8/13 梶川尾根〜頼母木小屋L字ピストン

墓参り、14日にしよ。なんで?13日は山行くすけ。お盆から登山なんて..そう言われたって、こちとら重度の飯豊病患者。つながれた首輪をすり抜けてメス犬のもとへ走って行く、サカリのオス犬同様、休みと好天が重なれば山へ向かってしまうのだ。

12日夜、9時前に家を抜け出し、食料の買い出しや休憩をとりながら、天狗平11:08着。車から降りて見る空は木々によって切り取られているものの星がすごかった。こんなに多くの星空は10年以上見ていなかった。そして去年買ったゴアライトソロで初めて寝る。ヘッドランプをどこかでなくし、EPIのランタンとマグライトでは暗くてどこにポールを通せばいいのかてこずった。車内で寝るよりはるかに快適で、設営+撤収の煩わしさを差し引いてもテント泊に軍配があがる。

準備にもたもたするので3時頃から支度しはじめる。4:30頃から歩き出したかったがスタートは5:12とすっかり明るくなってしまっていた。今回もガス、コンロ、なべは持たず軽量パッキングでのぞむ。尾根取り付きで山菜採りの人と話し急登へ踏み入る。

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5:57 丸森尾根のむこうに杁差
6:40 湯沢峰。宮城の古川の人と話す、チタンの三脚を持ってギルダ原でマツムシソウを撮りに来たらしい。飯豊は初めてで今回は日帰りで様子見だそうな。次にでかいザックの人と話しながら歩く。茨城の人、新潟、行ったことある、黒湯。黒湯?田代なんとか。??赤湯と間違えてんのかと聞くと乳頭温泉の黒湯だった。新潟のイメージだったのだろうか。この人は越後三山がけもしたことのあるつわものだった。ふりかえれば朝日連峰が浮かんで見え、あれが朝日だというと6人で縦走したことがあると言っていた。うらやましく思った。

7:05~30バームゼリー(35kcal)ではらの虫をなだめる。7:35滝見場

8:06~20いなりずし3個をぺろり、302kcal。8:23五郎清水の標柱。うぐいすのさえずりも聴こえてくる。口笛を吹くとちゃんとかえしてくれるのがおもしろかった。9:10 梶川峰。

                   10:00 扇の地紙より定点観測。
稜線にあがると新潟側から風が吹き抜けている。東港の建物がよく見える。

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10:27 地神山頂より地神北峰から杁差への稜線をのぞむ
地神山頂。登山届けにはここまでと書いて来た。頼母木小屋と地神北峰間は歩いていないので考える。行くか戻るか。展望良し、吹く風は心地よい。戻れば後悔するのは明白。距離はそれなりにあるようだが、アップダウンはたかがしれている。が、帰りは登りこう配。思案の末の答えは行くことにする。

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風に吹かれて寒くなり薄手の上着を着ける。

                  一投足の頼母木小屋
11:30~12:06頼母木小屋。丸森尾根であがって杁差をピストンしてきたという宮城の人と話す。のどがそれほど乾いていなかったので、凍らして持って来た緑の本生は開けなかった。管理棟には中坊くらいの子がいたが、バイトでやっているのかなと思っていたら、草刈機を持ったかっこいい管理人氏がただいまぁと戻って来た。恰幅の良い単独行氏が足の松尾根で辿り着き、管理人氏と胎内口のバスや新しい宿泊施設(黒川村で運営、来シーズンオープン)の話ししているのををアミノバイタルマルチエネルギー(160kcal)、豆乳ショコラを食べながら聞く。

12:22 頼母木山

              帰り道、これからたどる稜線を観察。
   頼母木川渓谷の向こうに二王子 12:37地神北峰手前
12:41 長者原(小玉川)方面
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12:50地神北峰

12:54北峰、地神間にて イイデリンドウ
1:06地神山

梶川尾根上部。そのむこうはダイグラ。
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1:40〜50 扇の地紙。おにぎりを食べ休む。

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1:50 1800m付近。カメラ目線をくれないヨークシャテリアと飯豊の展望をかみしめるかのようなうしろの犬。
2:20 梶川峰。少しおりたところに木陰があり、そこでカロリーメイトゼリー。

3:08 五郎清水。

3:30 滝見場。

4:08 湯沢峰。かなり足にきていた。しばらくしてようしゃのない下りが始まる。ストックはたたんで背中とザックの間にはさんで、足をおろすところを選びながら、上半身でバランスをとりおりていった。高度計で760mあたりで車が見える。高度計は客観的に数値を示しあるとあとどれぐらいなのかおおまかではあるがわかって重宝する。

5:08 天狗平。飯豊梅花皮荘の温泉で汗を流す。ず〜っと入っていたかった。家に電話し少し遅くなると言ったが、8:07帰宅。きのう(14日)、きょうとまだももが筋肉痛。

8/15記