4/10(日) 大戸沢山(西峰)

3/20に船窪山まで行ってみたが、なにか満たされないものを頭のすみに残したまま3週間が過ぎていた。その時の反省点をふまえて再び歩いてみることにした。


2回電源を入れ忘れた
前回同様、室谷の除雪車の車庫脇に駐車。装備はプラブーツにスノーシュー、念のためワカンも携行。アイゼンは持たずピッケルは持った。SPF75の日焼け止めを塗りたくる。日の出前に歩きはじめるつもりが、すっかり明るくなった5:30スタート。しょっぱなからスノーシュー装着。しばらく杉林を登り、広葉樹の混じる雑木林を過ぎると下のようになだらかな所に出る。310m付近。

6:35〜6:50 気持ちのいい空間でパンとチョコを食べて休む
左前方には840m峰とその右にアンテナのある810mピークが見える。アンテナピークの右鞍部を目指す。

7:45 標点749の少し南で稜線に出る。

7:54 南東の会越国境のスカイライン
7:55 アンテナのある810mピークへの登り
8:10 アンテナのある810mピーク 次の840mピークへの登りが胸突き八丁。ジグザグに登ろうとすると足場がずり落ちるので、ゆっくりと一歩一歩蹴り込みながら直登する。

アップダウンをくり返し 8:35〜8:50 820m付近で再びパンとチョコを食べ 休む。吹く風が冷たく木の陰に身を潜める。

9:21 船窪山。コンパスで大山を確認。しかし急斜面を下降しなければならない。けつで滑り降りる。傾斜が緩むと右の一段低くなった谷筋にブナの大木が点々と立つ気分のいい尾根をいく。

10:09 船窪山と大山間の鞍部から、左、太郎山。右手前、割岩山。その後方に青里岳
10:10 この先は手に負えないと判断、ここで引き返した
10:15〜10:30 風も弱く、ふりそそぐうららかな春の日差しを浴び、コンビニおにぎりを食べ燃料補給。

10:57 船窪山。はてさて帰ろうか、大戸沢山に向かおうか。時刻は11時。足の具合は悪くない。GOだ。

アップダウンの末11:35 大戸沢山の西のピークに辿り着く。

ここまで歩いた苦労が報われる眺め
これを見たかった。右、1241mの前矢筈岳。室谷から行くと右斜面を登り背後の本峰へ向かうことになる
11:42 いつまでも眺めていたいが帰り道は長い、船窪山に向かって歩き出す。正午頃、2.5リットルもって来た水が底をつく。そこからは雪をほおばりしのいだ。コンロは持って来てなかった。

0:33 船窪山。シリセードでだぁーっと降り、0:45〜1:15その先820m付近でがまんしていたスーパードライを雪に埋め、残りのコンビニおにぎりを食べる。冷えるのを待ちきれずシュパッ!ゴクッ、ぷは〜。

どっしりと御神楽岳
1:40 アンテナピーク通過。1:53 稜線とわかれる。調子こいてシリセードしていたら上からは見えない段差にはまり、両足とも抜けなくなる。周りの雪を手でかき出しスノーシューをはずしてこの局面を打開する。ふと横を見ると雪解け水がしたたり落ちている。これを頂戴する。気が付くとワカンを片方落としていた。雪山の楽しさを教えてくれてありがとう。そしてさようなら。

水場発見
その後は広い緩斜面をスノーシューをリズミカルに滑らせながら快適に高度を下げる。

大巻沢に降りるのが早過ぎ、高捲く。最後の林道脇でふきのとうを少し採り、3:30 駐車地点に無事戻る。大山には届かなかったが大戸沢山の西峰からは期待以上の眺めを楽しめて満足している。清川の温泉に入って帰路についた。家路に向かう車から夕陽を浴びてキラキラと光る阿賀野川を見て、なぜかほっとした気分になった。


4/11 記