今日は、どうもありがとう。
ようやく、返事が書けますね(笑)。
スーパーカーのジャケット・デザインの原画を観て、
ああ、この人だったんだと思いました。
原画を観たら、色もドギツいし、モチーフもグロく、
もありながら、どこか品もあり。こちらの善し悪し、
好き嫌いをはねつけるくらいの圧倒的な存在感がグッと来ました。
視覚的感覚で、あらゆる感覚に訴えることの出来るコミュニケーション力の豊かさ。
グラフィック・アートの真髄と言えますね。
60年代頃のポスター原画などは、いかにもな
ポップ・アート全盛期の雰囲気が色濃く出ていてカッコ良かったし。
個人的にはこっちの方が普通に好きかもしれませんが。
やはり凄いと思わせられるのは、最近の作品の方でした。
(ポップ・アートは本来、誰が作っても、
あまり視覚的個性を判別できない、匿名性が強いという面が
最大の特徴でもあるわけですが。
ヴァルター・ベンヤミンの複製芸術論の中で知った
「アウラ」、芸術の一回性の消失が加速した時代に現れた、
複製の複製コラージュ的作風を思わせるトコロの。
それでも後期の作品は、あくまでポップ・アートの手法を残しつつも。
余裕でその芸術形態の範疇の枠をブチやぶってる力強さを感じますよね。)
最後に観た、相原先生とタッグを組んで、
あがた森魚氏が音楽を担当していたアニメーション、
「FETISH DOLL」は、決して美しくはないグロテスクで異質な
性的イメージの断片が流動するサイケデリックな作品で。
ブッ飛んでて、特に面白かったですね。
映像の異様さとは対照的な、あがた森魚氏ののどかなインストも印象的でした。
逆に、アニメーションの背景音楽ってこんな力の抜き具合でも、アリなんだなと思いました。
さてと。またこれから、お互い忙しくなりますね。
僕もちょっと、脳みそをぞうきんみたいに固く搾らないと(笑)…。
頑張りましょう!(現在、情報デザイン学科の学科長だそうです。)
[2006/06/19 23:19:13]