さて。書き込みまくりの今晩。
お次は何かと申しませば…。
このBBSにいつも遊びに来てくれている盟友、
武藤健司氏がなんと!
わがキャッツ・ベリーのイメージを詩とイラストにして送ってくれました!
びっくりした。こんなイメージが氏の中で拡がっていたとは。
ホントウに嬉しい!
これ以上、望むベくもないほどの励ましだよ。
イマジネーションをくすぐる素敵な詩。
僕だけでは、もったいないので。
同氏の詩を、ここに公開させて頂きました。
(イラストの方も是非。近日中に公開させて頂こうと思っています。)
むっち。本当にありがとう!
目下、イベントの企画、進行中。
良いものにしたいと思ってる。
武藤健司/猫の実
半月の夜に、半月のような猫の眼が、覗いてる
段ボールの隙間から、挑戦的で、それでいて不安な眼差しで
そこは、とある街の、とある市場
それは、とある猫の、とある物語
仲間の一匹は、上等の干物
仲間の一匹は、媚びたキャットフード
それを見ていた変わり者一匹
たいして高価でもない、実を盗む
錆びたような、実を盗む
どこの国で採れたのか、半分しおれた、売れ残り
どこをどう間違ったか、猫の眼には紫水晶さながらの宝物
ただ、ただ、追い付かれまいと、走り続け
ただ、ただ、追い付こうと、走り続け
ひと房、ふた房、み房… こぼれ落ちる、未熟な木の実
ひと房、ふた房、み房… その一つ一つが、可能性
ついに手には茎だけ残り、猫はがっかり意気消沈
それから数年、世界中に、ばらまかれた未熟な木の実は
やがて、芽を出し、葉をつけ、空を覆うような大木へ
やがて、花咲き、実をつけ、大地を覆うように種を落とした
やがて、1人の音楽家
その地を訪れ、実を拾う
見れば観るほど、不思議、不可思議そのカタチ
猫の屈折した情熱は、木の実の形さえ、変えてしまったのか?
音楽家は、その実をこう名付けた…キャッツベリーと
音楽家は、その猫をこう名付けた…キャッツベリーと
音楽家は、その地をこう名付けた…キャッツベリーと
[2004/06/11 01:53:17]