■キャラトーク・シオン編 優雅に不敵に強い人。 管理人にとってのこの人の第一印象ってそんな感じです。 いやもう物理的にも存在論的にもやたらめったら強いし、何よりあのムウさえもその迫力で土下座させてしまうなんて、もはや人間技じゃありません!(笑)しかもただ豪快に強いだけではなくて、どこか優雅さや繊細さや色っぽさをも感じさせ得るあたりが、一筋縄じゃ行かなくってとても素敵だと思います。 しかしそんな豪快さ強引さにもかかわらず、いやだからこそ、すごく奥が深い人じゃないかなあとも思うのです。 230年の間仮面を被って生き続けるのって、きっと並みの精神力じゃあできない。 きっと気が遠くなるほどのものを踏み越えてきて、その上でああいう強さを身にまとっているんだとしたら、……ああもう心臓一突き。滅茶苦茶ツボです。ついていきますどこまでも。(←迷惑) あとそれから、この人のまなざし。己の運命さえどこか達観しているかのような、すべてを見通すような瞳の色をしているように思えるんです。なのにそれがただの諦観に帰結するのではなくて、見えてしまったあらゆるものを組み込んだ上での不敵さ・強さにつながっているようなところが、すごく好き。 いやもうとにかく、あらゆる意味で強すぎるよあんた。 しかし考えてみりゃあ「強すぎる」どころか、死んだ後でまで冥界にあれだけの反抗をした人なんて(しかもエイトセンシズ不使用)、きっと後にも先にもこの人くらいですよねえ!……いやマジにこのまま大人しく死んでるタマとはとてもじゃないが思えません(笑) ちなみに、この人を初めて見たのは、友人が学校のクラスの学級文庫に持ってきていたハーデス編コミックスだったのですが、なんでだか私はあの眉毛について、ふつーにナチュラルになんの疑問も持たずに受け入れていましたよ……。もうムウ様で慣れ切っていたせいなのでしょうか。むむう。あの見開きぶっとび2ページの「うろたえるな小僧――!!」ですらも、何の違和感も無かった。すっかり車田言語の内部に漬かりきっていたと見えます。洗脳されやすい子供だったのかもしれません。あのシーンの真の面白さがわかったのは、もっと歳月を経てからのことでした(笑) しかしハーデス編がリアルタイム放映時にアニメ化されなかったおかげで、少なくとも管理人の周囲では、『星矢』の教皇と言えばもっぱらサガ、とされてしまっておりまして、微妙に非常に寂しい思いをしたのをよく覚えています。そういう体験をしてきたのはきっと私だけではないはずだ。きっと。たぶん。 ……その魅力に打たれてXX年、いまだに目が覚めていない管理人です。 |