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梅花皮荘〜2時間半〜西俣峰〜3時間半〜頼母木山[登り6時間] [下り4時間10分]往復15.2km |
自分には難しいだろうなと考えていたのだが、去年、山田さんが歩かれたのを見ていつかは歩いてみたいと思うようになり、地図もよくながめたりしていた。
前日、山際さんからお誘いメールをもらう。倉手山を登った後で、この日の朝起きることが出来たら行くことにする。
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朝の小玉川 |
民宿奥川入を過ぎ鯉のぼりがだら〜んとさがっている。谷地では水芭蕉が咲いている。杉林を抜けいよいよ尾根に取り付く。激しい急登、おびただしいほどのイワウチワ。手と足の置き場を確認しながら着実に高度を上げていく。
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イワナシ |
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絵になる山容 鉾立&杁差 |
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段差を慎重に登る |
エネルギーの補充も完了し、雪提の亀裂に注意しながら、またある時は雪の消えた薄藪の道を進んだ。枯松峰を過ぎた平らな所でKさんがずぼっと胸まで落ちてしまった。すぐに脱出できたが、自分もそうならないようにさらに注意しながら歩く。三匹穴への登りは、銅のような色の幹のダケカンバを横目に胸突き八丁の登りだった。斜度が緩んだ辺りで降りてきた単独行と話す。別れ際、どちらからなどと尋ねていると、おととしに御西小屋、去年の初夏に蒜場山でお会いした新津の人だった。またどこかでと彼と別れ最後の詰めにとりかかる。
チシマザサとハイマツ、名も知らぬ屈強な枝を持つ木。それらで構成された膝上ほどの藪の中を進む。突破し目的地の頼母木山でお地蔵さんと二王子方面の展望と向き合う。実に歩き始めて6時間が経過していた。
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白く、大きい、二王子 |
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ここからのこの景観が好きな人、多いのでは? |
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二王子をバックに頼母木山にて |
すっかりくつろいでしまい店をたたんで下りの準備をし、2時に歩きだす。快適な下り。重力のままに降りていく。
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光りと影の織りなす世界 |
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ダイグラ尾根と主稜線 |
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西俣ノ峰から振り返る |
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西俣ノ峰でばんざーい |
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宿り木を見上げれば半月と飛行機雲 |
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夕陽を浴びて 倉手山 |