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NAME: miyata
謝ることなんてないよ(笑)。
僕もホントはわ〜い!楽しかった!って書きたいところなんだけど、
それだけじゃ、ただのメールか、個人の公開日記みたいなもんになってしまうし。
僕だってこう見えて、やっぱ新しいモノ好きだし、
テーマ・パークにひとたび足を踏み入れれば、楽しけりゃいいや〜!って感じだし。
ここでは、敢えて意識的に違った考察を試しているだけなので…。
僕は普段、物事全般に対して、イイカゲンだし、テキトーだし。(でしょ笑?)
だけどそれだけじゃいかんとは、常日頃思うところもあり。
まあ、僕はそれだけもう感性がすっかり屈折してしまっているのかもね(笑)。
それがまた、実際表現をする段になると、更に裏返った表現になっていたりして。
そう言う事を人に説明しようとすると、苦労するところもあるんですけれど(笑)。
だから僕は、武藤くんの感性に時々ハッとさせられたりする事があるんです。
まあまあ、これからもお互い、いい刺激のキャッチボールを続けていきましやう。
[2005/07/01 01:35:15]
NAME: 武藤健司
すみません…。
気付けばなんだか、ネガティブな報告になってしまったようです。
改めて、これから行こう又は行こうか迷っている方。
僕は正直、行ってよかったし楽しかったと思っております。
子供の頃からの夢であった冷凍マンモスも見れたし、
二足歩行の最新ロボットも見ることができた。
リニアモーターカーにも乗れた。
そして何より、宮田氏がわざわざ東京から仕事の合間を縫って駆け付けてくれた。
全体に「フェイク」感が漂っていた愛・地球博ですが、
たくさんの出会いもあり、とても良い経験になりました。
なにより、宮田氏のおかげでかなり、リラックスして楽しませていただきました。
ここ何年かで、最も思い出に残る夏休みの一つになったことは言うまでもありません。
[2005/06/30 22:46:11]
NAME: miyata
僕の知らない2日目のレポートをありがとう。
予想通り、土曜日は混雑したようですね。
僕はたった一日しか回れませんでしたが、
万博を総体的に振り返ってみると、やはり何処を観ても
全体に「フェイク」感が漂っていたように思いました。
それでも万博自体が、愛知県が総力を挙げて開催した
ひとつのでかい文化祭のようなものなんだと思ってしまえば、
やっぱりなんだか楽しかったなとも思います。
行って気付いたんですが、万博は万国博覧会の略なんですよね。
個人的には、冷凍マンモスや、ロボットよりも各国独自のパビリオン
に期待していたんですが、小さな国ほど、力が入っていない感じが、
ちょっと拍子抜けでした。イエメンなどは、建物の中に路上の露天商を入れただけ
のようだったし。いろいろな事情があるのでしょうけど。金しか見えて来なかった。
それよりか僕は、武藤くんの作品も上映された瀬戸会場、市民パビリオンの方が、
規模も小さく何も派手な事はしていなかったけれど、
開催している人たちの熱意を肌で感じる事が出来て印象的でした。
南太平洋一帯の津波被害にあった、家の修復を説く片言日本語の白人のおばさんとか。
ストリート・チルドレンによる展示イラストなどには、涙が出そうになりました。
世界は相変わらず、くだらない事でばか騒ぎがある一方で、
どうしようもなく深刻で、切実な問題が山積みである事を痛感させられました。
「大地の塔」は…、ホントにダサかったと思います。
どうしようもないと思いました。「太陽の塔」と対比させたつもりなのか。
「太陽の塔」には作者の想いがこもっていて威厳があったけれど、
「大地の塔」はどこか、非人間的な冷たい重さというか、
どこか、作者のエゴを感じてしまいました。直感的に。
表現というのは、難しいんだなと思います。
とにもかくにも…、楽しかったね。
武藤くんの作家のキャリアとしても、
かけがえのない経験になったのではないでしょうか。
あと、思ったのは。「愛、地球」と大きなテーマを掲げているのに、
結局、大企業や先進国が、その「愛、地球」を握っているのかと思うと。
なんだか不気味な気持ちにもなりました。主役であるはずの個人や市民は
汗水流して、行列作ってそれらをなんとか拝み観ろって事なのか?所詮は。
もう一生に最後だからと、ガンバって訪れていたであろうご年配の人たちは
行列の間で、疲れて座り込んだりしていて大変そうでしたね。
少し毒が出てしまったけれど、万博を支えた人々の事を思って少し慎みます。
そうは言っても、自分に子供がいたりしたら素直に連れて行って
楽しんだりもするのかもしれないし。
ただやっぱりその構図を、不気味に思うところはあります。
次回、中国の万博はさらに変テコなものになるのではないでしょうか。
[2005/06/30 02:34:43]
NAME: 武藤健司
愛知万博レポート
宮田氏に引き続き、二日目のレポートを記載させていただきます。
まず、平日だった24日とは違い、人の数が2.5倍ほど増えていたことは、
最大の誤算だった。
ほぼすべてのメインパビリオンの予約券は早朝に完売。
土産売り場ですら30分待ちの長蛇の列。
まともに走ることすらできない園内。
売店、自動販売機の飲み物は、生温い。
などなど。
選択の余地はなく、整理券なしの行列に並ぶことに。
(夕方以降は整理券の発行がないのです)
一番人気のトヨタパビリオン。
延々四時間近く、しかも、炎天下。
列お隣の、名古屋在住の老夫婦と喋ってました。
トヨタパビリオンのテーマは
「動くことは自由であること、動くことは生きること」
フランス人演出家、イブ・ぺパン氏の三次元未来派オペラが始まります。
トヨタグループの技術力を結集させて生まれた「コンチェロ」と呼ばれる
ロボットオーケストラ。
DJロボット。
未来ビークル「i-unit」
搭乗歩行型ロボット「i-foot」
どれも、目を見張るロボットたち。
会場内のトヨタのマスコットガールのお姉さんまで実はロボットなんじゃないか?
などと考えてしまうほど、全体がうまく統一されすぎている空間。
そんなときふと考えたのが、あの今でこそ、ぎこちない動作に僕達はヒトガタロボットを
感じ楽しんでいるが、あの「ぎこちなさ」が完全に消えた時、われわれはどう反応するん
だろうという考えです。
少し前ファミコン世代の僕が、PS2の滑らかで映画と遜色ない画像を見た瞬間のごくごく
一時的な感動とその後にくる「飽き」に似たものを感じるのでしょうか?
そんなことを考えながら、僕はその日最後の新幹線に乗って家路につくのでした。
宮田氏に送ったモノクロの大阪万博の写真。
あれは偶然にも、うちの祖父が押入から出してきたものです。
祖父も大阪万博には行ったそうで、その時撮った「太陽の塔」だそうです。
「芸術は爆発だ」そう言い放った岡本太郎の渾身の一作。
そういえば祖父は愛知万博の「大地の塔」を一目見て、
「ずいぶんつまらないモノをつくったんだねえ」
と言ってました。
僕も、同感です。
[2005/06/29 22:17:37]
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