わ〜。そんなにデッカイ問いを、俺に問いかけるのですか(笑)?
むっちーよ。
その言葉で思い出したのは、ウォルト・ホイットマンの
“狂気にやはり正気の面倒を見させよう!”
という言葉。大好きな言葉だけど、妖しい光を放つ言葉ではあります。
現実問題として、漫画は大いに娯楽のメディアであるし、
ある人にとっては、消費材の一つであるかもしれないし、
ある人にとっては、かけがえのない何かであるかもしれないし、
その人が芸術と言えば、その人にとってそれは芸術なのだろうし、
その人が娯楽だと言えば、その人にとってそれは娯楽に過ぎないのでしょう。
当然ながらそれは、漫画に限った事ではないですね。
しかしながら、芸術という言葉は非常にスケールの大きい言葉ではあるので、
どのような形態のモノでも、場合によっては即物的なものでなくとも、
それは芸術だ。という事も出来るのでしょう。例えば精神的な事物においても。
ただこう言った大きな問いに答えるのには、
自分のような者が語るのは、ちょっとどうなのかなあ〜とも思うし、
一方で、誰もが何らかの答えを持っていてもいいのではないかとも思います。
でも、ぶっちゃけ自分の本音で言えば。
何だって芸術なんじゃないの(笑)?
ふざけた答え方のように感じるかも知れませんが。
芸術って、言葉にする必要もないぐらい、
大きくてあらゆるものに宿った言葉のような気もします。
芸術と聞くと、僕はやはり真摯というイメージがあります。
克己的であるとか。でも僕が敢えて思うのは、芸術って。
ポジティヴなものだと思いますね。ネガティヴなものはたいした事がない。
限界が見え見え。とでも言おうか。限界が見えてしまうものはたいした事ないな。
オノ・ヨーコさんが最近のインタビューで、こんな事を言ってました。
〜ネガティヴな考えなんて、決して何も生み出さない。
単なる悪習慣みたいなものなんです。それは言ってみれば、
インテリ達の贅沢みたいなものでしかないんですよ。
ネガティヴはひとつの甘えであるのかもしれない。なんて思ったりもしました。
見かけたら、見てみるよー。
[2004/11/21 01:02:51]