ピロチ。
あんたのフェイバリッツ楽曲もなかなかご機嫌だったよ。
感想じゃ。
序曲、井上陽水のインスト「イントロダクション」は
初期チェリーレッドのコンピに入っていても可笑しくはない繊細さ。
よしだたくろうの「雪」は、最初エイプリル・セットの女性ヴォ−カルで聞いた時に、
「振り向いたあなたの瞳は、早くお帰り坊やって言ってた」って歌詞が
「?」って感じだったけど、原曲を聞いて納得だね。
「灰色の世界1」の歌詞、いいね。
「苦痛に追われた若者達は/自由を笑い自信を持てずに自分に追われ/去ってゆく
〜孤独をいつしか売り物して/寂しがり屋と勘違いして/そして自分の白い未来を灰色に変える」
歌謡曲の大御所さん達も若い頃はなかなか鋭いことをやっているよねえ。
でも今回の白眉は、かまやつおじさん「二十才の頃」のレディーメイドヴァ−ジョン。
昔の原曲のも良かったけど、夏木マリfeat.で爽やかに仕上がってるねえ。
「あの頃を思うたび、涙が出るんだよ」…美しい曲です。
ベッツィ&クリスの「白い色は恋人の色」も良かったよ。有名な曲だね。
Lampの「日曜日のお別れ」も良かった。ちょっとシミます。
でもヒロの作るコンピっていっつも変なんだけど、妙に統一感があるんだよね。
「ジュテーム・モア・ノン・プリュ」のマルコム・マクラーレンremixと
和田アキ子の「古い日記」を一緒に入れる奴なんかあんまいないんじゃ?…(笑)。
今回もなんで、中島みゆき「悪女」の次がスティングのコーネリアスremixなんだ?
考えてみたらあんたに初めて貸したCDはたまとベス・オートンだったけど。
あん時からすでに、何か歯車が狂ってたんだろうな。
昔、NHK-FMのミュージック・パイロットなんかで流れてるのを
親の歌謡曲テープをどんどんつぶして
何でもかんでもエアチェックしてた頃に時たま起こるマジックのようなものかなあ?
そう言えば専門ん時、授業中ヒマしてた小出君に、フィッシュマンズのカセットを
聞かせてたら、いきなり小出君が発作を起こしたように大爆笑しだして。
聞いてみたら、いきなり五木ひろしになってたらしいんだよね。
恐ろしいなあ…(笑)。この話、前にしたっけ?
でもいい薬だったよ。また効くやつたのむぜ。
[2004/03/23 01:42:17]