TITLE:朝霧高原音楽祭 |
…。ゲーテさん。 220歳でそれ行ったの?やるねえ〜。 あの時は大変だったね〜。 ドノバン、いたっけ…? 確か、バエズ姉さんはいたけど。 そう言えば、荻窪のジミヘンは今どうしているのか…ねえ? 彼ん部屋には、ウッドストックのステージから180°観客を見渡した パネルが貼ってあったよ。ジャニスのパネルもあったし。 感極まると、ふすまをギターでぶち抜くという(笑)…。 CCRでセッションしたけど、上手くてついて行けなかった…。 ところで…。 あのお祭りがもたらしたものは大きいようです。 40万人も集まったもんねえ。 そこにロックの本質を見る、という意見もあるそうです。 大多数の聴衆に、同時に同様なコミュニケーションを促すと。 そう言えば、アップル・コンピューターの創設者もその昔、 ヒッピーくずれだったと言うし。 「集う」こと「手をつなぐ」ことを貴ぶ精神は、 知らず知らずのうちに、僕らの生活の中にも浸透して行っているのかも。 でなきゃ、こんなにインターネットも流行らないだろうしなあ。 と同時に、ロックが金になる。と言う事に、既存社会が気づく ターニングポイントにもなっていたそうです。 ウッドストックでは、ノーギャラ、当時無名なアーティストも 多数駆けつけていたというから、そう言う意味でも理想に 限り無く近づいた伝説となるだけのものがあったのでしょう。 情報が何よりも、時に乱暴に力として働いてしまう今日。 趣味嗜好の個別化と細分化は進み、その一方で、 まるっきり逆のこともあったり。みんな「つながる」という ことに関して、どう思っているのかなあ〜とはよく思います。 〜ロンさんとのツーショット写真。 見たら、一緒にピースしてくれてた事が判明(笑)。 しかもロンさん、目つぶってるし…。むー。[2004/10/06 03:03:49]
僕も69年のウッドストック行きました。 その時一番印象深かったのが、ヘンドリックスとジョップリンです。 ん、こいつらなかなかやるな、と直感しました。 一言で言うとサイケ〜かな。こいつら売れる!と思ったね。 そういや僕が屋台でメーランすすってるときに、 グレイトフルデッドのやつらが来てミソ2つと言ってたっけ。 そのあと、グリーンステージでドノバンを見てバラバジャガルを 熱唱しました。 3日間の小規模なフェスだったけど、どの晩もなかなかごきげんでした!! は〜でもなんかライブほんとに行きたいな〜。[2004/10/05 18:28:37]
2日、3日と野営1泊2日、 富士山のふもとで行われた朝霧JAMへ行って来ました。 野外フェスに行ったのは、69年のウッドストック以来実に35年ぶりです(嘘)。 以下、かな〜り主観的なレポートです。 1日目。まず目的地到着。天気が心配だったけど終日、霧雨。 この日の出演、ロンセクスミスTシャツを買ってさっそく重ね着。 ホッと一息、皆で乾杯〜!直後、なんと!!ロンさん、普通に屋台を物色中! 追い掛けてって背中を叩くと、察してくれたのか肩に手を回してくれて、 ツーショットで写真をバチリ撮ってもらう。 とっさに出たのはピースサイン…。感激です、ロンさん。 キャンプ設営後、ロンセクスミス。最前列、スピーカー真ん前で観る。 彼の作品はデビュー作からずっと大好きだった。バックにG.B.Drのバック・バンド。 エレアコ、キーボードと持ち替え、優しく弾き語る曲あれば、エレキでロックする 曲あり。「GOLD IN THEM HILLS」を演ってくれた。まさにこの日に相応しい…。 「もし折った膝から立ち上がるなら/なぜ僕らはそのことに気づかない/ 新しい大陽が昇って来る/丘を越えて地平線を」 次に観たのは、THE STANDS。彼らのレコードは1枚も持っていなかったのだけど、 SHACKが同郷で交流があるバンドとして、ZUTONS、CORALと共に挙げていたので 観てみる事に。けっこうカッコ良かった。ヴォーカルのルックスは明らかに ディランを意識していたし、なんか時代遅れっぽい(笑)感じはSTAIRSみたいだった。 でもSHACK、特にCORALに近い感じはした。若さゆえか生意気そうなトコも良かった。 辺りはすっかり暗くなり、MOGWAI。高校生の時よく聴いた、「TEN RAPID」からの 1曲が嬉しかった。凄い好きだった曲で。彼らの楽曲には言葉がないから、 その未分化な感情の唐突な迸りには畏怖の念すら感じてしまった。すげえと。 実は中盤、立ちながら寝そうになったんだけど…。最後が。怪物の咆哮のようだった。 全弦を素手で引きちぎり、スピーカーになぞらせながら更に数分。轟音は鳴りやまず。 蒼白の点滅照明の中、癲癇のような数分間は忘れられない。 2日目。テントにざあざあ降りつける雨音で目を覚ます。ばっちし本降り。 テント場からステージへと続く小道は真っ黒泥んこ。みんな開き直り、 深い水たまりをずんずん行く。ダンス系ステージ、現代のサイケデリック・ヒッピー 達はすっかりハイになって裸になっててもへっちゃらのよう。 そしてJUDE。昔、友達がBRANKY JET CITYが大好きで、僕も何曲か大好きな曲がある。 そこから、SHERBETSを経て、浅井健一の人柄が好きになった。STRAY CATSに魅せられ バンドを始め、ルーリードのような廃頽と、ビートの精神を継承するステキな男。 昨年のパティの前座にも相応しかった。暴走族も集ってしまうようなワルさと、 女の子も顔負けのメルヘンな世界を両立する彼の危ういバランス、 僕は好きだなあ。彼の純粋な姿勢はメジャーな邦楽の世界でも他に例を見ない。 「あまりにも卑怯な人間を見かけると/思わず涙が零れ落ちそうになるんだ」 「もうやめないか憎みあうのは/もうやめないか殺しあうのは/みんなきっと 同じだよ」「ところでマジな話をするけど/僕ってただのお調子ものに見えるかい 十中八九そういう風に見えるだろうけど/やってみなくちゃわからないだろう」 テントも無事撤去し、終盤を飾ったのはLOS LOBOS。イーストL.Aの チカーノ(メキシコ系アメリカ人)コミュニティから大ブレイクを果たした 愉快痛快なおっさんバンド。メキシコ、テキサス、スペインと様々な音楽が 織り成す陽気なロックンロールに、中には大きな輪を作って踊っている人たちも。 ロックがダンス・ミュージックであるという肝心な事を思い出させてくれました。 っていうか、単純に笑顔になっちゃって、体が動いちゃうっていうだけなんだけど。 と、いうわけで。なんか真面目に観てたっぽく思うかも知れませんが。 かなりテキトー、のんびりで。夜は会場丸ごと、霧の中に浮かんでいるかの様で。 会場の規模も適度にコンパクトで。ほとんど行こうと思えば簡単に真ん前まで観に行けたし。 始終お酒を入れて、ごはんを食べたり。寝たり起きたり。知り合いに出会ったり。 人間違いされたり。コケそうになったり。勝手にはぐれたり。 びしょびしょ泥んこになりながら、なかなか楽しい2日間でした。 参加された皆サン、お疲れ様でした。[2004/10/04 03:23:40]