3/6(日) 粟ヶ岳

5(土)は仕事だったが日曜日は晴れそうになった。二王子と粟を検討した。二王子はとても魅力的だけど南俣から歩くとなると行程が長くなって後半泣きが入るのではと想像。粟に前回行った時はだいぶおりてしまってから晴れてきたたので、道中の景色はまだ見ていない。そんなことも粟ヶ岳に向かわせた理由のひとつだ。

朝、安田橋を渡った所からのぞむ白山 青空にモチベーションもヒートアップ
澄みきった青空。ただそれだけでうれしくなる。だれに言うでも無くありがとうと言いたい。自然と目は山を追う。新潟の山は雪をいただいている時がやはり美しい。そんな景色に見とれて車を走らせるいるうちにもう加茂である。

除雪終了地点には10台ほどの先客がいる。雪で狭くなった道路で10回ほど切り返しののち方向転換させ駐車。前方の長岡ナンバーのとうちゃんが語りかける。「きょうは上まで行かれるかのぉ〜」「どうでしょうかねぇ」なーにきどってこたえてんだ、おれ?「どーだろっかねぇ」と言うべきシーンなのに。急登もあるので今回はわかんのみ携行しスノーシューは置いていく。8:00 歩き出す。

前半のログ
はじめは踏み跡をなぞって歩いていたけど歩きづらく、少し脇にそれてみる。つぼ足でもまったくもぐらない。軽快な足取りも杉木立に入るともぐるようになりしかたなくみなさんのトレースをたどる。林道歩き、あまり好きだとは聞かれない。自分もできるならしたくない。はよ終れやと思いながらもちょうど30分で第2貯水池堰堤着。

堰堤を渡って少し行くとすぐに杉林の斜面に取り付く。ここははじめけっこう急登ではあるが、先行者の踏み跡がありとても助かる。

確実に春へむかっている
9:10 3合目、ここでわかんを着ける。秀麗なピークは南西の506.9m峰
ハイキングコース(とはいえかなりアップダウンがあるようだが)が合わさる480m付近にあがると、朝挨拶した人と連れのかたがわかんを着けていた。確かにここからはつぼ足ではきびしいものがある。右へ倣えでわかんを装着。いいかげんに着けると、すぐずれてしまうのでしっかりと着ける。

9:24 朝って感じ これから万物が動きだす みたいな
9:38 雪庇 いいあんばいに陽がさしてくれた
9:40 守門 ええ山やわぁ
9:48 中央の雪庇が気に入ったんで
後半のログ 北峰は巻きました
10:13 振り返って見るとこわそうだけど、そこを歩いている時はたいしておっかなくない
10:21 主観的にこれが1番好き
10:40 すっぽりと埋まっている
先行していた4名パーティーはここに留まる気配。前方には単独行が新たなるトレースをきざんでいた。ここまでは無雪期とかわりない時間でこれている。まだ疲れもそんなに感じていなかったので前進する。

小屋(砥沢峰)からは緩く下るはずなのにその感覚はない。水平移動しているかのようだ。

10:51 見上げる北峰 この頃はまだかろうじて青空が残る
背中から疲労がにじみ出る先行者にテールトゥノーズではりつき、ルートファインディングに大いに不安があるものの、きょうはじめてトップに立たせてもらう。誰のトレースも無い雪面にキックステップで一歩一歩蹴り込んで行く。さらっさらっの所、パン粉のような所、ガリガリの所いろんな感触がある。

空もほとんど雲に覆われ、上を見ても下を見ても白、しろ、シロ。サングラスを持ってこなかったことが悔やまれた。足をはじめ疲れもピークをむかえたいた。後ろには朝挨拶した人が来ていた。3人でトップを換わりながら進んだ。

ちょうど正午に山頂へ着く。小屋から山頂までは無雪期に45分であがったのが、きょうは1時間20分かかった。その分達成感はある。

なぜか人々を引き寄せる不思議な魅力を持つ川内山塊
これは一本岳 昨秋あそこに立ったが今は近づくことさえできない
2:00 506.9m峰again
0:47小屋通過 1:57 3合目 2:33 第2貯水池堰堤 3:00 駐車地点着


青空を堪能できた。しかし目が数日充血気味だった。次の山へは目のプロテクションを怠りなくしなければ。筋肉痛もふくらはぎ方面に多少でた。

3/9 加筆修正