4/24(日) 毛石山

行き先をいろいろ考えた。鹿瀬の大段山もしくは高井峠とか。あとは箕輪林道から大峰、鍋倉山など。これといって決定させる要素はなかったが、去年同じ時期に行って展望を得ることが出来なかったので、あ、これが決めてか。


朝、4時過ぎに目を覚ます。ここで2度寝したら気持ち良いだろうなとの思いをどうにか振払い出かける。

早出川沿いの県道から右折して杉川沿いの鋪装された林道へ。悪場峠への分岐には雪が無く、ちょっくらのぞいてみよう。進むと通れなくはないが雪の残る箇所も出てきた。無理せず引き返す。本来の目的地、毛石山登山口着。

あまり感心できることではないが、これから行くぞという時になってやっとパッキングしはじめる。治さなければいけない習慣である。登山か山菜採りかわからないが先客が2台。6:25 歩きはじめる。最初の導水路になっている橋はインパクトがあって憶えている。ここからわりと近くで右斜めに入っていったんだよなぁと。右側に注意しながら進む。すると、あれ?こんな滝のような沢を越えたっけなぁ?まぁいいやと更に前進。こんな水門、絶対見てねぇ。と、やっと引き返す。どうにか正規のポイントを見つけ一安心 6:45。少し沢沿いに進んで左(右岸)に上ると早くも雪の上を歩くことになる。

今年初パート1 キクザキイチゲ 7:08
ちょうど 7:00 黒っぽい地面の広場。雪の有る所、無い所トラバース気味に進み、雪の詰まった沢を2つ越え、3つ目はスノーブリッジになっていたので慎重に跨いで越す。進むに従い斜度の出てくる雪面を軽めのキックステップであがり、息のあがる頃ひょいと金山神様の祠 7:43。足場の悪い登路をトラバースし 7:57 水場。歩道敷の標柱 イワカガミが咲いている 8:10。

山頂直下の急登を前に、辿ってきた道と左菅名山塊の背中 9:13
尾根上の夏道は急登だ。木がうるさくて左の雪堤に逃げる。行き場を失い夏道にもどり、一段高くなった雪堤に這い上がり、なんとか毛石山の肩へ。

ちょっとシャープな白山 9:25
9:27 毛石山々頂。そのまま先へ進む。前方の830m峰を見て、行かない方がいいと判断、鞍部手前で引き返す。

宝蔵山と手前は今にも落ちそうな雪 9:42
山頂にもどり飲んだり食ったりしながら20万分の1の地図とこの景色を照らし合わせひとりの山頂で寛ぐ。こんな時を過ごしたいが為に山を歩いてきた。今までもこれからも。

右から五剣谷岳、九ノ筋(ココノスジ)峰、銀太郎、銀次郎〜木六山の稜線。手前、中山尾根。9:59
10:44腰を上げ下りの一歩を踏みだす。1mほどの雪堤は後ろ向きに降りる。山頂直下のあとは斜度も緩んで、まだたっぷりの雪の上で踵を滑らせ快適な林間コース。しかしそれもすぐに終わり、土と雪のへつりを交えながら進んで行った。

0:05 標点589の辺りから 中央、室谷の大山のような気がする
0:15 歩道敷の標柱。上がってきた単独行とスライド。0:46 金山神様。かなりの斜度のゲレンデを少しへっぴり腰に踵をずずずず〜っと下りて行く。1:25 黒い地面の広場。沢沿いに進み、簡易鋪装の林道に下りて、例の橋を渡って1:45 駐車地点着。

終わり間近の沢沿いにて 1:35
帰り道の途中振り返る 春色の早出川とマンダロク山と日倉山 2:06
とにかく今回は「春」を感じた。出発準備の時に聞こえる鳥のさえずり。ショウジョウバカマ、イワウチワ、キクザキイチゲ、カタクリ。ホーホケキョにあいの手を入れるも歯切れの良いスタッカートにならず「ほーほ ききょ」みたいになってデュエットにならなかった。


4/25 記


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