TITLE:SONGBYRD 


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NAME: miyata   
台風。またひとつ「やあ。」とやって来て、
また何処かに行っちまいました。皆さん無事ですか?

吹き飛ばされて、どっかの電信柱にひっかかったりしてませんか?
もしひっかかっちゃったら、「お〜い!助けてくれ〜!」って言うのかな?
でも実際、そんな間抜けなセリフが言えるんでしょうか?
僕はあまり自信がありません…。

ちなみにスザンヌ・ヴェガさんは子供の時、海で溺れかけて周りの大人に
助けを呼ぶ時、「すみません、どなたか私を助けて頂けませんか!?」
って言ったそうです。子供の時からジェントル?だったんですね〜。

ちなみに僕は台風ピーク時に、仕事帰りの電車が止まっちまいまして。
その間、こないだ国立の古本屋で見つけたウディ・ガスリーの本を読んでいました。

さてここからは、毎回何故かこうなっちゃう「知ってるつもり?」なお話です。

ウディ・ガスリーと言えば、ボブ・ディランの師匠でもあり、
アメリカン・フォーク・ソングの父とも言われていますが、
フォークという言葉自体日本では、相当ダサイ言葉にとらえられることもしばしば。
でもウディーの事を少しでも知ったら、フォークの源流がどれだけ
トンガったものか!という事に気づいてもらえるのではないでしょうか。

時流に流されず、長いものに巻かれない生きざま。ミスター・ウッディ。

ウディーは30年代、株価大暴落の暗黒大恐慌時代のさなか、大砂嵐にもめげず、
全米をホ−ボー(放浪者)として渡り歩き、その間に聴き覚えたメロディーに、
生活の実感を日常の言葉にのせ、1000をも超える歌を残しました。

今日、彼の半世紀に及ぶ生涯の中から生み出されたその1000の歌は、
アメリカのフォークソングの基盤となっているそうです。

以下、ウディのナイスな言葉。

〜あなたはソングバード(歌姫)です、まさにこの瞬間。
今日のあなたは、昨日のあなたよりもっと良いソングバードです。
なぜならあなたは少しよけいにものを知っているし、
ちょっとよけいにものを見ているから。
そして、あなたは、日影を作る木の下にただ腰を落ち着けるか、
あるいは、おそらく机に向かうだけでいいのです。
もしあなたが机に向かって座り、この古い世界を心にとどめておける
とあなたが思う方法を考え出して書き下ろすなら…。
それは意匠をこらしたものである必要はありません。
同様に奇抜な曲でなければならないものでもないのです。
とっぴなものは出来がよくありません。
あたりまえなのがずっと優しくて、
ずっと優しいのがよりよくできたものなのです。
そしてその言葉は、正確に綴るには及ばないのです。

ウディ。最高だね。あんた。
[2004/10/21 02:14:19]

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