5/1 (日) 銀太郎山

おととしの4/27にグシの峰経由で往復した。下りの木六山までが遠くてつらかったことが一番印象に残っている。あれからいろんなところを歩いたし、前回ほどきつくはならないだろう。それよりも先週、毛石山からこの稜線を見て歩きたいと思ったのが大きい。

5:47悪場峠発。ユズリハのつややかな葉、イワウチワ、カタクリ、桜。6:10佛峠、根もとの曲がった松が立っている。前方には山桜と新緑と残雪が臨まれる。水無平か。へつりへつり、こんなとこ大荷物で通りたくないなと思う。カタクリの葉は、まだらなものと単色で鮮やかなものがあって、風にゆれている。6:20チャレンジランド杉川の道があわさるT字路。緩登からじわじわ斜度がでてくる。体力温存をこころがける。ショウジョウバカマ、スミレサイシン。6:54焼峰神様、稜線は鳥のさえずり、心地よい風。7:054本爪アイゼン装着でトラクションの確保。夏道混ざりその都度外す。7:45木六山。ここでの展望も素晴らしい。がさがさ音のする方を見ると若そうな猿がいた。声をかけ先に進む。距離が離れると猿はまた元の位置にもどった。

激しく下って

8:23〜8:40 こんな感じで休む
歩いていると道を見失う。薮こぎ少しこれは違うとすぐもどり枝をつかみながら強引に雪堤の踏み後に乗る。

  

UVプロテクションバージョン
  

9:36双耳峰の銀次郎が立ちはだかる
9:30七郎平山。汗をぬぐい、日焼け止めを塗り、はっか油を首筋と手首につける。9:47五泉の人とスライド。少し話す。10:15銀次郎の前衛ピークで、持ってきた弁当を半分食べ、銀次郎の登りに備える。となりには九ノ筋峰がとんがっている。

  

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10:25銀次郎通過。10名ほどのパーティーが寛いでいた。訊くと、29日に水源池から粟ヶ岳に上がり、一本岳を越し堂ノ窪、青里さらに割岩山をピストンし五剣谷から下ってきたとのことだった。銀太郎に向け下り、10:43鞍部から少しあがった所に真新しい木製の山の神の祠、「和をなせ神々、御山繁盛」と柱に書かれていた。10:55下る人がいてもしやと思い声をかけるとやはり箕虫さんだった。しばし話す。お互いびっくり。

11:21 銀太郎より 左、銀次郎。右、中杉山
11:21銀太郎着。大休止は銀次郎と少し休んで帰路を踏みだす。五剣谷はさらさら行く気が無い。正午、山の神通過。また、銀次郎の登りに備え残りの弁当を食べ充電完了。

 

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0:46遠くに御神楽
0:50 銀次郎着。さきほどの大縦走パーティーの宴は続行中だ。ザックを下ろしビールを雪に埋め、辺りを見回す。中杉山から奈羅無登山の尾根、銀太郎の前衛ピークから分かれ鋭い九ノ筋峰を経てはじまるすっきりした中山尾根、これから辿る道を見ればこんなとこ登ったのかと思わせるほどの急降下。そんな景色をつまみに飲むビール、まずいわけがない。しかし帰りもアップダウンたっぷりの長丁場、そうそうゆっくりはしていられない。

1:05銀次郎から五剣谷、奥の稜線は太郎山、魚止山か?
1:30 銀次郎発。2:02水場。3:15木六山。下りで滑り、ブナの幹に右のひじの少し上をぶつけて止まる。かすり傷だけで済んだ。3:54 焼峰神様。止まって休むとブヨがまとわるつくのではっか油をつける。水無平が下方に見えてくるが疲れもあって休む回数も増える。

朝より多く咲いている。色も濃くなったような
  

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すり鉢の底の水無平、足もとのカタクリ、まわりの山桜を所々アクセントにみずみずしい新緑。そんな景色に見とれていたらT字路を見過ごしチャレンジランド杉川へ直進してしまっていた。4:46 T字路にもどって休んでいると大縦走パーティーがやってきて、割岩までの道の様子、初日一本岳の登りで、それまで雷をともなう雨だったのが一気に回復し雨具も乾いてくれたことなどの話しを聞く。5:00 に腰を上げ、へつって佛峠。舗装路が見えてきて5:27 悪場峠に帰還。前回歩いた時より疲労感はなかったが十分ハードだった。もっと頻繁に地図を読み現在地を把握しなければと思った。そうすることで疲れは軽減される。

5/3 記