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NAME: miyata
久々に仕事から帰って来たら、38度8分。う〜ん。ホワ〜イ?
昨日書いてあったのがあったので、それを載せます。
>アーノルド坊やさん、
「ムーンダンス」。
かけがえのない、素敵な思い出ですね。
そういう話だったんですね。
あなたのいつも前向きな姿を見てきているので、
意外でもありましたが。とても印象に残りました。
僕にとっての「内」と「外」の結びつきを覚えた経験は、
NYの作家、ポール・オースターの小説「ムーン・パレス」での一節(ムーン繋がり?)、
“芸術の目的とは「世界に入り込み、そのなかに自分の場を見い出す道なのだ」”という箇所に出会ったこと。
言うなれば、「物事の核心に迫る態度」。ここに自分は尺度を置こうと。そう思いました。
知識とか。そういうのは、結果として付随するものとして捉えているところもあるんでしょうね。僕は。
自分にとって。どうでもいいものと、どうでもよくないものを、自分で考えよう。そう思いました。
みんなやってることですがね(笑)。
「星の週」「月の踊り」「アメリカヌマミズキの蜂蜜」…。
なんかヴァン・モリソンのアルバム・タイトル、直訳しても詩的でカッコイイですね。
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>アーノルド坊やさん、ハーブくん、
僕ら日本人は「戦後」と言って、そこで世界が切り替わった気でいますが。
いつだって、今この時だって、「戦前」に成り得る危険性を孕んでいるわけですよね。
日本人にとって、お盆と敗戦は一緒になっているから、この季節になると考えますね。
僕もこの夏は、いくつかの原爆の番組をなんとなく観ることもありました。
ここで核抑止力などという言葉を持ち出されてしまうと、素人の僕らは感情論でしかないのか?
などどとも思ってしまい。なんとも不甲斐ない気持ちになります。
この夏観たもので、一番惨いと感じたのは、沖縄戦での旧日本軍の島民に対する大量虐殺の話です。
ヒドい話でした。ここには書きませんが。
そう言えば、ウチの親父が司馬遼太郎が好きで。
子供の頃よく「街道をゆく」なトコロに連れてかれたものでした。
この世代の人って、けっこう多いみたいなんですけど。
司馬遼太郎がなんで、歴史を学び始めたのかって話。
聞かされるんですよね(笑)。ご存知の方も多いでしょうが。
本土決戦前に、戦車で関東平野から上陸して来る米軍を迎え撃つという時の話。
彼が、「関東から大勢の国民が逃げてきたらどうしますか?」
と上官に聞くと。「轢き殺していけ。」と言ったって話。
それで彼は「日本人はいつからこんなに愚かになったんだろう?」と歴史を振り返り始めたって話。
おんなじ事、やっぱり親父と同世代の講義の教員の方も言われてましたね。
ヒデえ話です。
あとは…。この間NYに行った際に気づいたんですが。
渡航の際、アメリカ政府の質問票というのを書かされますよね。
その中に「過去にナチス・ドイツ、旧日本軍による虐殺行為等に関わったことがありますか?」
というような項目があったのにビックリしました。自分なんかはとっくに教科書の中のことだと思ってて。
こないだの講義で印象的だったのは、「国際連合」という言葉。
これは日本のおそらく意図的な誤訳で、原語の「UNITED NATIONS」は中国語訳では
「連合国」だということでした。この言葉が意味するのは、「戦勝国」の組織だということ。
それにUN憲章には今でも、「敵国条項」という、「旧枢軸国」であった日独に対する戦争は
国連決議を要さずに出来るという差別条項があるということも今さら知りました。
でも、コレがあったままで、安保理常任理事国入り目指すってのはマズいと思います。
あと知ったのは、「自衛隊は軍隊ではない。」という日本政府の決まり文句。
国によっては「海自」「陸自」「空自」はそれぞれ、「日本陸軍」「日本海軍」「日本空軍」
と訳されているそうです。たぶん、相当する訳語がないから。
じゃあ、ある国では日本政府の発言が「日本軍は軍隊ではない。」と訳されているのだろうか?
だとしたら、こりゃあヒドい話です。いろんな矛盾を孕んでいるのだなと思います。
現行の日本国憲法は、戦後のドタバタ、GHQが示した草案を
何度も日本語に訳して、やっとOKサインを貰ったっていう代物だということですから。
解釈をどんどん変えるなんてズルをするくらいなら。
ちゃんと話し合って、変えるべきところがあるのなら変える!
というのが筋という気がします。
ディランの歌詞じゃないんだから、人によって様々な解釈ができる
というのでは困りますよね。だれもが100%ひとつの意味にとれる
しっかりした日本語で書かれた憲法でなければいけないんじゃないでしょうか。
民主党は、米英のような二大政党制を目指しているようですが。
自民党による親米政権も…。岐路に立たされてますね。
というか…ガンバって書いてみましたが。
僕自身、勉強不足であんまり良く分かってもいないのが現状です。
でもやっぱり。僕らみたいな素人こそが、
一番考えるということをやってかなきゃならんのでしょうね。
ああ、頭がクラリ…。
[2005/09/01 00:33:13]
NAME: ハーブ
だからこそ、
今回の選挙の争点は
郵政でも、財政改革でもなく、
アジア外交であり、憲法9条を中心とする改憲問題だと思っているのですが。
そこを強くマニフェストに盛り込んでいる政党は…あれ?
[2005/08/30 23:00:07]
NAME: アーノルド坊や
いや、『アストラル・ウィークス』の方がタイトルもジャケットも
何より音楽そのものも、まさに神秘の森ってイメージが全然強いと思う。
僕がはじめて『ムーンダンス』を聴いたのが深い深い森の中だったんで。
ヒヨコが殻から抜け出して生まれてはじめて見たものを
親と思い込んでしまう心境というか・笑。
高校の頃、オタッキーで毎日レンタル屋でビデオやCDを借りてきては
部屋に引きこもりがちだった軟弱な息子を見兼ねて、
ある日いきなり父親が「おい、山行くぞ」と。
で、車ん中で聴こうと(父親とのサシは会話に詰まるだろうと思って)
テープに落としておいた買ったばかりの『ムーンダンス』を一緒に持って行った。
それは、カンペキな“アストラル・ウィークス”ならぬ
“アストラル・デイ”だった。
山ヘ向かう森森を抜けるその深く蒼い、神秘的な美しい佇まいに
ぐっさりと胸を打たれてしまい、
その瞬間に車から聴こえてきたのが、『ムーンダンス』に入っている
「イントゥ・ザ・ミスティック」で。
一瞬にして音楽と外の世界と自分の内面とが結びついた。
ブラウン管やスピーカーの世界だけが全てだった自分にとって
もちろん、はじめての体験。
すごく気持ちがよかったし、本当に森を泳いだ気がした。
あ、オタクはイカンと痛感したね・笑。
まあ、そういう超個人的なノスタルジックな話。
キョウノスケ君、“友人として”ってなんか嬉しいな・笑。
昨晩、広島の原爆にまつわるTVドラマをやっていた。
もう何回もテーマとされてきたけど。
ラストで西田敏行が
「どんなもっともらしいことを言っても、
あんなものを人間の上に落としてはいけない」
という言葉の重さ。
広島の原爆を、太平洋戦争を知らない若い世代には
どのように響いただろうか。
物語が終わり、エンドロールで被爆者のムゴイ惨状が流し出された。
ここまで赤裸々な映像ははじめてではないだろうか。
涙と同時に怒りと無力感に襲われた。
今の日本人は殴られるまで痛みを感じないのかと思う。
ニューヨークで、ロンドンでテロがあったからとか、
毎回選挙にすら行かないのにまたコイズミかよとか。
それまでに何かアクションを起こしたというのか。
スロウ・ライフって何だ?
キョウノスケ君に続かなくては!
[2005/08/30 12:25:32]
NAME: miyata
URL
お二方、こんばんは!
なんと、ヴァン・モリソンの「ムーンダンス」とは!
やられたあ〜(笑)!実は僕そのアルバム未聴なんですよ。
僕は「アストラル・ウィークス」が大好きで。コレかなりスゴい作品だったので。
十代の時そのアルバムに出会って以来、彼の他のアルバムには手を出していないんです。
「ムーンダンス」も必ずいつかはブチ当たらなくてはとは思っていたんですが。
こんな不意打ちでやって来るとは…(笑)。
>ハーブくん、
この詞に出てくる車がプリウスなんですか?では、僕も詩歌調で。
ヴァン・モリソンの音楽は、湧き出る泉に良く似てる。
奏でる人の心は、泉の水面に揺れ映える。
その水面は、西日に輝き、夕立に乱れ、木陰に寄り添い息をつくことはあっても、
深く深く底へと向かう闇は、ただただ一心に、僕らの心の矢先へ続いてる。
何故ならソウル・ミュージックは、暗き道をも照らす灯火のように。
キャラバン隊を迷わすことなく吹かれる喇叭の響きのように。
探求のビートと、敬虔なリズムと手を取り合って踊るから。
魂のシャウターは、妥協なき道を馬を駆って進むから。
>アーノルド坊やさん、
どうもありがとうございます。(ここでは友人として笑。)
毎回支離滅裂になってしまってますが。反応、嬉しいです。
僕もこういった現実に、寝耳に水というか、ハッとさせられまして。
戦後の日本の平和は、世界最強の軍隊に守られているという現実の上に成立しているわけで。
今後、世界の多極化がさらに進んでいった場合、日本もいずれは単独で独立を維持できる
方向へ向かわざるを得ない日が来るのではないかと思いました。
虎の威を借りてるから自信もなく、隣人とも仲良く出来ない国なんて、
そのうち世界からも相手にされなくなるのではないかと思います。
そして、アメリカが作り上げる「絶対悪」の存在には、疑念が強く残ります。
[2005/08/30 01:31:49]
NAME: アーノルド坊や
おっ。ハーブ君、『ムーンダンス』聴いたのね。
深くて蒼い森の中を泳ぐにはこれ以上の音楽はないねえ、自分にとって。
すごいなんていうか、得体の知れない情感というやつが込み上げてきてね、
どんどんと。
よそ行きの言い方をすれば、自分なりの神秘性が出現してくるというか。
ハーブ君、少し話しただけなのに、
この詩はまったくもって自分の実体験だよ。
ここまで想像力を呼び起こしてくれる、『ムーンダンス』はやっぱりすごい。
とりわけ、「イントゥ・ザ・ミスティック」。
本当にどうしようもないくらいに、無限大の想像力をもたらしてくれる。
しかも、聴いた人それぞれ想うことが全く違うんだろうな。
すごい、すごいちからをもった歌。
ところでキョウノスケ君、夏休み返上でどでかい勉強をしているようだね。
積極的に思考をめぐらせるその姿勢、すごい刺激を受けるし、励みになる。
9/11には今後の日本を占う大きな選挙があるし、
僕も日々、知っていかなくてはならないことが多いと痛感します。
日々の生活に追われて、身近やあるいは遠く(実際は遠くはない)で起こっている
様々な「現実」に目を背けてしまう毎日。
ここを覗いているみんなは、キョウノスケ君のそのアグレッシヴさに
ごっつ刺激をもらっていることでしょう。
続かなくては!
[2005/08/29 23:19:53]
NAME: ハーブ
トランクにお弁当とお気に入りの音楽を詰め込んで
隣町のその向こうに見えるあの森を目指す
車窓からは日々の喧騒がスローモーションで流れすぎてゆく
そして
音もなくただただゆったりと森を泳ぐ古くて小さな車
唯一聞こえてくる音は
シンプルなギターと透き通った唄声が苔むした岩肌を優しくなでる響き
そして
泳ぎ疲れたその車は来た道を帰るともなく返ってゆく
来たときとはまた別の表情を浮かべるあの街へ
ヴァン・モリソンとある男にまつわる物語
[2005/08/29 22:13:35]
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