1:10 小俣登山道合流点。

2:30 五百川登山道合流点。

3:02 五百川登り口。

3:50 駐車地点着。16.5km

5:00 家着。

5/31 記

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