5/22 梶川のぼり石転び下り

きょう、本来ならば当番で休出だったのが2転3転し休めることになった。気が付けば3週間も山に行っていなかった。どれ、ちょっくら歩いてこようか。

3時頃むくっと起きて梅干しと味噌漬けの弁当を詰め、3:30家を出る。コンビニには寄らず関川の道の駅でトイレ&歯磨きタイム。5:12飯豊山荘着。5:40怒濤の梶川尾根に足を踏み出す。

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とりあえずの目標は湯沢峰1021m、化繊の長そでシャツ+薄いヤッケでスタートしたが手を使うほどののぼりで、早くもあっちょなってヤッケを脱ぐ。イワカガミ、カタクリ、イワウチワこれといった珍しくもない花たちがつつましやかに咲いている。新緑はまだみずみずしい、好きな色だ。

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6:51〜7:02湯沢峰。1100m付近でアイゼン着ける。見覚えのある松が見え近寄るとやはり滝見場だった。しかし五段の滝方向はガスっていた。再び雪の上に乗り一歩一歩地道に進む。ルートを見失い薮こぎ少々、違うと判断、どうにか夏道発見、ふぅ〜。アイゼン外す。土の道は楽。しばらく行くとまた雪。斜度もあるのでめんどくっせけどまたアイゼン。8:30〜8:45アイゼン外すついでにちょっとチャージ。チョコとパンなど、加えてアミノバイタル:マルチエネルギーも。歩いている時もそうだけど、休んでいるとさらにブヨの攻撃はすさまじいものがあった。9:30梶川峰1692.3mここから快適な稜線漫歩のはずなのに、ガスっぽい。

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↑もう主稜線といっても過言ではない

扇の地紙へひーこらいってる時はまわりはガスガス。コンパスで方向を確かめ進む。ひょいと標柱が表れ扇の地紙。ここで大好きな二ツ峰と御対面のはずが、、新潟側も乳白色のガスの中。胎内山を越えると門内小屋が見えてきた10:42〜11:45門内岳で弁当を喰いながらガスのあがるのを待つ。しかし悪くなるだけだった。あきらめて北俣へと歩き出す。最後の登りはきつかった。12:10北股岳。12:23梅花皮小屋。治二清水は小屋の横のホースからは出てなく少し歩いた所で給水した。お湯を湧かしていると若いテレマーカーが到着。しばらくすると彼の仲間がもう3人上がってきた。長野市からで今晩は飯豊山荘泊だそうな。小屋から出てきた人と話して、そうかなと思い聞いてみるとやはりコンドルさんだった。石転びであがって梶川を下るそうだ。

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1:30降りはじめる。辺り一面ガス。まっすぐ降りるのはさすがにおっかねーのでトラバース気味にアイゼンのかかとを効かせて気持ち良く高度をさげる。必死に上を目指すパーティーを横目に見ながら、今まさに胸突き八丁の真っただ中といった感じでつらそうだった。

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↑ぽっかりと開いた口がおっかね〜

2:40夏道700m付近?3:10彦衛門の平640m 3:22うまい水  3:46砂防ダム 4:16駐車地点着

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砂防ダムから天狗平が長く感じられた。石転びはほんとにびびりながら渉った。夏道にのってからもブヨはうるさくなかった。十文字鞍部と本山の間は未踏地帯である。今年は踏めるかどうか?次はいつこようか

5/22 記