■ソレノイド(solenoid)
電線を円筒に巻き付けた物(コイル)に電流を流すと磁界が発生して、中に鉄芯を入れておくと電磁石となって 円筒の向いた方向に力が発生します。 バネと組み合わせると、電流の強さに応じた力で動き、電流を切ると元の位置に戻る装置が出来るのです。 これをソレノイドと呼んでいます。
電装品の多くは沢山のソレノイドが使われていますが、典型的な例はスターターモーターで、 スイッチオンと同時にモーターの先端に付いているピニオンギヤがソレノイドによって押し出されて フライホイールの周囲に刻まれたリングギヤに噛み込んでエンジンをまわし、 スイッチから手を放すと電流が切れてピニオンギヤは元の位置に収まるのです。 このソレノイドはスターターモーターのスイッチの働きをするのでマグネティックスイッチと呼ばれています。
それにしても良く出来た機構ですよね♪