TITLE:音楽は音楽に向かってはいない。 


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NAME: miyata   
さて。今晩は地元、浦安に本拠を置き、
昨年の自分のライヴでも出演して頂いた「にてないほくろ」、
そして知る人ぞ知る唯一無ニのパンク・バンド「たそがれ40%」
の2バンドが所属するRACCASUN RECORDS主催のライヴを見て来ました。

出演者に「割礼」、「早川義夫」を迎え、夏の蒸し暑い熱気の中、
更に熱気は高まり。サラリと良かったとは言い得ない
深く余韻の残るライヴでした。トリに早川義夫氏を迎えているという
無意識的な緊張感のようなものもあったのでしょうか、
どのバンドも非常にパッションに溢れ、持てる力を出し切るかのような
汗を流しながらの演奏に何か清々しい感じを受け、良かったです。

前々から思っていた事なのですが。RACCASUN RECORDSのアーティストの面々
が奏でる音楽には何だか「業」のようなものを凄く感じてしまっていて。
(僕は「業」と言う言葉をあまり理解してもいないのですが。)
この表現でしかなし得なかったのではないか。この表現に全てを賭けている。
と言ったようなものがビシビシ伝わって来るんです。(僕が勝手に感じてるだけ?)

だから彼らの音楽を見る時はいつも、僕はなんだか眼前の彼らから
目も気持ちも離れなくなってしまいます。それって凄く重要な事だと思う。
自分の注意や意識が他に逸れて行ってしまうようなものなら
わざわざ足を運んで見に行く必要はありませんし。
人間の「業」(カルマ)は善悪をひっくるめた心と言語の働きと言いますが、
「割礼」、「早川義夫」と演目が進むにつれその「業」のような
ものがどんどん大きく目の前に立ち上がってくるのを感じ、
改めてその思いを強くしました。

最後の「早川義夫」氏はもちろん初めて見ました。が、やはりそう言った意味でも
凄かった。恋愛や亡くなった父親や性や猫や死なんかをモチーフとして挙げながらも、
何か美しいもの、大切な事を表現しようとする姿が脳裏に焼き付きました。
「ありがとう」って言って死ねたらいいけど、たぶん「馬鹿みたい」
って言って死ぬかもしれないというような歌詞が印象的だった。
あと、本項のタイトルにも掲げた「音楽は音楽に向かってはいない」って歌詞が
凄く良かったなあ。生きざまみたいな音楽だった。しんどくもあり、
悲しくもあり、嬉しくもあるといったような。
(最近なんかこんな事ばっかり言っているな〜?)

そう言ったわけで!僕も気を引き締め、やる事やらにゃ〜ならんなと。
秋への当レーベル・ライヴへと、夏を駆け出し始めるぞ〜。
出演者の1人、k/mさんの音源も先ほど拝聴させて頂きました。
そして今晩の出演者、「にてないほくろ」の永山さんも出演が決定しています。
永山さん、今晩は大変お疲れ様でした。
そしてその都度は、どうぞよろしくお願いします。

お!明日、仕事行ったらまた休みだ。
休みは多ければ多いほどいいですな〜。
[2004/07/08 01:37:47]

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