遂に。
ペイル・ファウンテンズのセカンド・アルバムが初国内盤化。
仕事の帰り道、自転車に乗りながら爆音で聞いてしまった。
思えば99年の冬にファースト・アルバムの国内盤化以来、実に5年。
地元のCD屋で働いていた頃、ちょうどネオ・アコースティックの再発が盛り上がった。
(正確に言えば、盛り上がっていたのを遠目で見ていた。)
その頃確か、セカンドも新譜情報に載っていて楽しみにしていたのだけど、
いつの間にか姿を消してしまったのを覚えている。
嬉しいね。
だってペイル・ファウンテンズの英国盤のブックレットはいつも見開き2ページ。
原詩さえも確認出来なかった。
その頃僕が勝手に決めつけた自分の5本指は、
アズテック・カメラ、スモール・フェイセズ(デラム、イミディエイト期)、
スタイル・カウンシル、ローリング・ストーンズ(スティッキー・フィンガー以前)、
にこのペイル・ファウンテンズだった。絶対に譲れない音楽。
純粋に、男らしくてかっこいいもの。そんなものに僕は当時、凄く惹かれていた。
ヘミングウェイの初期短編「我らの時代/男だけの世界」や
「勝者に報酬はない/キリマンジャロの雪」なんかの世界観が大好きだった。
今振り返れば、当時の僕には音楽の知識なんて
今の半分もなかったのかも知れない。
それでも、誰に言われるでもなく
どんどん好きなものを求めて行ったあの頃。
マイケル・ヘッドは、決して不世出なソングライターではないのかもしれない。
でも他の誰よりも凄く実直で、素朴で、澄んだ瞳のような音楽を作り続けているように
僕は思う。僕は彼の音楽に出会えたことを誇りに思うし、
彼の音楽から学んだ、言葉にはならない何かをいつまでも大切にして行きたいと思う。
THE PALE FOUNTAINS/SHELTER
Yeah!
一緒に突き進もう
一緒に突き進んでくれ
君にとってすべてが満足のいく状況
新しい友達を獲得するいい方法を2つ
今 見つけた
君もわかっているだろう
僕が変化の兆しを感じていることを
一緒に突き進もう
一緒に突き進んでくれ
合っているようだ
僕は上がったり下がったり
君が見ていないときに喧嘩をふっかけている
僕はいつもその日暮らしの幸運なドリーマー
君のためならどこまでも行ける
何かが僕に囁く 一緒に突き進んでくれ
今 僕はひとりきりで限界を超えた
すべては燃えて 焼け落ちる
君の言うことにはたいして意味はない
僕が晴れの天気を捕まえることができたら
君がなんと言うか考えている
太陽を見つめながら
太陽を見つめて
まわりを見渡して
何かが告げている
僕と一緒に突き進んでくれ
lyrics by Michael Head
[2004/04/28 01:29:08]