5/6(土) 大樽山

飯豊主稜線の中できれいな三角錐の頂として目を引く鉾立峰。そこから派生する尾根は西へ延び、アゴク峰、大樽山ときて胎内川で終わる。

おととい(5/4)頼母木山から見る、鉾立〜アゴク峰の尾根は引きつけられるものがあった。アゴク峰は無理としても、大樽山なら時期を考えて行けばなんとかなるのではないか。晩秋か残雪期ならば。景観に優れているのは、やはりこの残雪期であろう。

行く前は、はっきり言ってなめていた。家を出たのが8:25というのがそれを表している。途中アサヒ・スーパードライを持ってくるのを忘れたのに気づく。北へ向かう時には必ずよっていく五十公野のコンビニ。そこで第3のビール135円を買う。政府はこの企業努力の賜、第3のビールにも不当な税金をかけようとしている。ふざけるなと言いたい。

五十公野から〆切へ、290を北上。上寺内で右折。広域農道をクルーズ、胎内へ。車道は第2発電所まででクローズ。これは事前調査済み。積んできた自転車を引っ張り出して支度をする。

曇り空の下、10:00ジャストに奥胎内へ向けペダルを回し始める。

しょっぱなからかなりの上り坂で一気に心拍数はレッドゾーンへと突入。一番軽いギアでやっとこさペダルを回す。スピードメーターが作動する最低速度の時速6kmほどで進む。奥胎内ヒュッテまではとにかく長い道のりだということは知っているつもりではあるが。胎内川治水ダムでやめて風倉山にしようかなと何度も思ったが、どうにかヒュッテまでこぎつけた。時計は11時を10分ほど過ぎていた。

奥胎内ヒュッテ
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ヒュッテ前の道路の両脇には1mほどの雪の壁ができている。1台同じようなマウンテンバイクが停めてある。少し林道を進んで左の斜面に取り付く。尾根に乗ると「よく踏まれた」と形容できる「道」を進む。尾根が広くなるとはっきりしなくなるが古い赤布があったり、GPSで確認したりしながら高度を上げる。

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標高600mを越えると急になってきてずるずるしてくる。そこを通過するとまた比較的なだらかになり、それはp920への直下まで続く。

12:56 p920付近から
p920から緩く下り小ピークがあり、ほぼ水平移動っぽく進んで、今度はp950への急登がはじまる。地図をよく読んでいなかったので、ここを上がれば大樽山だ、と思いこんでいた。到着してGPSで確認して、山頂はまだむこうだと知った時、へなへなへな〜と力が抜けた。とりあえず昼飯を食べる。ブヨがまとわりつく。ハッカ油をたたく。ここでやめようかとも思ったがそれも気持ち悪いので山頂を目指すことにする。胎内市と関川村の境界へ出るところが急登なうえに道がはっきりしていなかった。雪と藪の境目の藪をつかんで登った。境界線まで上がれば雪の上を進める。2:50大樽山山頂。

    2:50大樽山山頂から
境界線からの道が上から見ると確認できたので、今度はそこを通る(ログの南側)。p950を3:18通過。p920を3:50通過。

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斜度が緩んで快適に高度を下げる。来るときずるずるしたところをやりすごせば残雪のブナ林となる。方向がわかりづらくなりコンパスで確認しつつ、残地テープや自分の付けてきたマーキングをひろいながら4:51奥胎内ヒュッテ着。自転車に跨り、「ひゃっほー」などと奇声をあげながら駐車地点の胎内第2発電所までかけくだる。所々ある登り返しが疲れた体にとても堪えた。帰路途中、出湯の「うるおいの湯」300円で汗を流し7時前に帰宅。青空の日にもう一回行ってみたい。

5/14記

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