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■ノッキング(knocking)

ガソリンエンジンの異常燃焼やこれにともなって発生する音のことです。 ガソリンエンジンの膨張行程は、まずプラグのスパークによって火炎の核ができて、 この核を中心に火炎が回りに広がって行くという経過をたどります。 このとき、プラグ(火炎の核)から離れた部分の混合気が制御に反して一人でに燃焼する現象をノッキングと言います。 「キンキン」「カリカリ」といった物を打つ(ノック)様な音をともなって発生します。 それでノッキングって言うんですね。
ヒドイ場合には高温と高圧によってバルブの損傷やピストンの焼き付きの原因となることがあります。 また、ディーゼルエンジンの場合は、ディーゼルノックと呼ばれ通常では何も問題ありません。 このディーゼルノックは発生の形態が異なります。
ノッキングの解り易い例を挙げると・・・ マニュアル車で坂道発進をしている運転が余り上手くない方を想像していただければ解るかと(笑)
よく車がガクガクして、エンジンの方から「コロコロ」とか、上記の様な「カリカリ」音が聞こえますよね? コレが通常走行時にも聞こえるようなら要注意です。信頼できる整備工場でチェックしてもらう事をお薦めします。
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■焼付き