TITLE:遠いはずなのに、近くに感じてしまう人。 


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NAME: miyata   
そうなんですね…。

僕にとっても幼い頃からの原風景をとどめているところと言えば、
鹿児島にある祖母の家ぐらいなものでしょうか…。

それでも、横浜はまだ海と向き合って街があるところがいいですね。
僕の住んでる街は、ただ漁師町をゴミで埋め立てただけの
無味乾燥な海岸線があるのみです。子供の頃は、工事のトラックや野良犬が
危険だと言う理由で、立ち入ってはいけない所でした。

今では海が近いはずなのに、遠くに感じてしまう街になってしまっています。

街に住んでいる人がしっくり来ない街づくりって…。
何かいろいろなところに問題があるのでしょうね。
[2004/12/28 13:29:34]

NAME: ん   
桜木町には祖父母が住んでいたので
(あの詩に出てくる坂の途中の寿司屋です。じっさいは坂の途中ではないが)
よく遊んでましたが
あそこもかなり風景が変化しました。
いまはどんどん無機質になっていってますね。
それが
「みなとみらい」なのだろうけど、しっくりこないですね。
[2004/12/28 01:53:57]

NAME: miyata   
んさん、おはようございます。
メリー・クリスマス!ですね(笑)。

そうだったんですか…!
馬車道にはユニオンがあるのですね。
僕はあの辺りには初めて行きました。
着いた頃にはもうとっぷり日が暮れていたので、
駅を出てすぐに大きな観覧車が見えて、うわヨコハマだ〜と思いました。
空も道も、何だかデカくて広くて…、
迷わず目的地を目指すだけで精一杯でした…(笑)。

んさんのお話を聞いていたら、
なんだか一時、ホンマタカシの写真などでもクローズ・アップされていたような、
サバービア(郊外)的風景の事を思い起こしました。
妙にのんべんだらりとした、妙に清潔な街風景というか。
飯屋を探しても結局、ジョナサンとか、BECK'S COFFEEしか見当たらないような。
ホンマタカシの作品では確か、僕の地元の新興地区である新浦安と、
アイスランドの郊外の住宅地の写真が並録されているものを見たことがありましたが、
マンションの駐車場などを写したものなどは、地元に住んでいる自分が見ても、
その写真が地元のものかアイスランドのものか見分けがつかないほどでした。
今、作り替えられて行く街並にも、年月を経れば
人の匂いがするようになるものなのでしょうか…。

それでもやっぱり、自分の過ごした街並が、
そう易々と変貌を遂げてしまうのはなんだか寂しいですね。
旧富士銀行の建物は、来年からは芸大の映像科になってしまうそうです。

僕もいつか、センター街なんかに思いを馳せる日が来るのでしょうか??
う〜ん…、なんかそれってビミョーですよね…(笑)。
正直、「しんせい一箱分の一日を 指でひねってごみ箱の中」(友部正人/一本道)
な気分の日もありますが(笑)。

なるたけ、毎日を大切にしてやっていきたいなとは強く思います。
[2004/12/25 09:36:55]

NAME: ん   
馬車道の風景も大きく変わりました。

16,7年前ですが(かなり前ですね)
僕は馬車道にあるディスク・ユニオンでバイトしていました。
そこで5年くらいは働いてました。
よく飯を喰った店やドトールなども無くなった。
毎日のように飲みにいった「たぬきや」はあるのだろうか
(あまりの場末感、客の少なさに、ぼくらは「場末」という名をつけ
今日も場末いくか?などと言っていた、、、苦笑)
ガキの頃からよく映画を観に行ってた東宝会館もなくなった。
ステーキ屋のビクトリア・ステーションも
名前は忘れてしまったが、角にあった大衆的な洋食屋も。
もうひとつの洋食屋、ポニーはまだある。

老夫婦がやっていたジローという純喫茶もなくなった。
大衆的な大味のウインナ・コーヒーがすきだった。

途中に出来たパチンコ屋はまだあるが、、、
周なにがしの店は大きなビルに生まれかわり、、、
馬車道丸井はおおきなマンションになった。

食い物やの話しばかりだな。
まあ、そんな5年?くらいの間に
働きながら貪るように聴いた音楽は
自分にとって大事なものとなったし
その頃にもいろんなひとと知り合った。

いろんな思いでがある通りではあります。


あの銀行のあとはアートスペースになったのですね。
[2004/12/25 03:10:07]

NAME: miyata   
こんばんは。

ちょうど先日、AYS?さんのブログでニック・ドレイク話をした直後に
この本の刊行があったものですから、あまりのタイミングの良さにすぐ手に入れ、
一気に半分読み倒した次第です。なかなかのボリュームですが、
自分なりに彼に対する問いが以前からいくつかあったので、すぐに入り込めました。

今ちょうど、彼がデビュー作、「FIVE LEAVES LEFT」をリリースしたところです。
このタイトルは、リズラ社という煙草ブランドの巻き煙草用薄紙パックの、
終わりのほうの紙に印刷された注意書きにヒントを得た、当初は内輪受けを狙ったもの
なのだそうです。即ち、直訳するところの「最後の5枚目」。
「残されたチャンスはあまり多くない」という忠告にも解釈できるそうです。
周知の通り、この5年後、彼はこの世を去ります。享年わずか26歳。

この物語の核心はまだまだこれからですが、
彼にとって、「悲しみ」とはどんなものであったのか。
どのような事があって、バランスを崩し、身を滅ぼしてしまったのか。
興味深く、読み進めて行きたいと思っています。
[2004/12/23 02:47:21]

NAME: AYS?   
ニックドレイクの伝記本、自分も見ました。読みたいです。
[2004/12/22 11:56:00]

NAME: miyata   
みなさん、こんばんは。

やっと、先日の友部正人文化祭の感想を丁寧に書ける気がしてきました(笑)。

場所は横浜の馬車道にある旧富士銀行の建物。桜木町駅で降りました。
(僕、桜木町って聞くと、何故か山崎まさよしの
「One more time, One more chance」を思い出すんですよね…。どうでもいいか笑。)

僕が行った時には、移動遊園地さながらのアコーディオンの呼び込みが始まっていて。
文明開化チックな洋風建築の中に、ささやかなステージが設けられ、
店長ともう1人だけのサムズアップのアジアンフード風屋根なし屋台、
たった段ボール箱ひとつ分(しかも底抜け…)の超やる気のない(笑)レコード屋、
友部さんの奥さんがフリーマーケットで知り合ったと言う変テコフィギュア作家の店、
そしてその奥さんである小野由美子さんの写真作品の展示、等々…。
かなりDIY度数高めの不思議な催しでした。

友部さんのライヴは2部構成で、間にポエトリー・リーディングの時間がありました。
朗読者は、まず、呼び込みをやっていたオグラというアーティスト。
「死にたい…と言っているその人から鼻毛が出てたら、僕はそっちの方が気になる。」
とか…(笑)。なんかシリアスとユーモアが入り交じった面白い詩を読んでました。
次は、高見順賞という賞をとっている田口犬男という詩人の朗読。
それから、この人の詩によるなぞなぞクイズ。売っていた詩集を立ち読みしたら、
「漱石がスターバックスでコーヒーを飲んでいる。」とか、
「黒船は相変わらずそこにいて、日本人は髷を落としてヒップホップを聞いている。」
とか、「絶望というかわりに困ったと言おう」とか。こっちも面白かった。
それから、オープン・マイクによる名乗り挙げた観客の自作の朗読。みんな十人十色。
子供の頃から知っている人に、大人になっても素直な人でいてねと詠む女の人や、
「なんという苦悩だ!」みたいな(笑)男らしい?詩を詠む人。
クラシックギターを弾きながら、ベトナムの湯気立ち上がる麺の屋台について詠う人や
自分と他者の分かりあうという事について詠う人とか。みんな上手でした。

それにしてもライヴの時と違い、友部さんはステージの人というだけではなく、
何度も自分たちの側をすれ違ったり、僕のすぐ真後ろで自分も観客になって
楽しそうに笑ったりしていました。奥さんも忙しそうに立ち回っていたので、
相当、DIYな催しだということは、あの場にいた人はみんな感じていたのでは…。
不思議な時間と空間を経験出来て、良かった!

ライヴはバンド編成で、最近の曲、新曲を中心にバンバン演奏。
うーん、確かな満足。(スニッカーズの宣伝かい。)

イベント終了後にまたサインを貰い、まえに読んだ「ちんちくりん」
の感想を片言伝えることが出来て嬉しかった!
歳を重ねることで、どんどん素敵な人になっていく人って言うのは
こういう人なのかなあとも思いました。いい経験と思い出?になりました。
(そう言えば、トイレと間違えて友部さんのいる控え室に行ってしまった
メリケンサックさんもナイスだったなあ笑。)

〜そんなわけで、すっかりノボセモードなのか、
最近は暇を見つけては、曲を録ってます(笑)。
その日から数えて、5曲録音しました。純新曲2曲含め。
僕の今年の目標は、「12月に10曲録音する!」に急遽決定しました。
一年の計は師走にあり、なんて聞いたことないなあ…(笑)。
でもホントのうたうたいなら、それぐらい当たり前のことなんでしょうね。

追い討ちをかけるように…、
最近、ニック・ドレイクの伝記本が出たので読んでます。
遂に彼の人となりが明らかにされる時が来たのです!
彼は巷ではいろいろ勝手に伝説化されていますが、
彼の普段の俗っぽいところも伺い知れて面白いです。
人ってそういうもんスよねー。
[2004/12/22 02:34:42]

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