今日は友人のロック・バンド、MOSKAMAを観に行って来た。
今回は2度目。前回は知り合いが多くてお好み焼きを食べたりしたせいか、
彼らの音楽を見に行ったのか、お好み焼きを食べに行ったのか、
目的があやふやになってしまい、しっかりした感想が持てなかった。
反省も込めて、今回はしっかり。彼らの音楽を観て来ました。
そして、いろいろと感じさせてもらいました。
良かった。
フロントマン、ウチダくんの生真面目で真っ正直な熱情。姿勢として好きだな。
彼らは基本的に演奏に無駄がない。至ってスマートだ。
彼らの精神性が、何を持って美とするのかが伺え知れるようだった。
陸上競技で言ったら、短距離走のようだ。
ひたすら無心に汗をかき、一直線に息を切らしてゴールを目指す。
手を伸ばせば届く(かもしれない)、声を出せば届く(かもしれない)
世界について、自分の心の内を歌い上げる姿勢。正直言って、格好良かった。
こんな当たり前の事を、誤魔化してなんとなく格好良くやろうする姿勢が多い今、
一際、輝いて見えるのは僕だけなんだろうか?
短距離走は、選手層の競争率も高いだろう。だけど。
全力でやってる人の姿は、理屈ナシにカッコいい。
彼らは先月、上野水上音楽堂で行われたバンド・コンテストで見事優勝を果たし、
ベーシストはベスト・ベーシスト賞を受賞。
今日、ライヴを観て思った。さも、ありなん。と。
だって、一緒に出てる他のバンドと違うもの。熱情の質と量が。
それが自然と演奏の技量に繋がっているところもいい。
くだらない喋りもナシ。時間いっぱいに曲を演奏。
普段、あんなにおちゃらけてるのに対照的だ。
本気でやってんだな。きっと。
現在、彼らはメジャー配給のレーベルからも声がかかっているとの事。
ウチダくんの話だと、そうやって甘い話で3年ぐらい囲っておきながら
平気で契約を切られるような話もざらではないそうだ。
彼らが、これからバンドをどういう境遇に置いて行く事になるのかは分からないけれど、
これからも応援して行ってあげたい。と思いました。
MOSKAMA/真夏のカレンダー
例えば僕が今ここに立って 月日が流れてゆけばどうなっていくのだろう?
なんて考えたりもしてた 眠れない夜は続き 季節が僕には冷たく続き
そして重たく感じた… 感じたんだ…
意味のない事だったの? そう思う瞬間僕は何かをなくした気がしてた
でも何かが分からない今は分かるはずも無く ただ信じることだけで明日を迎えた
あの空気の中でただ歌を歌いたいだけで あの空気の中でただ歌を歌いたいだけで
手と手をつないで見上げればそこは… 隣でいつも 隣でいつも 隣でいつも
見守ってくれて待っているから 向かってゆくだけ ただ向かってゆくだけ
愛する人よ あの真夏のカレンダー
まだ見ぬ人よ… 信じる人よ… 愛する人よ… I need you 「友よ」
手と手をつないで行こう ほらね
http://moskama.com/
[2004/07/31 01:06:38]