5/2 日本平山

前日、昼休み気持ちは飯豊山荘に行きたいなと思っていた。しかし外に出てみると、青空なんだけど吹く風は少し肌寒く、こりゃ飯豊は次の機会にしょうとあっけなくくじける。

やはりこの時期、旬な山域として思い浮かぶのは川内だ。去年の秋に行った日本平山、金ヶ谷の徒渉が不安ではあるが行ってみることにした。

「日本平山(1081m)は、一等三角点本点の山である。海側へ45キロの線を引くと多宝山と松ガ崎がある。山側へ引くと飯豊山と博士山がそこにある。早出川水系を囲む川内の山々の外輪山的に、日本平山、矢筈岳、粟ヶ岳をなしながら、地誌類には案外その実際が見られない。国道の往来から遠く離れていたのと、平頂のため目立つ独聳がないからだが、日本平山という素晴らしい山名を独占できたのをもって瞑ずべしてある。」以上、藤島玄著”越後の山旅”より


早出川ダムを8:27に歩き出す。木材チップの敷き詰められたふかふかの道を歩く。すぐにダム湖の淵をへつるようになる。

          8:52山の神
                 色の濃いイワカガミ
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9:45金ヶ谷の徒渉地点。ここまで地下足袋で来た。↑用意してきた長靴に履き替える。

実際、長靴で渡ってみたが靴の中に浸水してしまった。やはり裸足がベストのようである。なおここに至る箇所はどちらも虎ロープがつけられていて重宝した。

                はっけ〜!
どうにか渡りきって靴を履き替えていると、どこかのご夫婦が渡るところだった。

準備して虎ロープをたよりに登っていった。湖面が見る見る低くなっていく。そしてぽんと駒の神に着く。10:21

 ひと息入れる、ぜんまい採りの人々 (駒の神にて)
やっとここから登山道らしくなっていく。中くらいの登りだがみずみずしい新緑が気持ちいい。ギフチョウがひらひら舞っている。500m付近までは忍耐を要する登りが続いた。斜度が緩んで地図を見て500m辺りなんだなと確認。水平移動っぽく進んで呼吸を整えられた。

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ブナ林に囲まれたトコヤ、細い水も流れていて、ここで朝を迎えられたらさぞ気持ち良かろう。11:20

美しいブナの新緑。ここでハンモックをつるして昼寝したら、、そんなことばかり考えてしまう。雪の残っている所も表れはじめる。ガンガへの登りは休み休み上がって行った。その手前で3人の30代ぐらいの男のグループとスライド。ガンガで引き返すらしい。もったいないと思いつつそれには触れずに少し話す。風が強い。少し下って最後の詰めである。わくわくする時でもある。

                           山頂からの眺め (拡大します)
12:30 静かな山頂。風のあたらないなおかつ眺めのよいところで発泡酒&家で詰めてきた弁当を食べる。おいしくないはずがない。こんな素晴らしい景色を見ながらなのだから。残雪の新潟の山、美しすぎる。

                   飯豊連峰
1:16 腰をあげ下りはじめる

              山頂直下からガンガを臨む
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3:09〜3:33 金ヶ谷の徒渉。またしても尻餅をついてしまい、ワヤである。4:30 駐車場着。

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5/5 記