今回は、3度目。二階堂和美さんのライヴを観ました。
前々項で、アーノルド坊やさんも言われていましたが、
二階堂さんの歌は、内なる感情が
自由に解放されていくさまが、ホントウに綺麗。
「喜び極まりて泣く。悲しみ極まりて笑う。」
人の気持ちというものはホントウに複雑でいながら、内側から豊かに膨らんでいて。
人は一生かかっても、その隙間を埋める事はできないのかも知れず。
あいにあふれて/およぐようにおぼれるように/もてあましたあなたの/
あいをうけながす/さらにおおきな/あいで 〜「あいがあふれる」より。
考える。考える。人に。気持ち。伝える事。何度も。何度も。繰り返す。独りで。
たとえ、声にならなくても。たとえ、言葉にならなくても。
ギターを弾けば。音が鳴る。息を吸って。大きく吐けば。そこには歌がある。
だから、僕は彼女の歌が大好きなんだ。
アーノルド坊やさんのおかげで。御本人に、
「あなたの歌が凄く好きです。」と伝えられました。
僕が大好きな歌が、彼女のニュー・アルバムに入る事が分かりました。
そして、自分の歌の入ったMDを渡す事が出来ました。
アーノルド坊やさん。
伝わらない気持ちや、音楽をやる人、聴く人の間に横たわるモノ。
今度是非、サシで語り合いましょう。
今晩はホントウに。
どうもありがとうございました。
二階堂和美/脈拍
石の敷かれた道で響かせる足音 雨に打たれたあとの濡れた静けさの中へ
飛び出した人陰で君のうしろ姿 群れに見失った ざわめきがまたもどる
幻かもと思う
足下ひろった函かたく閉じたままで 紅い頬をてらす
映り込む水面で 背伸びして飛び上がって 夕方の桟橋で胸を高鳴らせ
脈拍が体中ゆらすほど強く打って やりきれず人知れず息をしずめながら
雨上がりの木陰 並木道の端で 赤い頬をぬらす
いつどこをふらつけばあの人に遇えるのか
ふいに言ったひとことが 耳に張りついて
脈拍が体中ゆらすほど強く打って 窓枠なぞりながら 息をしずめたまま
[2004/06/13 01:28:06]