TITLE:New Yorkへ。 


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NAME: miyata   
21日から、5日間だけ単身ニューヨークへ行くことにしました。

もう4、5年行きたいと思っていながら、アッという間に月日が流れてしまいました。
なんで行きたいのか?行って何をするのか?と問われても、
上手く答えることは出来ないのですが、とにかく昔から無性に行きたくて仕方が
なかったのです。ターニング・ポイントは2001年。春に学校を卒業し、
渋谷でアート・ギャラリーの仕事と今の職場を掛け持ちしながら、別段生活費に
困っているわけでもないのに、20日間以上連続で働き倒したりしていた頃。
なんとなしに、ニューヨーク関連の本をよく読んでいました。ちょうど、その頃。
9、11のテロがありました。自分の携帯に何者からか、「NY世界貿易センタービルに
旅客機が突入。」といったメールが入った時のなんとも言えない妙な戦慄。
一方その頃、働き始めたばかりの職場では、ディランの新作が流れていました。
(偶然テロと同タイミングのリリース。)この頃からずっと行きたいなあと思っていた
ニューヨーク。ようやく重い腰を上げることが出来ました。
短い時間ですが、いろんなモノを見てこようと思います。透明人間のようにね。

この煙った冬の朝
小枝に埋もれた緑の宝石を蔑むな
それが信号だからといって。

存分に味わえ、橋を渡る人よ
この寒いたそがれに
これらの光の蜂の巣を、マンハッタンのビルたちを。

地下鉄のレールたちよ、
地中の鉱石だったとき
君らは幸福について何を知っていたか。
いまは電気の光が君らを照らし出す

日の暮れかけた四十ニ丁目を僕は歩いていた。
道の向かいにはブライアント・パーク。
うしろに男が二人歩いていて
会話の切れ端が聞こえてきた
「君がしなくちゃならんのは」と一方が相手に言っている、
「何をしたいかを決めてそれを貫くことだ。貫くんだよ!
そうすればいつかはきっとうまくいく」
こんなにいい忠告をしている人の方を見てみて
年配だと知っても驚かなかったが
これだけ熱心な忠告を与えられた仲間の方も
同じくらい歳が行っているのだ。
と そのとき 公園の向こうに建つビルのてっぺんの大時計台が

輝きはじめた。

チャールズ・レズニコフ
[2005/02/15 01:22:29]

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