■エビスサーキット・ナイトラン


レポ・・・大変お待たせいたしました。しかも文面にまとまりが無く非常に読み辛いですが、ご了承くださいm(_ _)m

4月29日、いよいよナイトラン当日です。
その日は大変暖かく、走行する私もK氏も限られた時間の中、当日の朝までマシン整備に追われる状態でした。
K氏は当日の朝に前日に取り付けた追加メーターを固定する作業とエンジンオイル交換。前日には足回りのブッシュ打ち替えが終了してから最初の週末、ブレーキパッド交換からミッション・デフオイルの交換と作業が続いていました。
私はほとんど作業が進んでいなかったので、当日朝からフロントのブレーキパッド交換、エンジンオイル交換、そして秘密基地へタイヤを取りに。
そして前の週末に取り付けた131さん提供のCDIを取り付け、稼動テストも無事に終了していたので、これで走行に当たっての整備は終了?のはず、しかしブレーキフルード交換が済んでいないので、最悪現地での交換を見込んでいました。

さてさて、今回は走る方より見学の方が多く、走るのは私とK氏の二台のみ。AE111の豆腐屋さんは前日に体調を崩し、走行は中止となりました。
当日は午後1時を目処に国道沿いの大きな駐車場に集まり、一台、また一台と集合。
参加できなかった方、予定外に参加できた方。皆さん忙しいなか集まって頂きまして、本当にありがとうございました。
そして予定を大きく遅れて、宇都宮を14:00時近くに出発。今回、こん太さんが短距離用のトランシーバーを持ってきてくれたので、先頭を走る私と真ん中を走るこん太さんがレシーバーを持ち、一番後ろにナビを装着したプリメーラのnabeさんが付くといった感じで編隊を組んで出発です。
出だしは好調で、渋滞も思ったより酷くなく、詰まってはいるものの流れているのでそれほど苦にはなりませんでした。途中はぐれたりしましたが、トランシーバーのお陰で滞りなく目的地に向かうことが出来ました。途中、私の不慣れな先導で、ヒヤッとする場面もありましたが、こん太さんのサポートのお陰でなんとかかんとか・・・(^^;)
そして二本松近辺に到達すると、市街地に向けての大渋滞が始まっており、どうやって迂回するか地図を見ながらの打ち合わせ、nabeさんのナビも駆使して道を探ると、どうやら少し手前に迂回路がある様子でした・・・そういえば、さっきそれっぽいEKシビックが道を曲がっていったんだよなぁ(笑)
そしてこん太さんからの無線を通じて迂回路を進み、地図の通りに進行。しかし地図で見ただけでは判らないトラップが・・・結果から話すと、私と同乗していたI氏のGPS携帯のお陰で地図よりも鮮明な画像を見る事が出来た結果、なんとか迷わずに進めたのですが、地図で見ただけではただの右折だったところが、実はインターチェンジの様なスロープ状に本線を下りながらの右折で、間一髪GPSの地図を見て不自然に曲がった分岐に気付くことが出来たので、何とか迷わずに現地に到着することができました。
しかし時間は少し遅れて、18:15頃になってしまい走行時間は既に始まっていました。現地で豆腐屋さんが既に待機しており、早速ゲートに向かって縦列駐車。走らない人も¥600を支払い入場。グリップでエントリーし、走行可能なコースは西コースのみ。東コースは耐久レースで使用中のため、グリップは残念ながら一つだけになってしまいました。

さて、ここから走行開始です。
現地に着くころには、連日の整備の疲労がピークに達したK氏は○○ドリンクを飲んでの走行。既に7台ほどがパドックを占領しており、あとから私達がピット出口付近のパドックを使用し、荷物を降ろして準備完了。ナイターなので、みなさん灯火類へのテーピングを施していなかったのですが、良いのでしょうか??私も最初の様子見の為のコースイン時はテーピングを施さなかったのですが、その後テーピングをして走行しました。
そして次はK氏の番です。準備が完了したので、コースイン。私もいてもたってもいられずにコースインしたのですが、そのまますぐにピットに戻りました。やはり最初は自分のペースで確認しないと、いきなり絡んでの走行は少々危険ですからね。お互いの為に我慢です(笑)
結構多めに周回後、K氏がピットインしてきて「走るのが久々なのでS字とかで、どこまで突っ込めるのか判らない(^^;)」とのこと。私は最初のコースインで少々ブレーキが怪しくなっていたのですが、とりあえず再び私がコースイン。そうすると最初のアタックで何台か抜いたのですが、今度は私がコースインするとなんだか皆さんピットイン。私は「え・獲物が・・・(^^;)」と独り言を呟きつつ軽くアタック。もう既にブレーキはエアが噛みヴェーパーロック状態。しかし悪い癖でポンピングアタック!!
1コーナーの突っ込みで探りを入れつつ2コーナーへ、最初はまだタイヤも大丈夫・・・かな?
そして続いて3〜4とコーナーをクリアしてS字からヘアピンへ。最終のシケインを軽くカットしてホームストレートへ。スロットル全開でピットウォール間近をかすめると他の人達がウォールからこちらを眺めてるじゃないですか(^^;)
「どーだ!!このEXノートは!!!」
と一人でヘルメットの中で大きな声で呟きつつ数周の周回を重ね、ピットイン。すると他の車が次々にコースイン(^^;)
なんで私の走っているときに来てくれないの??と思いつつ、 車の中での呟きはさておき・・・K氏と間髪入れずに揃ってコースイン。少しは私の方が調子が良いので、私の後ろにK氏が続きコーナーへのアプローチを確認するために、ハザードを炊きながら他の車両をやり過ごします。そして前後がクリアになったのを確認して、先ずは話に出ていたS字から。ハザードを消し合図を送ると、スロットルをゆっくりと、しかし全開まで開けてS字へ・・・。最初の右コーナークリッピング近くまで全開で侵入し、そこで縁石に乗りながら一瞬のフルブレーキング!続いて軽くブレーキを残したまま左コーナーへ。クリップを過ぎる頃にスロットルを滑らかに開けて行き、ヘアピンに向けての切り返しの軽い右コーナーを縁石ギリギリまで使って全開!そして”インべた”でクリアして続く左ペアピン目掛けてアウト一杯まで使ってヘアピンにフルブレーキング。そしてペースを落としては再び同じコーナーでアタックといった感じに、1コーナー・2コーナー・・・と各コーナーをアタック。続いて私が後ろに付いてK氏のライン取りを眺める形へ。
K氏は疲労もあり、非常に辛い状態だったとおもうので一概にいえないのですが、思い切り走りきれていないといった感じ。全体的にコースを使いきれておらず、本人もそのことを感じているらしく、今回のハードスケジュールが悔やまれます。
そして数周して再び私が前に出て走行。そしてまた入れ替わり・・・ブレーキのエア抜きすることももどかしく、ただひたすらに走りまくりました(笑)
あとはお互いの車をチェンジして自分の車の後ろに付いて走ってみたり、普段では見られない自分の車の挙動やサウンドに新鮮なものを感じました。
しかし、K氏のロードスターは本当に良い車でした♪
車の挙動、エンジンのフィーリング、足回りのレスポンス・・・エンジンのピックアップこそ軽量フライホイールの入っているハチロクが良いのですが、全体的なしっかり感がロードスターにはありました。私のハチロクはスカスカといった感じです(^^;)
私のハチロクは何を隠そう、足回りとマフラーはK氏から譲り受けた物。K氏もハチロクのフィーリングに、しばし懐かしい思いにひたっていたようでした♪
その後今回のテストの項目の一つ”CDIの効果によるフィーリングの違い”を確認するべく、K氏がピットイン。一度エンジンを切りCDIのスイッチを切り、ノーマルイグニッションでの走行。
走り出して早々、まずEXサウンドが変わり見学者が首を傾げているといった感じ。
・・・そりゃそうです、ついさっきまで乾いたサウンドを轟かせていた車が、ただ一度エンジンを止めて掛け直しただけで音が変わっているんですからね(笑)
もともとの状態から比べると、CDI用のゴールドコイルが入っているだけでも乾いたサウンドに変わっていたのですが、そこにCDIを装着したことにより、より軽快なサウンドに変わっていたのです。その効果は絶大で、K氏いわく「ヒール&トゥー時のアクセルのツキが悪くなった」とのこで、全体的にエンジンのフィーリングが重たくなった感じのようでした。
いかんせん車体は280000kmを超え、エンジンも160000kmを超える老体、さすがにくたびれてきた感のあったエンジンが点火システムの強化により70000〜80000kmは若返った感じを受けました。これは劇的です♪レブリミットまで何のストレスも無く、実に小気味良いピックアップ。

今回のCDIの効果をまとめると・・・
まず中低速のトルクが太くなり、街乗りなどの時でも発進や等速巡航から加速体制に移るときのトルクの増大を体感することができ、排気音も乾いた”はじけた音”になって、非常に爽快な排気音に変化しました。以前までの私の車の状態は、アイドリングから3000rpm近辺までの回転で”もたつき”があり、高回転での伸びにも陰りが見えてきているような状態でした。しかしCDIを装着した状態ではレブまでの到達速度が明らかに速くなりました。
低中速のトルクが太くなったぶん、アクセルを多く踏む必要がなくなったので。燃費も改善されていると思うのですが、フィーリングが良いぶん沢山踏んでしまうので、結果的に燃費は変わらないかもしれないですね(笑)

そして以下が走行していた車両を大まかに挙げてみました。
1.EGシビック・・・・・・2台
2.ランエボ8?・・1台
3.S2000・・・・・・・・・・1台
4.鉄仮面・・・・・・・・・1台
5.R32GTS-t?・・・・1台
6レガシィーB4・・・・・1台
7.マーチ・・・・・・・・・・1台(サーキット仕様のナンバー無し)1〜2代前のモデル?
8.EF9シビック・・・・・1台

etc........
あとはアコードEuro-Rシビックの4DrとかGTウィング&ユーロテール付けたスポコン仕様が居たかな。
そうそう、それからオートマのミニバンとかもいましたね。
そしてここに走っていた車両全てに対して、コーナー進入から脱出に掛けて私のハチロクが上を行ってました。
具体的にはエビス西コースの第一コーナーから2コーナーです。
第一コーナーは一番速度が乗り、コーナリングしながらのブレーキングで一番度胸とブレーキングテクニックの差が出るコーナーだと思います。
最初は軽く、その後深く回り込むコーナーなので、進入からクリッピングまでが非常に解り辛いといった特徴があります。
この1〜2コーナーで、負けた車は無かったですね。
進入だけで車体4〜5台前後分は詰められ、立ち上がり2コーナーにかけて1台分が一気に詰まります。2コーナー立ち上がりと、それ以後のバックストレートではさすがにパワーのある車には敵いませんが、脱出速度で差をつけられるので、立ち上がってすぐまでは、こちらの独壇場です。
特執すべきは、EF9シビックでしょうか。
エンジン本体にまで明らかに手が入っており、タイヤもSタイヤ、そして恐らくエンジンも含め無限製のパーツをふんだんに使っているのか、ブレーキに関してはメタルの強いパッドを使っているらしく、コーナー侵入のハードブレーキング時にホイールから火花を散らしていました。
ランエボなどの重量級ハイパワーの車に対して、コーナー侵入で距離を詰めることが出来ても意味がありませんが、トップスピードの違う軽量級マシンで、しかもSタイヤを履いている車に対しても圧倒的に進入速度が違いました。


しかし、楽しいと時間が経つのは早く、気が付けばもう制限時間30分前。
本当なら、本コース上で同乗走行をしたかったのですが、サーキット側のルールでナイターでの同乗走行が禁止になっていたので、本来予定していたプログラムを消化できず、最後に慌ててタイヤを交換して”くるくるランド”で代わるがわる助手席に同乗して頂いて軽く滑って遊ぶ程度で終わってしまいました。皆さんには「本当に申し訳ありません」と、この場をかりてお詫びを言わせて頂きたいと思います。

時間も押し迫り、ぎりぎりでサーキットを退場し、長距離で疲労の溜まる皆さんとエビスをあとにしましたが、帰りは皆さん眠気に襲われて大変でしたね。今度はそのあたりも余裕をもって予定できればと思います。だれかバンで同行してくれる方がいると助かるんですけどね。走りたい人は無理してでも行っちゃいますから(笑)


今回は私の現地状況の連絡不足から、皆さんに大変寒い思いをさせてしまって、本当に申し訳なかったです。
特に夜という事もあり、せっかくの満開の桜もゆっくり眺める事もできず、なんだかもったいなかったかなぁといった感じです。
次回は目的地の周辺状況から皆さんへの連絡と、準備を万端にして催したいと思います。
今回の寒さに懲りずに、また参加して頂ければと思いますので、これからも宜しくお願いします。

そして最後に、今回集まって頂いた車両を掲載します。(※順不同)
車種やスペック等、詳細を確認していないので、私の知る範囲での掲載となるのは許してください(^^;)

  1. TOYOTA CALLORA・LEVIN BZ-G (AE111)
  2. HONDA CIVIC Type-R(K20A)
  3. NISSAN プリメーラ(P10?)
  4. ユーノス・RordSter (NA6)
  5. MAZDA RX-7 Type-RZ (5型・FD3S)
  6. MAZDASPEED RordSter (NB型)
  7. TOYOTA CALLORA・LEVIN GT-APEX (AE86)


今回走行したのは4、7の二台でした。
見学する方が多いなかで、観ている方々にもっと楽しめる内容も考えなくてはならないなど課題が山積していると思います。
自分の感覚を確認する事に終始してしまいました。参加された方々、イベントとして要望があれば遠慮なく言ってください。
次回の開催のときには、皆さんの要望に対し配慮した形態で開催できればと思います。
時間も時間でしたので、ゆっくり食事をしながら話す事も出来ずに、帰りにミニストップで眠気覚ましを兼ねて、簡単な飲食時間しかなく慌しく終わってしまいました。
また今度ナイター走行などをするときには、その辺りを考慮して現地で充実した時間を過ごせるよう、配慮して行きたいと思います。
目玉として予定していた同乗走行が出来なかったのが、非常に残念です。

後日、同乗走行禁止になった原因についてサーキット側に確認をとったところ、どうやら以前に入場料(保険料)を支払わずに入場された方が同乗した車がクラッシュした事があり、本人に怪我は無かったそうですが。それ以来ナイターグリップでの同乗走行が禁止になったそうでした。
これもやはり走る側のモラルが原因で起きた問題と言えるでしょう。
やはりそのへんはしっかりと律して行かなければならないところと言えます。
一人の心無い者の行動で、全てのモータリスト達が白い目で見られることになってしまうのですから・・・。

※今回走行するにあたり、パーツを提供していただいた方や協力して頂いた方々には心からお礼を申し上げます。今回はおかげさまで大変充実した走行をすることができました。ありがとうございます!!







Falcon's Break!!【目次】