それでも6:40には家を出た。ふつう飯豊の稜線を目指すのならば、この時刻には標高500m〜1000m弱くらいにはいてもよい、、というかいなきゃヤバいんでねーの。ぐらいの時刻ではある。路上を走る車の数もそれなりに多い。日曜開催の100円野菜売り場にもけっこう人が出ている。R290から五十公野、〆切橋でR290へ再び乗り、上寺内で広域農道と進んで行く。
7:55胎内ヒュッテ着。61.4km。
胎内ヒュッテ近くの駐車場は時間の遅いこともあってか満員御礼状態。もっとも半数以上はバードウォッチング目当ての人々も多いようではある。ヒュッテ前には日曜というのに米原商事のでっかいクレーン車が作業していた。
準備には手間どる。だいたい要るだろうというのを積んで(車の中にほうりこんで)さぁ出かけるぞというその時にやっとこさパッキング。ハッカ油もくびすじや手首につけた。積んできた自転車(前輪だけはずせば車内に積める)を出し、いざ取り付きまで。
もう幾度となく日帰り装備のザックをかついで、この道を自転車こいでいるが、今までで一番きつかった(ような気がした)。早くも背中ばしゃばしゃ、自転車をゲートにロックし汗をふきふき、呼吸を整える。9:05森の精がいそうなブナ林へとログイン。
東俣の月夜平、西俣の十貫平、そしてここ。いずれも杁差の麓には素晴らしいブナ林が広がっている。母性的なつつみこむよなパワーを持った優しさに満ちている空間。それは人が創り出すことのできないものだろう。
しかしそのブナ林もすぐに終わり、ロープのさげられた急登となる。松の根を手がかりにするような登り、わかっちゃいるけどやっぱりきつい。姫子の峰までは休まずに、なんて思っていたが、いつもより確実にしんどかったので休み休み登った。9:54姫子の峰。何度目かの大休止。稜線がはっきり見える。しかし体調がハザードランプつきそうだった。
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ちょっとおっかねーところ、すぐおわるけど |
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10:16撮影。 |
正午頃撮影、1400m付近?から胎内尾根 |
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↑でっこなるよ |
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鉾立峰からアゴク峰への尾根 12:27撮:主稜線直下 |
風も弱く、眺めの良いところでシートを広げて寛いでいるパーティーもいた。少しはなれたところで弁当をひらいてこの景色をおかずに食べた。東側の斜面は残雪がまだまだある。ビールを冷やすのに雪をビニール袋に取る。頼母木小屋まで行きザックをおろす。お湯を沸かしながらほどよく冷えたビールをぐびっ。げふっ。残雪の山、ワッタワンダホーワールドだ。帰りたくない。カップラーメンをすすりながら思う。
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なんて、素晴らしいんでしょう! |
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この花は?名前わかる方教えて下さい <ミツバオウレン> |
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アンコール♪ |