11/3 魚止山

今回は前日からreportしてみよう。11/2 17:40 原信(水原店)にて、Ziplock、ごまだれ櫛団子、南高梅、ぬれせんべい、ブルボンプチ。かねてから買おうと思っていたZiplock。いろんな食べものを袋から必要量だけ取り出しこれに詰めて持っていける。=荷物のかさを抑えることが可能。秋山の友、梨は先週土曜に亀田の梨生産農家が直売している所で確保してある。あとの食べ物は明日のコンビニで補充ということで。

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11/3

家は4時過ぎに出る。津川のコンビニでは、いなり3個、ツナマヨ、梅のおにぎり各1個づつ。衝動的に鍋焼きうどん。赤ワインの2合瓶も。随分ぜいたくな買い物になってしまった。外へ出てみると、スーパーカブに乗った新潟ナンバーのライダーがツーリングマップルを見ていたので声をかける。福島へ。と言うのでR459を勧める。私も10年前はバイクに乗ってましたと言うと、へぇ〜みたいな顔をされる。

常浪橋を渡り県道へ右折し南下するころには、好天のため山の稜線が見えるぐらいになっていた。倉谷沢に沿う林道へ進入。シャーシをすらないようにペースをおとす。林道終点広場が見える所まで来ると1台先客がいるようだ。支度をして歩きだしたのは7:15。背丈の没する笹薮の中maddyなtrailがつけられている。うっかりするとくるぶしまでもぐる。月夜茸がおびただしくついた倒木を越える。前回見落としたポイントを通過し、暑くなったので着替えをと、少し進んだ所でザックを下ろす。汗をふき着替え、あちぇ〜と水を飲もうとプラティパスの先っぽを吸う。ん?出ない。反対に入れたか?がさごそ。どぉーん、水へっていねねっかや、おい!で、空身で車までもどる。

ぼうぜんと己の阿呆さ加減を嘆き 見上げる空はただただ青かった
車にもどる時に単独行とスライドする。8:55忘れ物に気がついた地点を歩きだす。前回はさほど感じなかったが、けっこう急登だ。

9:25このコースの核心部600mからの急登がはじまる。木々の間をよっこらしょと通り抜け、北側の展望が開ける所を通過して間もなく

just10:00 少し平らになった所でおにぎりを食べ休む。20分ちょい休んだ。怒濤の登り10数分で斜度のゆるむ854を通過。

そこからは両脇の小枝、草本類がちょっとうるさくなった。前回の記憶から、今見えているピークは斜度のよりいっそう緩む950付近で、それまではひたすらまっすぐ道なりに行けばいいと思いこんでいた。そこに落とし穴があった。その手前930付近で北東からの尾根が合流してくる。そっち方面へ進んで道がなくなった。歩くべき尾根が左前方に見えた。すぐ道が無くなったことで間違いに早く気づいたことはラッキーだった。引き返すと三叉路のようになっていた。右も左も道なりと言えば道なりと言えるような三叉路だったが、左へ行く正しい道が目に入らなかった。なぜかはわからない。

会越の谷川岳=御神楽岳 存在感ありかっこいい 10:54
ほぼ水平移動のようにずんずん進む。じわっと登りこう配になり、山頂直下の急登にぶつかる。垂れ下がった枝をてがかりに、足場を確認し、枝の間に体を潜り込ませ、すり抜けると人の気配がする。山頂へのあと一歩の時に、次の一歩で矢筈が見えるのかと心が魂が高揚した。

すぐそこに矢筈は構えていた。距離の関係から本峰を前矢筈が従えているかのように見えた。朝スライドした人が休んでいた。特徴的な双耳峰の燧ヶ岳もはっきり見えた。ふたりで下のあったタクシーの人はどうしたんでしょうねぇ。と話していたら、カランカランと音がして大きなザックをパンパンにして噂の人が現れた。訊けばおととい出発して2泊で矢筈を踏んで帰ってきたのだと言う。そういえば今年の5月1日に銀太郎へ行った時も個人タクシーの運ちゃんがどうのこうのという話を人づてに聞いたということを話したら、それおれです。

鍋焼きうどんがこんなにおいしかったのかと思わせたのは、、
矢筈岳がこんなに近くに見ることができたから
山また山に囲まれて、おふたりから実に有意義な話を聞けた。鍋焼きうどんが「なんでこんげにうんめんろっか」と思えた。赤ワインを奮発して正解だった。幸せなひとときだった。

青里の横からのぞく粟
タクシードライバーが下り始め、もうひとりのかたも出発し、誰もいなくなった山頂を出るころ、ぽつ ぽつ と雨が当たり始めた。燧は見えなくなっていた。下りは早くならないように気をつけた。しかし迷ったり間違えたりしながら途中に大休止も入れ車の所へもどったのが3:21だった。タクシーはいなくなっていたが、もひとりの人はまだ降りてきてなかった。きっと前回の自分のように間違って下り過ぎたりしているのかもしれない。

ウリハダカエデに腰掛けて精霊たちのささやきに耳を澄ます  なんてな
上川でつる細工の店で前から気になっている所があり時間も早いことなので立ち寄った。中庭が風情があった。京風の赤い布がしかれた腰をかける台などもあった。

充実気分で車を運転していて、あと30分もすりゃ帰れるなと思っていたら渋滞にすっぽりとはまった。一寸ずりが数十分。業を煮やし三川から高速に乗った。これが仇となった。安田への降り口へ車線変更してからがさっきの渋滞よりひどい渋滞だった。くたくたになって家に着いた。その後のことは'05 11/3の日記を参照されたし。

学ぶべき点の多い実りある山旅だった。めでたし。めでたし。

11/7 記

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