■ろ行



■ロータリーエンジン(rotary engine)

正式名称は【ロータリー・ピストン・エンジン(rotary piston engine)】と言います。
クランクを用いずに、混合気の爆発をローターによって直接回転力に変えて動力を得るエンジンの事です。
自動車としてはドイツのバンケル博士によって実用化され、マツダによって量産された物が最も普及しており、 繭(マユ)のような形をしたローターハウジングと、三角形のオニギリ形のローターとの間に 3個の三日月形の燃焼室が形成され、ローターの回転に伴ってこの燃焼室の容積が変化し、 【吸気⇒圧縮⇒爆発⇒排気】の行程が連続して行われます。
レシプロエンジンと比較し、クランク機構と吸排気バルブ機構が無い為、 小型・軽量でシンプルと言う特徴を持ちますが、燃焼室が扁平で完全燃焼が得難く、 シール機構が複雑な為、オイル消費量が多いのが難点です。 しかしシール技術などの技術開発が進み、それぞれ長所短所はありますが、 現在ではレシプロエンジンから引けをとっていません。
現在このエンジンを生産しているのはマツダのみです。 マツダは環境問題に配慮した水素ロータリーの開発を10年以上も前から進めており、 これが実現すれば環境問題は勿論、電気自動車などには無い内燃機関の爽快さが楽しめる事になるでしょう。
ガンバレッ!MAZDA!!【個人的応援です(笑)】